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コーヒーと本さえあれば幸せ④「作りおき」

ドイツでは生きるためには自炊をせねばならない。コンビニもデパ地下もないし、スーパーだって日曜日は閉店法という法律のために閉まってしまう。レストランはあるけど、誕生日とか特別な時ぐらいじゃないと行けないぐらいお高い。気軽に毎日なんてトンデモない。だからドイツに来てから料理を覚えて、毎日自炊するようになった。

以前、台湾に住んでいた時は真逆で、2年間いたのに、自分で料理をしたのは1、2回しかない。ちょっと外を歩けば屋台がそこら中にあって、自炊するよりも安くて美味しいのだ。そんな中で誰が自炊するだろうか。

日本はドイツと台湾の間という感じ。屋台がそこら中にはないけれど、ちょっとスーパーに行けばお惣菜も充実していて、コンビニや自動販売機もたくさんあって、ドイツ在住の私にとっては羨ましい限りだ。

しかし、ないものはないので、受け入れるしかない。だから、いかに暇な時に料理をして、忙しい時のために作り置きをするかを考えるようになった。

そんな私が愛用しているレシピ本をみなさまに推したい。柳澤英子さんの「やせるおかず作りおき」だ。これで著者は1年で26キロ痩せたという。痩せるというのもいいのだが、もっと大切なのはレシピが簡単で美味しいということだ。美味しいので、何度もリピートして作ってしまう。メインの料理だけでなく、副菜も美味しい。

一度パーティーにこの本の「なすの蒸し炒め」を作って持っていったら、3人の人(ドイツ人2名、日本人1名)にレシピを教えて!と次々に言われた。それ程までに人々の胃袋を掴んだ経験がある。

料理は簡単でおいしいが一番!本が小さいサイズだというのも気に入っている。
自分では考えつかない料理方法を編み出す料理研究家さんはすごいと思う。


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