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Netflixオリジナル作品『全裸監督』で学ぶ……って、何を?!

ここ大阪でも緊急事態宣言が出ましてその後解除にはなったものの、私は相変わらずほぼひきこもりの生活を続けています。

そろそろ面接に行って、仕事しなきゃなぁーとは思っているのですが。

……そろそろ夫の視線もあ痛たたた……なことですし(汗)。

ところでこの前、Netflixで『全裸監督』を観ました。

その中で私が個人的に学んだことを書いておこうと思います(ちなみにネタバレはありませんし、それ以前に感想ですらないような気もしますが)。

この作品は「地上波ができないことを成し遂げた」ということで既に絶賛されていましたし、そのことについてここで今更私が何か書くのもなんだかなぁー。

なので、既に評価されている「予算の自由」「性や反社などに対する表現の自由」「女性の自立と自由」については、ここで割愛します。

もう一つ「ビジネスでも勉強になる」ことも評価されていますが、私が書きたいのは強いて言えばこの分野になるかと思います。

話を戻しまして、何を学んだのかと言いますとですね。

 1.「横の動き」は非常に大事

 2.時代が進んだ後の時代になればなるほど、形ある物よりも形のない概念や観念の方が、より重視されていく

 3.マイナスが大きければ大きいほど、それを克服した時により大きなプラスとなって返ってくる(ただし、それをどうやって使うのかと冷静に考えられるところまで克服する必要があるので、非常に難しい)

っていう話です。

これ全部、第一話『裏の世界』で学べることです。

まず1番の「横の動き」については「ほとんどの日本人はそれが大事であることに気付いていない」のです。

これはある意味、チャンスですよチャンス!

その「横の動き」とは何なのかと言いますとですね。

主人公の村西監督が「堅気の世界から(ヤクザの世界である)アダルト業界に行くところ」の動き、なんですね。

堅気の世界から踏み出すところは頂けませんが、これは「英会話教材のセールスマンからの異業種への転業(転職というよりも)」と言えなくもありません。

私がこれまで日本で生きてきた感想を言わせてもらいますと、日本て「縦の動きを非常に重視」するところがあります。

だから、一つの同じ職業や会社でがんばる人が評価される傾向が強いんですよね。

例えばサラリーマンなら大きな会社に入って、そこでお仕事をがんばって順調に出世していくとか。

あるいは学者さんなら、研究をがんばって狭い範囲の専門分野を深く掘り下げていくとか。

スポーツ選手も同様に、ひたすら練習する人が高く評価されて引退後のことを考えていろいろやっている人はいろいろ言われるという傾向があります。

(あれ、何でですかね。スポーツ選手ってケガや病気などで急に引退せざるを得なくなることも多いですから、引退後のことを考えるのはむしろやらなきゃならないことだと思うのですが)

この時の村西監督は「優秀な営業マンになれたのに、会社の売り上げが持ち逃げされたことで給料が支払われず職を失い、奥さんは不倫して子供とともにいなくなって、自暴自棄になっている」という状態でした。

そこで出会ったのがトシという、ラブホテルの客の音声を録音して売って生計を立てていたヤクザ風の男です。

トシにいつも録音しているラブホテルに連れて行かれ(て、隣の部屋の行為の音声を聞かされ)た監督は、そこで突然とあるアイデアが閃きます。

テープのタイトル欄に「英会話教材のセールスマンの妻と見知らぬ男」と記入し、こうすればもっと売れるとトシに渡すのです(で、後にほんまにバカ売れします。売れた理由はこれだけではないですけど)。

この瞬間に2番と3番が発生しています。

まず2番ですが、テープの中に入っている喘ぎ声も厳密に言えば形はありませんが、それが入っているテープそのものは形のある物です。

その形のある物に対して「英会話教材のセールスマンの妻と見知らぬ男」という形のない抽象的なタイトルを加えます。

するとお客さんには「その喘ぎ声の主をもっと具体的に想像しながら聞く」という楽しみが追加されることになります。

そして3番について、この「英会話教材のセールスマン」とはそれまでの監督自身のことであり、その「妻と見知らぬ男」が不倫している現場を目撃してしまったことで自暴自棄に陥っていたわけですが。

この体験を活かすことを思い付き、そして実際に活かせたことで「辛い経験だったが、それはもう過去のことだ」と克服できた瞬間を表わしている、とも言えるかと思います。

以上で1~3番までの説明は終わりですが、この中で私が最も言いたかったのは断トツで1番ですね。

日本人は真面目だから、この「横の(方にシフトする)動き」を挫折とか失敗とかという嫌な言い方をして、忌避しようとする傾向があります。

だから私は声を大にして言いたいのです。

「今がチャンスだ!」と。

横から来る人材は極端に少ないですから、それ故にどこの業界も視野が狭くなりがちです。

視野が狭くなるとその分、画期的な商品や機能、システム等は生まれにくくなります。

そして転職を繰り返す人は根性がないなどと悪く言われがちですが、転職を繰り返す人にしかわからないこともあります。

実際に私がそんな根性なし人間の一人でしたが、結果的にはそうやって得られた情報から投資をして、今ではコロナで面接に落ちても困らない程度の資産を持つことができました。

……良かった良かった……って、良かったのか?(面接落ちてるやん。泣)

そしてゲームやアニメ、漫画などの娯楽作品も情報源の一つです。

「娯楽作品を楽しむのは時間のムダでは?」

「こんなことをしていて良いのだろうか?」

そのように思わないで、是非その作品を楽しんだ上にいろんな勉強もさせてもらいましょう。

では、どうやって勉強させてもらえば良いのか?!

今回の記事は以下の電子書籍での具体例の一つです。

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