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利島-暮らし観光

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220828 夏季限定かけんま浜に出て海水を汲み、塩と苦汁をとる。大豆から作った豆乳と苦汁で、念願の手作り豆腐。この島にはかつて豆腐屋があったが時代の流れでなくなっていった。島のお母さん宅に持っていくと「わぁ、おいしい」と声を上げて呼び止めてくれた。食の細い叔父が喜んでくれて嬉

220515暮らし文化 炭焼きの準備
「炭焼きするとき、声かけて下さい」とお願いすると、後日連絡をいただく。事前に叔父がチェーンソーで椿や雑木を切り、他にも来ていた人と一緒に段々畑から切株を運び出す。道の下にある畑からは持ち上げ、上にある畑からは下ろしていく。

220715暮らし文化 炭焼き6 島のお母さん「今年が最後、今年が最後って5年間してきたけど、今年は本当に最後だろうね。旦那の疲れ方が今までと違う。」お2人は、静かに釜の前に佇んでいた。人々が積み重ねたことは、静かに消えていくんだな。

220625暮らし文化 シマテンナンショウからとった澱粉で、くず餅を作る。
すっきりとした舌触り。さつまいもに麦芽を加えて作った蜜をかける。熊笹は散歩道から。島にある物で季節の味わい。食べてもらいたく、夕方島のお母さんに持って行った。

220620シマテンナンショウから澱粉を取り出す 水を加えて、沈殿させて、上澄みを捨てる。これを3回程度繰り返したら、上澄みの水を出来るだけ捨て、沈殿物の水分を飛ばす。表面がひび割れてきた。保存が効く澱粉の出来上がりだ。

220610暮らし文化 シマテンナンショウから澱粉を取り出す 5
最初に捨てた上澄み液は黄色がかっていた。
沈殿した澱粉に、水を加えて再度沈殿するのを待つ。2、3回して澱粉を精製する。

220605暮らし文化 シマテンナンショウから澱粉を取り出す4
濾し取った液は、放置して下に澱粉が沈殿するのを一晩待つ。

220605暮らし文化 シマテンナンショウから澱粉を取り出す3
ドロドロに摩り下ろしたら、白濁した液を布巾で濾し取る。

220605暮らし文化 シマテンナンショウから澱粉を取り出す 2
水を加えながら、ミキサーでドロドロになるまで細かく摩り下ろす。

220605暮らし文化 シマテンナンショウから澱粉を取り出す。1
皮をむいたら、茎の付け根を深く切り出して捨てる。触ると手がチクチクとても痒くなるので、手袋着用作業。

220605暮らし文化 シマテンナンショウを掘る時期 茎が枯れてるころには、根は澱粉を蓄え丸々としてくる。島のお母さんがきいた話によると、ある方は8月頃に大きくなった根を掘ってきていたらしい。その頃には、根は枯れ果て姿見えないだろうから、事前にマークしておくのだろう。

220605暮らし文化 シマテンナンショウを掘りに山に入る。昨年経験した先輩が先を先陣を切る。どこに生えているか知っているのは、島を知っているから。茎が折れて澱粉を含んだ根を見失ったり、根を割ってしまったり。コツを掴むと楽しい作業だ。

220710暮らし文化 炭焼き4
火を灯し4日目の朝 出勤前に炭窯に立ち寄ると、おじが既に来て作業していた。
作業は、
これまでの酸素を入れて燃やす段階から、
次の酸素を遮断する状態へ。
窯の奥に立っていた煙突を外し、手前や煙突の穴を粘土で塞ぐ。
窯の世話が生活の中心になる。

220702暮らし文化 ご近所さんが空き地を耕し、菜園につくら変えてくださった。私は何もしていないのであるが、きゅうりが置いてあったのでいただく。野菜を介した一期一会、野菜を沢山食べられる。