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スペイン滞在先ホテルの評価【2023年5月版】

2023年5月16日~2023年6月2日までの約2週間、個人でスペインを周遊していました。

スペイン旅行にあたってパッケージツアーを使用するか迷ったのですが、白い街のスタート地点「アルコス・デラ・フロンテーラ」を訪れたかったため個人旅行にしました。団体旅行のパッケージでは、上記が基本的に省かれるので選択肢がなかったとも言えます。

ですが結果的に、好きな場所に好きなだけ滞在できたり、体調や気分に合わせて場所を移動したりなど自由な旅ができました。

基本的に私も同行者も出国前は美味しい料理が食べれればいいと思っていたので宿泊地の条件は緩かったのですが、いざ行ってみたらこれはまずい……というようなホテルを取っていることもありました。
なので結果的に、宿泊場所は最低限健康的で文化的な生活が送れて治安がいい場所、というこだわりがあることが分かりました。

ちなみに現地でホテルを変更する際は、以下の条件で探していました。

  • 治安がいい場所

  • 1人1泊15000円まで

スペインはスリや置き引きが多く、大きな街には移民街などチキンが宿泊するには荷が重い場所もあります。どんなホテルに泊まったか、はたまたどんなホテルは変更をしたか、備忘録を残したいと思います。

※★はbooking.comでのスターランク。
※ホテルにはスリッパや歯ブラシセットなどのアメニティがほぼありません。私たちが今回泊まった中では5つ星のホテルのみに置いてありました。
※スペインではレセプションがある所を0階、日本での2階⇒1階と表記してありました。

【バルセロナ】★★エル ハルディ

「エル ハルディ」にはスペインに到着した日から2泊しました。
飛行機の中で死ぬほど体調が悪かった影響で、バルセロナに着いたときにはかなり死人に近い状態でスーツケースをコロコロしてました。

場所は14世紀に建てられたサンタ・マリア・ダル・ピ教会前の広場(以下ピ広場)の一角。空港バスが発着する「カタルーニャ広場」からも徒歩10分という好立地です。メトロの駅も近いので他の観光地にも行きやすく重宝しました。

お部屋は二つ星ホテルなので狭いけど清潔。日本のホステルや民泊を思い浮かべていただければいいかと。でもバルコニー付きの部屋だったので教会前の広場と青空が見えて開放感がありました。

バルコニーから

夜も観光客を含め大勢の人が出歩いていて治安は悪くありません。ただその代わりホテルの前のピ広場はバーが多いので、夜中まで騒ぐ声が聞こえてくることも……朝は鳥の声が聞こえてくるほどの静けさ。地元の人たちの散歩や通勤している様子など、生の生活を垣間見ることができます。

部屋の設備は基本的なベット・バス・トイレ・テレビ・タオル・シャンプーなどはそろってました。Wi-Fiも遅いけど普通につながります。
ただし冷蔵庫は無いですし、ドライヤーは受付のお兄さんに言って貸してもらいました。

受付のお兄さんは皆さんほんとうに優しくて、英語のできない日本人相手に辛抱強く説明してくれました。英語も聞き取りやすかったです。

基本的に宿泊費は現地払い。朝ご飯は同じく現地払いで6€。
ちなみにレセプションのお兄さん曰く「(ピ広場周辺は)他のお店もいっぱいあるからそっちで食べたほうがいいよ」とのことです。同行者は1度食べてましたが、もういいかな、とのことです。

エレベーターはこれ壊れないかな?と思うほどボロボロで、2人とスーツケースが乗れば満員。年季の入った代物です。

辛かったのは、ホテルが2階のためスーツケースを持って階段を上がらなければいけなかったこと。女性一人では無理かもしれません。

住所:Plaça Sant Josep Oriol, 1, シウタ・ベリャ, バルセロナ


【バルセロナ】★★★SM ホテル テアトレ オーディトリ

1日だけ同じホテルが取れなかったので、宿泊先を移動することに。タクシーで移動したのですが、地元の人の中では「テアトレ オーディトリ」で通じるみたい……?です。

かなり中心街から離れた場所でしたが、周囲は静かで過ごしやすい環境です。治安もよさそう。ただしチェックイン前に荷物を預けるとお金がかかるので要注意。スーツケース二個で14€くらいでした。(うろ覚え)

