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読書記録「闇の底」

〜今日の1冊〜

今日は薬丸岳さんの作品を紹介します。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑止しようとする処刑人・サンソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が2人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える。『天使のナイフ』著者が描く、欲望の闇の果て。

Amazonより

〜読後の感想〜

子供の性被害が起こるたびに、前歴者たちが殺害される。
犯人は自らを「サンソン」と名のり、前歴者たちを殺害することで性被害を抑止しようとしていました。
犯人目線と、事件を追う刑事の両目線から描かれた作品で、個人的には犯人側の心理を見れたのはすごく良かったです。
(個人的に犯人の殺害動機や心理にものすごく興味があるタイプww)
犯人が最後まで分からなくて、色々自分の中で想像して読んでましたが、最終的な犯人にちょっとびっくりしました。(意外な犯人で…)
読んでいて辛かったのは、犯人を追う刑事が過去に自分の妹を性被害で殺害されていたということ。
憎しみと同じくらい辛さもあっただろうなと想像すると読んでいて苦しくなりました。


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