大阪帰省から岡山へ帰るまでの旅路と、私の思考回路
これ需要あるんか?と思いつつ、もしかしたら同じような思考回路をたどる人がいるかもしれないという希望を少し抱いて書いてみます。
どうしようもなく面倒な思考回路にお付き合いいただけたらうれしいです。
「大阪メトロ」の匂いを感じて大阪を懐かしみながら電車へ
私は居住地は岡山ですが、大阪に実家がある。家族との時間、大阪での用事等で実家に帰省する機会が多い。月1くらいで大阪⇆岡山間を行き来している。もうハードルなんてものはなく、ふら〜っと関西⇆中国地方を横断するのだ。
とはいっても、新幹線に乗るという事象は私の日常生活の中ではビックイベントで楽しみである。「ちょっとした旅行気分」を味わえる貴重な乗車時間だ。
実家から新幹線に向かうために大阪メトロを利用する。私は鼻が効くので(自称)、大阪メトロに乗るとき、改札に向かうまでの階段で「大阪の地下鉄の匂い」を感じる。「どういうこと?」と思う方もいるかもしれない。正直な話、私にも言語化が難しいんだが、小さい頃から「地下鉄の匂い」を感じる。
それも「大阪地下鉄の匂い」なのだ。
東京で地下鉄に乗ったときは全然臭いがしなかった。でも大阪メトロには明確な匂いがある。私の乏しい語彙力では表現しきれない、あの匂い。岡山に飛び出した私からすると「懐かしい匂い」に分類される。
「今回の帰省も楽しかったなあ〜」と実家の最寄駅で懐かしい匂いとともに思いを馳せながら、地下鉄の改札を通り電車に乗る。
新大阪駅まで直行せずにあえて大阪駅で降りて寄り道
実家から新大阪駅までは、大阪メトロ御堂筋線を経由して行くのが最短経路。でも私は新大阪駅に直通しない。あえて「大阪駅(大阪メトロでは梅田駅)」で降りて、自由時間を楽しむ。大阪駅は新大阪駅のひとつ手前の駅なので、寄り道にあたる。あえて寄り道をすることのメリットを3つ述べたい。
・大好きなカフェや買い物を楽しめる
大阪には岡山にはまだ出店していないブランドやお店が揃っている。
欲しいものはリアルで購入してわくわくしたい派の私にとって「大阪で買って岡山に持ち帰る」という行為は、ご褒美以外の何者でもない。「大阪に帰ったらSHIROで香水を見よ〜」など、岡山にはない楽しみを大阪で体験し持ち帰る。
岡山に住んでいることで「大阪で手に入るプレミア感」を感じることができる。なんてお得なんだろう。同じ日本に住んで同じものを買う経験でも、お得がプラスされるなんて私は幸せ者ではないか。
などと考えてしまう。単純を極めし者。
・実は寄り道した方がお得になる
これは住む地域によって変わってくるので一概には言えないが、私の実家から新幹線で岡山に乗る場合、一度大阪駅でJRに乗り換えて新大阪駅まで向かい、新幹線で行く方が安くなる。
というのも、新幹線の切符に注目してほしい。(すいません、画像を写真で収めるのを忘れました。)
新幹線の切符は新大阪に加えて、大阪市内の駅まで足を伸ばせる使用になっている。JR大阪駅は大阪市内なので、新幹線の切符1枚で大阪駅〜新大阪駅〜岡山駅まで向かえるというわけだ!
ただし、切符を買うときはあえて「新大阪駅→岡山駅」で買う。「大阪駅→岡山駅」で切符を購入すると、乗車切符と指定席切符が分かれて発行される。しかし、「新大阪駅→岡山駅」で購入すると1枚の切符に集約される。
極度のめんどくさがり&すぐにものをなくす性格なので「切符が2枚になる」ということがめんどくさいと感じる。(私の思考回路の方がめんどくさい)なので、あえて切符は「新大阪駅→岡山駅」で購入し、乗車駅は大阪駅〜新大阪駅〜岡山駅とする。
とんだインチキだな!!!と突っ込みたくなる気持ちもわかる。でも切符を1枚分発行しないってなんか環境に良さそうでしょ(ご都合主義)
・551を買うために並ぶ時間が短縮できる
これも大きな理由のひとつ。
私は岡山に帰るときお土産によく551の豚まんを買って帰る。あの味は岡山にはないし、大阪帰省の余韻を岡山ですが味わうためには欠かせない。
岡山県民を極めたパートナーの胃袋をも掴んでしまう551。毎回551の豚まんを買って帰るので、パートナーもそのうち大阪県民に、関西人になってしまうのではなかろうか。
例の551は、新大阪駅で買うようにしていて、新大阪駅には551の店舗が複数店ある。(調べると5店舗もあった)
私は何回も買っているので「どこの店舗が比較的スムーズに変えて、動線上にあるのか」を理解している。ちなみに1番目立つ店舗である新幹線改札構内の551はバカ並ぶのでオススメしない。整理券がいる、並んでから受け取りまでに30分以上かかるときがあるので、いつも断念する。
大阪人の私が551に数十分も待つなんて、なんか違うだろ??という変なプライドがあって、あの店舗には並べない。でも、551は買いたい(わがままも極めし者)
そこで発見したのが、JR新大阪駅在来線の改札口と新幹線の改札口の間に存在する551だ。ここは「JRの改札を通り抜けた人だけ」しか利用ができない。つまり利用できる人口が限られるというわけだ。
大阪駅からJRを利用することによって、私はこの貴重な551の店舗で豚まんを買う権利を得ているのだ。
お話が長くなってしまいました。
というわけでやっとこさ新幹線に乗り込むのである。
新幹線では好きなように過ごして、気づいたら寝てる
新幹線での時間がめちゃくちゃ好きで、私はあの時間をゴールデンタイムだと思って過ごしている。新大阪⇆岡山間はのぞみで45分。限られた時間だからこそ作業も読書も、noteを書くのも捗るのだ。
基本的にはそんな感じで過ごしてるけど、居心地が良すぎてだいたい途中から寝てしまう。「あれ?!もう岡山?!!」とアナウンスで気づいてハッとする。ああ〜また気持ち良く寝てしまった〜と寝落ちするたびに新幹線の居心地の良さに感動してしまう。
あ、アナウンスで思い出した!新幹線名物といえば車掌さんのアナウンスじゃないかと私は思っていて。車掌さんが吹き込む日本語英語でのアナウンスが私はなんか好きだ。
「ウィー ウィルビー ストッピング アット オカヤマ」みたいな感じのやつ。
ちゃんと覚えてないけど。なんであれは車掌さんが毎回リアルタイムでアナウンスするんだろう?と毎回疑問でならない。現代は進化していて録音した音声を流すなんてもうマニュアルレベルでいろんなところでされているのに、なんであのアナウンスは車掌さんが??っていつも思う。
でもあの日本語英語なアナウンスが私は好き。お忙しい中でもそこは丁寧に人が、車掌さんが言うんだなあ〜ってなんかいい気分になる。
とか、そんなことも毎回の新幹線で考えてしまうので、そりゃあ脳みそも疲れて寝てしまうよね。
あれこれ考えてたら岡山駅に到着
大阪と岡山を何回行き来しても、だいたいこの思考回路になる。え、しんどいな。なんてまどろっこしい脳内なんだろう。
今日も同じような思考回路を巡らせて新幹線で岡山に帰ってきた。
私の大阪帰省は回数を重ねるごとにフットワークは軽くなるけど、思考回路は重たいままなのだ。
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