お部屋は広々としていて電気ポットと冷蔵庫があり快適です。シャワーブースも全部閉まる形式?で水の飛び散りが防げるのは濡らしまくる身としてありがたかったです。ちなみにWi-Fiは全くつながりません。あきらめましょう。

朝ご飯も種類が多くフルーツからパン、生ハム、野菜など大概のものはそろっていて不自由はしませんでした。スクランブルエッグが美味しかった。

最寄りのメトロへは徒歩10分くらい、サクラダファミリアへは徒歩15分くらい。路面電車にも近くから乗れます。鉄道が好きな同行者は非常に興奮していました。

住所:Ribes, 71, アシャンプラ, バルセロナ


【マドリード】★★★★ラファエルホテルス アトーチャ

ラファエルホテルアトーチャには2泊しました。

マドリード主要駅であるアトーチャ駅近くのホテルを取った……つもりがアトーチャ駅から徒歩10分~15分くらいかかりました。

地図ではすぐ隣なのですが、アトーチャ駅が高台にあるので一旦逆方向に降りるor構内を通って地上階まで移動する必要があります。一応グーグルマップなどで道を事前に調べておくと安心かなと思います。

ホテル自体はとても良いです。さすが四つ星ホテル。今回は使いませんでしたが、ホテル内のプールやジムなども使用できるそうです。周辺はオフィス&住宅街なので治安もいいです。

ちなみにカードキーが使えなくなりフロントのおっちゃんに申し出るとめちゃくちゃ笑われました。そしてそこから一気にフレンドリーになりました。なぜだ。

朝ご飯は肉(主にハム)の種類が多いです。そのほか野菜・フルーツ・パンなどそろっていました。特にモッツァレラチーズと薄切りのトマトで自作したカプレーゼもどきは最高。ヨーロッパの良さを痛感しました。朝食会場は0階フロント向かって右側のレストランで提供とのことです。

お部屋は広くてポットがあるのがとてもうれしかったです。ただ冷蔵庫は無く、ドリンクを冷やすためのクーラー?みたいのがありました。WIFIは遅いけど繋がります。

観光に関してもあんまり便が良いとは言えません。
最寄りのメトロ「Delicias」駅まで徒歩5分~10分程度。そこから繁華街の「sol」駅までも10分程度。合計20分くらいです。

ただピカソのゲルニカがあるソフィア王妃センターは徒歩15分くらいなのでお散歩感覚で歩けます。


【マドリード】Estudio Lavapiés cerca de Antón Martín

マドリード中心街のアパートメントをホテルとして貸し出している宿泊施設です。宿泊費は2泊で2万円前後と手頃だし、中心街に近いからいいやん!と予約しました。ですが実はここ、マドリードでも移民や低所得者が多く治安が悪いと言われる「Lavapies(ラバピエス)」に位置していました。

実際アトーチャ駅からタクシーで向かったときに、道中移民の方が沢山いらっしゃる場所に入っていった&めっちゃ凝視されたので、ん?と思ったのですが、着いた場所はこれまた建物が年季が入り、音楽がガンガン流れる場所で、同行者とこれはやべぇな……となりました。多分慣れてない人は夜歩けないと思います。

結局ここには泊まらず、別のホテルを予約したので詳しい設備などは分かりません。ただ洗濯機などは中古っぽかったかなぁと。Wi-Fiは普通に通じました。またデポジットとして100€必要です。

場所:14 Calle de los Tres Peces, マドリード市内中心部, マドリード
※Googleではホテル名は出ませんでした。


【マドリード】★★★★ユーロスターズ カサ デ ラ リリカ

マドリードの繁華街やsol駅へ徒歩5分以ほどで行けるホテルです。私たちは当日予約だったので一泊2人150€くらいでした。

サン・フェルナンド王立芸術院のすぐ裏に面しており、carrefour(スーパー)やEl Corte Ingles(デパート)も近いので生活には全く困りません。ちなみにMANGO(ファストファッション)などがあるファッション通りにも近いです。

ホテル内の設備は古めですが、清掃は行き届いている印象。アメニティはありませんが、ケトルなどは置いてあるのでとても快適です。お部屋も広め。
ただしタクシーがホテルの前まで着けれないのと、建物に囲まれているためシティービューは上層階しか期待できないです。

