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私が保護猫を飼いたかったワケ

どうして保護猫なのか。その辺りを今日はつらつらと書いてみようと思います。

といっても、ショップの子を否定してるわけでも、そんな高尚な思いがある訳ではありませんので、ゆるゆるとお読み下さい。

どうして保護猫か

1年前の記事ですが、我々の住む神奈川県は、なんと保護された犬と猫の殺処分数がゼロ!だそうです。素晴らしい。

それだけ、保護動物を飼うことを選択する人が増えてきているんですね。最高です。

私が保護猫を飼いたかったのは、もちろん幼少期から動物の殺処分を減らしたい!と思っていたからでもありました。

でも、それだけでなく…
・衝動買いではなく、ゆっくり検討できる
・生まれたてじゃない限り、猫同士や人間との相性や性格をじっくり知った上で検討できる
・猫を育てるプロの方にアフターフォロー頂ける
・子猫期を抜けて落ち着いた若猫さんが飼いたい
(子猫を育て上げる自信がなかったため)

よく考えれば、保護猫さんを譲渡していただくことってめちゃくちゃメリットが沢山あるんですよね。特に我々は最後の理由(お留守番も出来る成猫さんがいい)も大きかったので、必然的にショップからの購入は考えられませんでした。

全く同じお金がかかったとしても、私は保護猫さんがいいなと思います。

保護猫は大変?

大変さについては、「保護猫」と一括りにして考えることは出来ないなと思います。

最初から慣れ慣れで膝に乗ってくる子も、お腹を触らせてくれる子もいるし。空気砲&シャー&猫パンチで最大限に警戒してくる子もいるし。育ってきた歴史の中で、性格や人馴れ度合いが変わりますからね。

子猫だと、ショップの子も保護猫さんもあまり変わらないのかなと思います。

私はまだ猫さんのことに無知な部分も多いため、人間が明らかに嫌いだ!となってる子に、お家に来てもらう勇気が持てなかったのですが…(サンシャイン池崎さんはマジですごい、神様。)

もものすけは人間のことはとても好きだけど、野良猫として1年弱過ごしてきているので、やっぱり家という環境に慣れるのには少し苦戦しています。ビビりなのでシャーも多いし、ケージの外で近づくと逃げてしまうけど、ケージの中だと自分からスリスリしてくれてお腹を触らせてくれる、みたいな感じ。

保護猫でもお家で預かられていたり、カフェで長くいる子だと、もう少し慣れるのが早いかもしれませんね。

保護猫はかわいそう?

これはもう私の考え方なんですけど、別に「かわいそうな子を救ってあげたい」という考えはあまりなくて。

なので、哀れんで「かわいそうだからうちの家族にしてやろう(そっちの方が幸せでしょう?)」みたいな気持ちを押し付けたいわけでもないんです。

野良も野良で、楽しいこともあったかもしれないし。なんなら勝手に病院に連れてこられて、狭いゲージに入れられて、最初猫さん的にはビックリしてるよなとも思うのです。もしかしたら、友達とか家族とかと急に離れ離れになっちゃったかもだし。猫さんの幸せは猫さんが決めるものです。

でもまぁ、我々と一緒にいると少なくともご飯の心配はせずに済むよ。しんどいときには病院にも行けるし。怖い目にあったりすることもないしさ。何かの縁だから残りの人生(猫生)一緒に生きていこうぜ。一緒に生きてるうちに、なんかラッキー♪と思って貰えたらいいな。そんな気持ちです。これもこれで人間の(私の)エゴだなと思います。

だから、あんまり「かわいそう」「救ってあげましょう」のメッセージ性が強い団体からの譲渡は考えていませんでした。否定している訳ではなく、価値観が違うのでお互いにしんどいかなと思ったためです。

また、何らかの(時に身勝手な)理由で、手放すことを考えている当人と直接関わってしまうと「かわいそう」と強く思ってしまいそうだったので、そういうケースも避けていました。猫さんの気持ちを考えると辛すぎて、怒りも湧いてしまいそうでした。

かっこよく書きましたが、私はわりと弱っちいので、そういう感情(かわいそうとか怒りとか)をずっと引きずってしまいそうだし、背負い続ける勇気がなかったのだとも思います。

もものすけは幸せなのか

もものすけは恐らく、野良生まれ野良育ち。
人間と過ごすのは私たちが最初で最後です。

今はまだ環境に慣れず、毎日ビクビクしてて
正直100%幸せかどうか分かりません。

ごめんよ、急に外の世界から家に連れてきてさ。
まぁ、家の中も悪くないでしょ?
家の中では出来るだけ自由に生きておくれよ。
本当に一緒にいてくれるだけで我々は幸せなので。

もものすけの幸せはもものすけが決めるもの。
でも、私達に幸せにする責任があります。
せっかく出会えたんだから、この世で1番幸せな猫になってもらおうと思います。

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