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読書記録「サイレンス」

〜今日の1冊〜

今日は秋吉理香子さんの作品を紹介します。

舞台は雪深い孤島。島の護り神である「しまたまさん」は願い事を叶え、護ってくれるという…》
島一番の美人で、かつてはアイドルを目指していた深雪。現在は夢を諦め東京の芸能プロダクションでマネージャーをしている。婚約者である俊亜貴と三年ぶりに故郷の島を訪れるが、彼には深雪に言えない秘密があった…。その秘密が明らかになった時、深雪の運命が狂い始める。
イヤミス界の新旗手による、一気読み必至のサスペンス小説。細かく散りばめられた伏線の意味に気づいたとき、思わず背筋が凍ります。

Amazonより

〜読後の感想〜

舞台の孤島全体から漂う不気味な空気感と、島民全体から感じる狂気じみた一体感…。
小さな島だからか、島民みんなが家族という古い考えが根強く残っており、主人公の幸せを願う方法?に読んでいて怖くなりました。
表向きは主人公の成功を喜びつつも、島民である主人公を島から出さないように結束していく様子は、ホラーに似た恐怖がありました。
読後に思ったことは、結局人間が一番怖いのかな…ってことでした(苦笑)


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