我が推し羽生結弦とラウールの共通点

長年様々なオタクをしてきて数々の推しがいた私ですが、ラウールという逸材に出会いハマった今、推しの中でラウールと羽生結弦にだけ共通点が多いことに気づきました。

そこで今回は、羽生結弦を好きな人にもラウールを好きな人にも双方の特徴をまとめてお伝えすることで布教していきたい!という欲望のままに記事を書いていこうと思います。(欲望のままだなbyラウール)







今回は人格の部分と技術面の部分で分けて書いていきたいと思います。



◇技術面
・恵まれた身体と弛まぬ努力
羽生結弦もラウールも、それぞれが活躍しているフィールドにおいて特に恵まれた身体を持って生まれているというのはまず第一にあるかと思います。

まずは羽生結弦についてですが、フィギュアスケートにおいて、ある程度の身長があり、手脚が長く、顔が小さく、美しく、しなやかで、必要な筋肉はつくけどそれでも線が細いというのは、それだけで氷上で映えます。
美しさを追求するスポーツですし、これはあればあるだけ良いということになりますが、羽生結弦はそれを全て持っています。
加えて、解説の方々もよく口にする関節の柔らかさと柔軟性にも羽生結弦は長けています。これは美しいスケーティングをする上でも、ジャンプして滑らかな着氷する上でも、スピンでの美しいポジションのためにも必要なことだと私は思っています。

ラウールにおいては、芸能界で様々なジャンルのお仕事をしていく中で、そのビジュアルの美しさや異次元のスタイルの良さは確実に武器になっています。それだけで活動の選択肢が格段に拡がりますし、その華やかさはたとえ無意識で見ている人間の目をも一瞬で引く力を持ちます。世界レベルで見た時にも遜色なく渡り歩けるであろうこの見た目の持つ力は絶大です。
また、ラウールも関節含めた可動域が広い印象があります。ダンスを見ていてもこうした特徴が確実に活きているのを感じます。

このように、彼らにはそもそも恵まれたものが身体に備わっているのですが、これだけには留まりません。

彼らにはその恵まれた身体を弛まぬ努力で磨き上げる力もあります。
むしろ、それがあって初めて“恵まれた身体”が“最高の身体”になりうるのです。
彼らは普段から身体づくりに関しても“今自分に何が必要なのか”を分析して、課題や目標を見つけ出し、それに対して高い思考力をもって向き合っています。
しかもその求める水準が非常に高い。
ラウールは見ている限り完璧主義に近いくらいには自信を持つまでに時間がかかり、逆に自信をもてていることに関しては、1級品レベルに達していることが多いです。
羽生結弦も、自分に満足したことがないと言うほど常にストイックに自分を高め続けています。

このように、2人とも生まれ持った恵まれたモノを生かすために、自分に厳しく努力を重ねる意識の高さを持っています。そういう姿勢は、身体つきやビジュアル1つとっても隙のない完成度の高さから如実に現れていると思います。




・卓越した憑依型の表現力とそこに付随する音楽的理解と技術力
羽生結弦は音楽的理解が深く、音を掴むことに長けています。
元々音楽好きな彼は、音のとらえ方が絶妙で、同じプログラムにおいても、演技する毎に手の表情を少しずつ変えたりすることがあります。(※これはよくスピン中に見られます。)
細かなステップや振り付けの音ハメが気持ちいいだけでなく、そうした本人に委ねられている部分でも彼は表現することをやめません。こうした絶妙な音ハメは、普段から音へのこだわりを持ち、音楽を愛している人だからこそできることでもあると思います。
音楽の背景を理解して演じ、その世界に没入する力は、こうした1つ1つの音楽に向き合う姿勢が支えているのです。
これに加えて、目線の置き所、目付き、指先の質感に至るまで、纏う空気ごとプログラムごとに変えてくるのですから、凄まじい音楽との調和を図っていますよね。

ラウールにおいても共通したところがあります。
ラウールと言えば表現力の魔術師と言われているほど(by蛙亭イワクラさん)、その表現力の高さは評価されることが多いです。
彼は幼い頃からダンスを始め、世界の舞台に立ったこともあります。
それだけ人生かけてきたものだからこそ、彼にとってダンスというものは、自分そのものを表現できる1つの手段であり武器にもなっていると感じています。

そんなラウールのダンスにおいても、細やかな音ハメは特徴の1つとして挙げられます。
ラウールの場合は、音楽好きと言うよりもダンスをすることが大好きで、それを探求していく中で表現の引き出しとして音ハメの気持ちよさに辿り着いたのでは?と個人的には推測しています。
ヒップホップで培われた基礎技術と自身で磨いてきたスキルにより自在に表現に色をつけることができるラウールは、力強い曲の時にはヒットや筋肉の微細な止めでインパクトの大きさを表現したり、また流動的な楽曲の時には可動域の広さやボディーウェーブの上手さを活かして音を滑らかにとらえて繊細に音を表現していきます。
加えて、表情、頭の先からつま先、足裏の質感、纏う空気、髪の毛1本1本に至るまで、自身を構成する全てを使って音を表現していくので、表現するということにおいて隙がありません。
また、音楽に対する解釈と表現においても、ラウールは+α自分の彩りを加えてくることがあります。本来音楽が持っている一般的な解釈に加えて自らの解釈を加えることでより深みのある表現になっているのを日々感じています。

