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繁華街の厨房にいる、菊婆の話
私が、私自身のために、菊婆のことを忘れないようにするために、いろんな気持ちを忘れないために、ここに書く。
菊婆(キクばあ)は、14時から23時の間いつも店にいる。
学校が終わった後、何にもない時、1人でいたいけど1人でいるのは無理な時、めっちゃいいことがあった時、いろんな時があったけど、14時から16時の間ならいいよっていってくれて、仕込みの手伝いをしながら何にも話さなかったりたくさん話したり
20歳、「クリスマス限定のケーキをどうしても食べたい」という友達
クリスマスが近くなってきたときだった。
突然、高校からの友人達のLINEグループが動き出した。
元々は同じ部活の同期だった人達の集まりで、住んでいるところが近い者同士で3年ほど前からよく会うようになった。メンバーは5人ほどで、定期的に集まって近況報告をしたりする。
LINEグループが動き出したのは、そのうちの1人、ささみ(仮名)がこんなことを言い出したからだ。
「クリスマス限定の美味しい
私は何者になるのか?
先生は、ばっと立ち上がって、少し遠くにあった棚から本を引っこ抜いて、私に見せた。本を開いて、その中にいたある人の名前を指さし、この人が私の先生だと言わんばかりの顔をした。その本は、学生の共同研究室にも置いてあったものだった。
その先生は、私が勉強している分野ではとても有名な先生の教え子だった。
「先生からは、たくさんのことを教えてもらった。」
「自分の研究室の先生には、君の研究はよくわか