- 運営しているクリエイター
2019年10月の記事一覧
連作短歌「光っているもの」
水筒のフタがコップになるようにいまも天真爛漫ですか
消費税とおんなじ年に生まれたという青年のKindle白い
挨拶がやけにやさしい水曜の雨に降られてタイヤも光る
同僚が立ったはずみにころがったマウスの青い光が夢に
クッキーが入ってたカンカンをペンたてにしていることがばれそう
むかし鳥飼っててんけど死んじゃってその日に受験受かった話
出たことのない国にいて海を見て想像のなかだけの生活
見えない短歌「夜」 Le Tanka invisibili
ルール
・架空の一首評に対して短歌を作ろう!
・きっとたのしい!
・集まった数によるけど、全首ひとこと評する予定です。集まった数によるけど。
・作品も名前もアカウントも公開するので、既発表扱いになることにご注意ください。
・ひとり一首まで!
・作り始めたばっかの人からベテランまで、誰でもどうぞ!
・タイトルはイタロカルヴィーノの名作『見えない都市 Le Città Invisibili』をもじった
自選五十首評⑧ 尾崎飛鳥さん
いただいた自選五十首をもとに評を書く企画の第八回になる。これにていただいている方はすべて。もし書かれてもいいよという方がいらっしゃれば、いつでもお待ちしています。
そしてお待たせしました今回取り上げるのは尾崎飛鳥さん。インターネット上や投稿歌壇を中心に短歌を発表されている方だ。ご本人も、わかりやすさを詠みにおいても読みにおいても心掛けておられる趣旨のことをおっしゃっていたような気がする。とにかく