朝食はつけてないので分かりません。正直つけなくても周囲のお店で食べたり、スーパーやデパートで買って来れるので問題ありません。ちなみにcarrefourのクロワッサンがめちゃくちゃ美味しかったです。サクサクなのに0.3€くらい。

立地がめちゃくちゃいいし、日本のシティホテル相当のサービスを受けられるので宿泊先の候補の中に入れてもいいと思います。

場所:C. de la Aduana, 19, 28013 Madrid, スペイン


【グラナダ】★★Atenas Granada

出発日のマドリードはあいにくの雨。しとしとと降り続ける雨に降られながら、AVEに乗ってグラナダへ移動しました。

ここのホテルはグラナダの中心街にあるため、駅から15分ほど歩きます。(駅が郊外にあるといってもいい)しかもグラナダは緩やかな上り坂なので結構しんどいです。あきらめてタクシーやバスを使うのが賢明です。

ホテルでのチェックイン時、レセプションのパーテーションが分厚く、発音もスペインなまりが強いので聞き取りずらく何度も聞き返してしまいました。最終的には受付から出てきてくれたので分かりましたが、大きめに話してもらった方がいいかもしれません。

エレベーターは古くていつ落ちるかわからないくらいぼろいくせに、異常に降下が速いです。ちなみに2人乗るといっぱいです。部屋は5階だったのですが、エレベーターで上がると部屋のフロアに続く扉があり、ここでカードキーを読み込ませる方式です。そのため防犯はしっかりしてます。

窓からの写真。裏はアラブ人街

お部屋は良くも悪くも普通。ただbooking.comに掲載されていた部屋をイメージするとがっかりすると思います。本物は3割減と思ったほうがいいです。ちなみに窓の外は住宅がです。

朝食会場は近くのBarなのですが、私たちはチェックイン時にもたついたせいか朝食券を貰えていませんでした。でもレセプションに言えばメモ用紙みたいなのをくれるのでご安心ください。ちなみに道案内は適当すぎるので、分からなかったら確認するのが吉です。

ちなみにここ⇩

ここの朝食がめちゃくちゃ美味しい。グラナダは全体的にご飯が美味しかったのですが、その中でもかなり上位です。

バター&オレンジジャムトースト
ミルクコンレチェ(カフェラテ)とオレンジジュース。
オレンジジュースは生搾り

メニューはシンプルで、オレンジジュース、飲み物(コーヒーや紅茶など)、パン。ただこのパンに塗ってあるジャムとバターが非常に濃厚で満足感が半端ないです。

またスペインのご飯の量は日本の2倍はあるのですが、ここは1.2倍程度でちょうど満腹になる感じ。次もここだけには行きたいです。おっちゃんもめっちゃ気さくで楽しい

最初の予定ではここで3泊するつもりだったのですが、Googleマップの評価が悪く不安になり、早めにセビリアに行くことにしました。

実際は良くも悪くもない普通のホステル(ホテルじゃなくホステルに近い)。裏通りにはアラブ系のお土産屋さん通りなので、お土産物選びやご飯に不自由はないです。治安も普通。というかバルセロナとマドリード以外は意外と治安悪くないです。

グラナダ大聖堂まで歩いて5分。アルハンブラ宮殿は遠いのでバスかタクシーを使ってください。前が大通りなので結構走ってます。

ただレセプションが感じ悪い、宿泊代金が高いと欠点もあるのでもう泊まらないかな……。

場所:Gran Vía Colón, 38, セントロ, グラナダ


【セビリア】★★★★★ユーロスターズ トーレ セビリア


今回の旅行で一番いいホテルがこの「ユーロスターズ トーレ セビリア」。

急遽取ったホテルですが、めっっっっっちゃくちゃ素晴らしかったです。さすが5つ星。治安も良く、横にショッピングモールがあるので買い物も楽です。

ただし公式HPはめちゃくちゃ反応速度が遅いうえに、クレジットカードが弾かれる可能性があるので、予約を取るのなら日本にいる間か「booking.com」みたいな予約サイトから取った方が確実です。

ただ公式から予約したら無料ブレックファーストやレイトチェックインが付いてお得なんですよね……

今回取ったのはデラックスルームなのでお部屋は31階。セビリア市内を一望できる素晴らしい景観でした。ちなみにbooking.comで取って2泊2人で333€。日本円では5万円弱なので高いのか安いのかちょっとわからないです。わかる方いらっしゃったら教えてください。

