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L'OSIER 2023.06


はじめに

ミシュラン三つ星のフレンチ、ロオジエに参りました。
運良くキャンセルを拾うことができ、念願の訪問となりました!

勝手に評価!

  • 総合評価:4.4 とても良い!

  • 料理・味:4.5

  • サービス:4.5

  • 雰囲気:4.4

  • コスパ:4.0

実際に食べたもの

4品のランチコース
Les Belles Gourmandes (22,000円、税込みサ別)を頂きました。

アミューズブッシュ

一口サイズのタルト仕立て

早い段階でパンもお持ちいただきました。

サワーブレット
アツアツの状態で頂きます。


(時計回りに右奥から)
胡桃のパン、オリーブのパン、ミルクパン、バケット

下の4種のパンは好きなものを好きなだけ頂けました。
どれも癖や酸味はマイルドで、小麦の優しい甘みやそれぞれの素材の風味を感じます。
結局、この日はトータル12個も頂きました(笑)


オリーブのパンには、オリーブがこれでもか!と入っていました。


パプリカのスープ
トッピングには、タコとスイカ。

まず感じるのは、パプリカの優しくまろやかな甘み。
タコもスイカも小さいのに、しっかり存在感と調和を感じる。

前菜

宇和島産イサキのマリネ

イサキと組み合わせるのは、胡瓜とキャビア。
胡瓜の瑞々しさとキャビアのしっかりとした旨味が合う。
特に、乾燥させたキャビア粉で作ったチップスが良い仕事をしています。

魚料理

ハーブのクルートを纏った宇和島産甘鯛
フヌイユソース

舌の上で解れるふわふわな甘鯛をハーブやバターの香ばしい風味が包む。
ソースは優しい甘味と、後から貝から来る磯の香りが鼻をくすぐる。
こってりし過ぎず、あっさりし過ぎない。

肉料理

愛知県産恵鴨のロティ


鴨は皮目はカリッと、中は溢れんばかりの旨味。
勿論、臭みなんて全くございません。

しかし、何より美味しかったのはソース!!
鴨のエキス、フォンドボーやバターを使ったソースはとろとろ。
いくつにも重なった旨味や甘味に、思わず追いソースを。(笑)

デザート

梅酒と柑橘のシャーベット

梅酒と甘酸っぱさが爽やかな柑橘とよく合います。
一気にお腹がリセットされます。


チェリーのバリエーション

洋酒香る濃厚なバニラアイス、まっすぐな甘味が特徴的なアメリカンチェリー。
バジル香るシャーベットで爽やかさが加わることで、印象を残しながらもスルッと頂ける一品となっています。
これは、日本のさくらんぼでは体現できない美味しさ。

一口大のデゼール

指2本で簡単に潰れてしまいそうな、小さくて繊細なデゼール。
特に、2種類のクリームの入ったシュークリームが美味しかったです。

フリヤンディーズのワゴン
ワゴンから好きな物を好きなだけ!


特にピスタチオのメレンゲ菓子(?)が美味しかったです。
ピスタチオの風味が濃ゆくて、ふわふわ。

サービス


流石三ツ星!と感じるようなサービスでした。
理由は3点。

①心細やかなお心遣い

食後の紅茶
カトラリーがまぶしいです…

食後の紅茶の選択肢が沢山。
悩みに悩み、それぞれ1つずつに絞りました。
すると、2つのカップに2種類の紅茶を注いでご提供してくださりました!
大きいカップには自分が選択したもの、小さいカップには連れが選択したもの。

メインに合わせる赤ワインもハーフずつにしてくださりました。
至福の飲み比べ!

②ユーモア溢れるスタッフ様
初訪問にも関わらず、スタッフ様からご冗談やイジリ(笑)を頂き、終始笑みが溢れていました。
また、支配人の方からは、フレンチが「日本の食材では完全に再現できない」「3週間で修行をお辞めされたミュージシャン」など面白いお話もいただくことができました。

③徹底した雰囲気作り
一つ一つピカピカに磨かれたカトラリーには、ロオジエの字。
また、店内はシャッター音付きの写真撮影は禁止。
ロオジエの世界観をしっかり楽しみながらの食事となりました。

ゲスト一人一人を楽しませようとされるスタッフ様方に、完全に惚れ込みました!

お値段

ランチコース2人前、ドリンク4杯。
トータルで60000円/2名でした。
思ったより、高くなくてびっくり!

まとめ

お食事やサービス、そして重厚な雰囲気。
ハレの日に伺いたい、とっておきのレストランとなりました。


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