このように、ラウールと羽生結弦という表現者として秀でた才能を感じる2人には、音楽の解釈をしっかり持てるように1曲1曲真摯に向き合い、それを表現することに全身を使いこなす技術力があるという共通点がよくわかるかと思います。



・高い基礎スキル
先程も少し触れましたが、羽生結弦もラウールも、両者ともに、表現者である前にそもそも基礎の部分で優れた技術力を持ち合わせています。

羽生結弦は、報道を見ていてもジャンプに注目されがちかと思いますが、当たり前な話ですが、ジャンプだけでは長年世界の頂点に君臨し続けることはできません。
彼は本当の意味でのオールラウンダー。ジャンプ・スピン・ステップ・繋ぎの部分に至るまで全てが羽生結弦の技術の高さを物語る要素になっています。
言うてもやっぱりまずは分かりやすいところでジャンプのお話から。
羽生結弦は様々な種類のジャンプに挑戦してきて成功させてきたスケーターとしても名を馳せていますが、驚くべきはその完成度の高さです。
ジャンプが得意なスケーターの中でも、高さを高く跳ぶ人と、飛距離を幅広く長めに跳ぶ人がいる中で、加点を多く貰う美しい完成度の高いジャンプを跳ぶためには、そのどちらもできれば欠きたくはないところです。
羽生結弦はというと、このどちらともを良き塩梅で兼ね備えていて、助走から跳躍、着氷して次のステップに至るまで、速度感が一定であるという流れのある美しいお手本のようなジャンプを跳びます。ここに軸の細さまで加わり、より美しさに磨きがかかるわけです。

次にスピン。
安定感のあるスピンを披露してる印象ですが、彼の凄さは男性選手の中では珍しい柔軟性の高さです。
同様のポジションのスピンをやるスケーターも大勢いる中で、羽生結弦のスピンは標準以上の速度と回転数で安定している均整の取れた美しいスピンだと思います。
加えて、ポジション変化での軸ブレ等もほとんど見られず、スピンにおいて重要な要素はほぼおさえているスケーターだと思います。

そしてステップ。
曲調を選ばず様々な音楽に合った表現ができるという長所は、ステップでも如実に現れています。
魅せるという点において特に目立つ要素がこのステップという要素になります。
羽生結弦の場合、スケーティングの質やエッジワークの深さという部分は勿論ですが、特筆すべきはその感情に訴えかける演技力です。
ただ振り付けどおりに体を動かすだけではなく、しっかりプログラムの世界に伴う感情がそこに乗っかっているので、説得力があるのです。
特に苦手なジャンルが思いつかない程、多彩に曲へ憑依してその世界観を最適解で伝えられる力はスケーターとしても唯一無二だと思います。
プロになってからはより一層ポップスのダンスにも磨きがかかっており、彼がダンスを習いたいと熱を語っていたのにも頷ける力量です。
人を魅了するという意識がしっかり伝わるステップを踏める、そしてまだまだ成長も止めない、そんな稀有なスケーターが羽生結弦なのです。


ラウールのダンス技術に関してですが、先程も少し触れたように、彼は幼少期からヒップホップダンスを習いダンスに親しんできました。ジャニーズに入ってからはそこにジャズ的な動きが加わり、バレエ経験者の方からはバレエも取り入れているの?と言われるような動きまで見られる程、幅広く様々な見聞、経験をダンスに落とし込んでいるのが見てとれます。
彼自身が日頃から色々なダンス動画を見て研究していることは文献から察することができますし、同じ曲を披露したとしても1年後には全く違う色になっていることもあるほど、その進化は目覚しいものがあります。
加えて、彼もダンスにしっかりパッションをのせられるアーティストです。人を魅了するということに関してトップレベルのエンターテイナーであることは、彼のパフォーマンスを見ていれば自明です。


このように、確固たる基礎技術があり、成長し続けるマインドもあって、人を魅了したいという生粋のエンターテイナーでもある…このトピックで挙げた要素だけでも、2人の努力できる天才に共通点を感じずにはいられないかと思います。