お部屋の設備はポットや冷蔵庫はもちろん、バスローブ、自動開閉できるカーテンまで。アメニティ類として、スリッパ・歯ブラシ・ヘアブラシなどがあり感激しました。ちなみに洗面台も他のホテルの2倍。2人同時に使えるように蛇口も2つありました。ちなみにシャワールームの他にバスタブもついています。

手こずったのがエレベーターに乗るとき。
カードキーをエレベーター前にあるカードリーダーの下側にかざして階数を選ぶ方式なのですが、見た感じ同じ日に泊まった韓国系の方もめちゃくちゃ戸惑ってたのでちょっと難易度高めです。ちなみにカード裏面に使用方法が書いてありました……

困ったことがあったら、レセプションのお兄さんやお姉さんが親切に教えてくれました。このお兄さん・お姉さんはめちゃくちゃ英語が堪能でわかりやすかったです。この旅で一番安心できる、ザ ホテルマンという感じでした。

朝食は34階にあり、セビリア市内を眺めながら優雅にお食事ができるレストラン。個人的に一番おいしかったのはヨーグルトとサービス係の方が入れてくれる搾りたてオレンジジュースでした。さすがオレンジの名産地だな……

また私はコーヒーが苦手なため紅茶を飲んでいたのですが、この紅茶もめちゃくちゃ美味しかったです。「life of tea」というオランダのメーカーだったので帰国後通販します。というのも、スペインはコーヒーの国なので紅茶はあまり期待しない方がいいからです。コーヒーは基本的にどこでも美味しいです。

37階は展望台。34階のレストラン奥のエレベーターに乗り換えていきます。展望台は全方向からセビリアを一望できる最高なスポット。眺望を楽しみながらお酒も楽しめるバーがありました。

ガラスの上の方は吹き抜けのため、夏の暑い時期でも風が吹き抜けて涼しいです。ちなみに高所恐怖症の方はおすすめしません。床もガタガタするので死ぬほど帰りたくなります。

セビリアに旅行する際はぜひ一度泊まってみてください。
booking.comの宿泊ページを貼り付けておきます。
ステマじゃないです。


【セビリア】ON Suites Sevilla Apartments designed for adults

セビリアは元々アルコス・デ・フロンテーラへ行くための中継地だったので、アルコス行きのバスが出るターミナル「Estacion de Autobuses Plaza de Armas」のはす向かいにホテルを取っていました。

こちらはアパートメントホテルなのですが、評価が結構高かったです。前日まで泊まっていたユーロスターズの近くなので治安も普通です。旧市街までは少々ありますが、バス停が近いため移動には困りません。

参考にbooking.comの紹介ページを乗せておきます。

https://www.booking.com/hotel/es/arjona-3.ja.html?aid=356980&label=gog235jc-1DCAsoRkIIYXJqb25hLTNIM1gDaHWIAQGYARW4ARfIAQzYAQPoAQGIAgGoAgO4AtfbuqEGwAIB0gIkYWZmOTZkNjAtMTJkMy00YWY3LWIzOTgtYzhiZWY3NmMwZGY22AIE4AIB&sid=86ee4c694d6b5a489bd14c80dde01633&dist=0&keep_landing=1&sb_price_type=total&type=total&

ここはキッチン関係、冷蔵庫・洗濯機が完備。長期間滞在する場合には最適なんじゃないかなと思います。徒歩5分ぐらいのところに「MAS」というスーパーがありそこで食料品や簡単な生活用品は調達できました。

カギはアップルウォッチみたいな形で、これがないとアパートメントの1階に入れません。お部屋はダブルベットとソファーベットがあったので、久しぶりに一人で寝ることが出来ました。

ただ最初「予約取れていない」と言われたり、チェックイン前に預けたスーツケースを間違えられたりしたのがちょっと不安点。でもレセプションの方は気さくで親切なので、ちゃんとダブルチェックして見つけてくれました。

【アルコス・デ・ラ・フロンテーラ】★★★Hotel Los Olivos

【セビリア】Hotel Monteolivos AACR
【マドリード】Estudio Lavapies cerca de Anton Martin
【マドリード】
【日本】ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田

以降執筆中……
2023年5月27日更新



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