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我々の時代と今の就活スタイル違うのに、追いついてない採用官が多いのでは

 アラフィフである私の時代どころか、多分2005年あたりまでの就職活動と、今では、全くそのスタイルが違うようです。

 我々の頃は、百科事典のような雑誌が段ボールで、リクルートやマイナビ等から送られてきました。
 大学の就職セミナーで書かされたアンケートを元に発送したのだろうと思うも、そういうセミナーがなかった大学に進学した中学高校の同級生達にも届いたと聞いたことがあります。
 専卒の人はどうなのでしょうか?。
 専卒だと学校推薦で、複数希望できないという縛りのある学校もあったと聞きますし、理系だとゼミ推薦でほぼ内定という人ばかりでした。

 その雑誌の巻末には、面接希望の手紙のページがあり、それをハガキ職人の如く、せっせと書いて送るスタイルです。
 勿論郵送もありましたし、履歴書は手書きです。

 携帯電話もない時代でしたから、家の一般電話にかかってくるわけで、次の面接や合格通知に、電話にでることができなかったら、お流れという企業も、まだあったようです。

 そんな時代を過ぎて、今はネット上で、まずはインターンシップと言うものや、会社説明会に登録するそうですね。
 これ、いちいちスマートフォンでしていたら、手痛くありませんか?。

 方法が変わったとはいえ、就職活動という事では、定年過ぎた方や、私の親世代を見ても、面接内容と入り口が変わっただけで、中身はたいして変化ない気がします。

 私自身、採用業務はしたことありませんが、毎年の新入社員教育に少し従事していた事があります。
 入ったばかりの緊張もあるのでしょうが、会社カラーというものがあり、相応に揃えた(落とした)のだろうと感心はしております。

 一方で、前職の採用関係者や、転職活動で伺った際に出てくる採用官を見ていると、「昔と変わらない人が出て来るな」と、高確率で感じもします。

 落ちた学生がどういう人達だったかは見てないのでわかりませんが、明らかに前職では、会社カラーにマッチした人が求められてもいましたので、違うなと感じる学生さんは落としていたようです。
 一つ聞いたのは、「つまらなそう」「ぱっとしなさそう」。
 ですが、大手でも似たようなものだと思います(その前に学歴や専門スキルの壁ではじかれるでしょうが)。

 つまり、話題性がない、花がないという事だと思います。
 会社カラーというのは、一緒に仕事したいかと言う採用官のエゴでもありますので、仮に落ちたとしても、「合ってなかった会社」として、別の企業にアタックした方がいいです。仮に入社しても、辛くなることあるでしょうし。
 新入社員面接の場合、ほぼ固定的な面接だと思います。
 毎日何人も会うわけですから、何がしか採用官がハッとする要素を持ち合わせてなければ、思いに残らないわけです。
 ほぼほぼ、どこも受からない学生さんは、自身のスペックに見合った企業を訪問していないか、ご自身がつまらない、花がない生活を送って来ているのどちらかではないでしょうか?。

 学生さん側ばかり詰め寄ってますが、採用官にも問題はあります。
 今、採用官をしている方は、ベンチャーでない限り、未だ旧態面接で受けた方です。その為、手法や考えも昔々のままです。
 転職活動でも、新入社員のような決まりきったやり方の選考をしてくる会社が、たまにあります。この年で作文を求める企業もあり、どういう考えで採用活動をしているのか、迷い悩みます。
 そう考えると、恐らくそういう企業の採用官は、杓子定規の中で凝り固まった社員しか求めてないわけであり、あまり採用に熱心でないようにも感じます。採用に熱心でないというより、仕事にあまり熱心さがない。それは前職みていても、なんとなくわかりました。

 また、Web登録や選考の方法に慣れていない採用官もいるようです。
 それ以前に、仕事を捌く能力がないようにも感じますし、メールでの合否通知にて、名前を間違える方もおります。そういう企業に限って、やたら履歴書の文字が汚いとか、書いている内容がおかしいとか突っ込んでくる気もしてます。

 落ちた会社は、求められていなかったという事もあれば、合わない環境だったとして、次行きましょう。


情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。