・どこで停めても美しい姿
これも絶対に外すことが出来ない共通点です。
羽生結弦とラウールは共にパフォーマンス中、どこで停止ボタンを押しても美しい姿で溢れています。
例えば、羽生結弦ならば、まず入場するその瞬間から既に意識の行き届いた所作の美しさが際立っています。演技中においても同様で、絶対に顔がぶれる瞬間でも「よくここまで美しいまま保っていられるな?!」と驚かされることが多々あります。
ラウールならば、どんなに端にいようとも、音楽に没入していて表現することをやめないですし、パフォーマンスの初めと終わりにも必ず均整のとれた絵になるフォームをとります。会見の時やただカメラで写真を撮られるときであっても、立ち姿勢が必ずバレエポジションで美しかったり、あげればキリがないほどには、2人とも画として隙がないのです。
常日頃から意識を高く持っていないとこうした所作やふとした瞬間でも絵になるなんてことは起こせないと思うので、2人の意識の高さにここでも圧倒されています。





◇人格面
・常に進化し続ける姿勢
先程からどこの項目でもこの話題に少しずつ触れてしまっているのですが、それもそのはず、2人を見ていると思うのが“天才と言われる人ほど努力する”ということだからです。
彼らは2人とも現状に甘んじることがありません。常に向上心を持って行動しています。恵まれた身体を持って生まれたとしても、既に卓越したスキルがあっても、それに感謝することはあれどそこにあぐらをかくことはありません。ファンを喜ばせるために、自分の成し遂げたいことを成し遂げるために、より自分を魅力的に魅せるための努力を厭わないのです。



・達観した考え方
羽生結弦もラウールも私より歳下ですが、私にとって彼らは人生の師として仰ぐ素晴らしい人間性を持った存在です。
人生何周目なのか?と思うことが度々あるほど、常に広い視野をもって物事を見定め、考える力を持っています。
2人とも人々の感情を揺さぶる、感情に訴えかけることが非常に上手いにもかかわらず、ちゃんと理系脳で論理的に考えることができる冷静さを持ち合わせています。
2人の人生観やそこに付随する意志や決意を聴く度に、私は気づきを得ることができます。
言葉のチョイスに1つとっても、2人とも各方面への影響に配慮しながら言葉を紡いでいるのを感じますし、こういう人間的な部分での思考力の高さ、聡明さにも共通点を感じています。



・かと思えば等身大の彼らはゆるマスコット
そうです。
こんなに褒め称えるところばかりなのに、等身大の彼らの素顔が見えてくると“カワイイ”“愛おしい”という感情が溢れてきます。
羽生結弦は音楽だけでなくゲームも好きで、好きなことには饒舌で早口にもなる、オタクあるあるな一面を持っています。
東京喰種の金木くんが好きで担当声優の花江くんにファンサを貰ってとてつもなく嬉しそうだったことも記憶に新しいです。
さらに、プーさんが好きな理由は顔が安定しているからという…。
こんな感じで少々変わってますが(笑)そこがカワイイ部分だと思っています。

ラウールはというと、あの華やかな見た目にもかかわらず実は陰キャ。友達が作れない、自分から話しかけられないというラウールは、今は固い絆のあるメンバーに対しても、加入して暫くはなかなか打ち解けられず遠慮気味でした。(お兄さんメンバーに本当に感謝だし、ラウールも頑張りましたね。)
だからこそ、今メンバーに対して辛辣にツッコミまくるラウールの生き生きとした姿には微笑ましくなる日々です。
いつでも素直でカワイイグループの末っ子として可愛がられています。

このように、実は2人とも見た目やいつものパフォーマンス時には想像もつかないような一面を兼ね備えています。







ざっくりにはなりましたが、このような形で、羽生結弦とラウールというかけがえのない推しについて類似点をまとめてみました。
まだまだ掘り下げれば出てくると思いますが、言葉が追いつかないのでこの辺りで締めようと思います。

今回まとめようと思ったのも、どちらも好きな人に複数人出会ったことや、周りからもその似ているところをもっと聞いてみたい!と言ってもらえたことがキッカケでした。
キッカケをくださった皆様も本当にありがとうございました。
上手くまとめられたかわからないですが、少しでも伝わったら嬉しく思います。





※追記
これを書き始めたのは数日前のことでしたが、奇しくも書き終わるのが今日この日となりました。

皆様ご存知かもしれないですが、羽生結弦が今日プロスケーターとして歩み始めました。

正直なところ、平昌五輪後は、本当にいつ最後の試合になってもおかしくないと思いながら試合会場に足を運んだり、テレビの前で全力で応援してまいりました。
何度もこの日が来ることを想定して心構えをつくっていたつもりでしたが、それも呆気なく崩れ去り、会見を観ながら大号泣してしまいました。
ただ、寂しくて泣いてるというより、“本当にお疲れ様”“私は貴方が誇らしいです”という想いが思い出と共に溢れてしまって涙が止まらなかったというのが大きかったです。

心が落ち着くまでに時間がかかるかもしれないけれど、こうして自分の口から伝えてくれて本当にありがとうと改めて伝えたいです。

出会ったその日からずっとありがとう。

彼が語っていた通り、これからも彼の夢は続いていきます。
これからもファンに夢を見せてくれるらしいです。

私は単純なのでワクワクしてきました。




ずっと敬愛する最高の推しです。
これからも応援させてくださいね。




2022/07/19 おわり。

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