人生は一度きりというお話
こんにちは。
アパレル業界で働くアラフォー女子(女子って何歳まで言っていいか誰か教えて)ケイコと申します。
私は40代、1年前に福岡から一代決心をして上京してきました。そこで今回は地元である福岡のセレクトショップでずっとお仕事していた私が
「東京で働くことになるまでのお話」
をさせていただきたいと思います。
●東京を知るきっかけ
地元である福岡にあるセレクトショップで学生アルバイトからスタートしたアパレル人生。
社員になり、店長になってバイヤーを任せてもらえるようになり、展示会に買い付けに行くことで定期的に東京へ行く機会が増えました。
同じメーカーさんの展示会場で会う全国のバイヤーさんやショップオーナーさんなどアパレルお仲間さん達と仲良くなりみんなで飲み会を開いたり、一緒に展示会へ行ったり色んな情報交換をして、その中であるアパレル業界限定のセミナーへ心友から誘われたことがきっかけで、自身やお店でSNS発信、運用するようになりました。(その時セミナーで登壇された方はアパレルメーカーの有名な社長さんです、感謝)
そのSNSという世界は私が今まで知らなかった世界や人とを繋いでくれました。
まさに目から鱗、トンカチで頭叩かれた、という感覚。
それまでずっと休みもほとんど取らず仕事ばかりしてきて、店長として日常の業務に追いまくられあっという間に時間だけが過ぎていく日々(夢の中でも仕事してた時があった)
仕事が終わっても遊びに行く気力も体力もなく、貴重な休みはひたすら溜めていたTV録画をみて用事済ませてあとは寝だめするという干物女っぷりを発揮してました笑
そんな毎日でしたので、東京でのアパレル限定セミナーへ参加するまで他の世界に目を向けるという意識も気力もなく、極端に視野が狭い世界でしか生きていなかったのです。
● 好奇心のままに
初めて知った世界はそれこそ私の知らない世界の情報で溢れていました。元々好奇心だけは旺盛なタイプでしたので初めての場所へ一人で行くことに抵抗はなく、それからは行きたいと思ったイベントやセミナーなどが東京であると知ったら考えらる前にまず申し込む!
そしていろんな地域、年代の人たちのお話を聞かせてもらううちに「こんないろんな世界や素敵な人もたくさんいるのに私の人生今の場所でこのままでいいのかな?」という今まで一度も感じたことのない疑問が湧いてきました。
●人生のメンターとの出会い
そうして仕事やイベントで東京へ行くうちに自分の中でとても居心地の良い街になっていき、そこで以前からのアパレルお仲間でもあり、今の私の人生のメンターでもあるAさんと仲良くなり自分のお仕事のこれからのことを相談するようになりました。
自分のこれから先のことを考えた時、まずネックになったのは年齢。
40代の自分が転職してもお仕事はあるのだろうか。
そして地方の、そしてひとつのお店でしか働いたことがない(転職経験なし)自分はそもそも他の場所でお仕事ができるのだろうか。
という不安感がどうしても拭えず、行動するのに躊躇している、と話した時に彼女が言ってくれた言葉があります。
●今が一番若い
「年齢がと言うけど、そう思う今が一番若いんだよ。明日より今日が若いし。何かを始めるのに年齢は関係ないよ。東京なら年齢関係なくお仕事あるし、好奇心旺盛で向上心もあって、なにより素直な気持ちを持っているケイコさんなら絶対やっていけると思う。
もし、万が一仕事がなかったらその時は私が雇うから!」
このセリフ一生忘れない。
今思い出しただけでも泣ける…
今ではお仕事も一緒にするようになった彼女には感謝してもしきれないほどです。その当時の自分にはとてもありがたくて力強く、なにより大きく背中を押してくれた言葉でした。
現在の職場を辞めたい、というより東京へ行って新しい場所でお仕事がしてみたい! 自分の可能性を試してみたいしまだまだやってみたいことがでてきたし、行くならもう今しかない!という気持ちの方が大きくなっていったのです。そして友人のこの言葉で東京へ行って新しい場所でお仕事を始めてみよう、と強く、そしてはっきりと決意することができました。
東京へ行くと周りに話した時「その年齢でいまさらなにしに東京?」「普通20代で行くでしょ」「路頭に迷うよ」など、ネガティブな意見ももらいました。きっと私のことを心配してくれて言ってくれたのだと思うけれど、東京へ行くと決心していた私の心には全く響かなかったのです。その言葉を言った本人が私の人生の責任を追ってくれるわけではありません。
「私の人生の責任を負うのは自分」なのだから。
ならば失敗してもいい、とにかく後でやらなかった後悔だけはしたくなかった。
●東京へ行くための準備
そして東京へ行くと決めた私がまず始めたことは
①退職時期を決めて伝える
②それに合わせて転職活動をする
③同時に転居場所を探す
④とにかくひたすら情報収集
通常のお仕事をしながら上記のことを進めて行きました。
始めてのことばかりを調べていくうちにどんどん東京でお仕事をするイメージが出来てきて、一歩踏み出せば後は進むだけ。
という気持ちでいると上記のこともどんどん進みます笑
●決めたら次
①お客様とお店に迷惑がかからないように全ての業務の引き継ぎをする
②転職エージェント利用と同時に直接企業へ応募して面接
③転居場所を大体決めて不動産屋さんを選び内見予約する
と、最初は不安だったことも今はネットがあるので、知りたい情報は全てグーグル先生やヤフー知恵袋先生が教えてくれました。しかも全部スマホで完結!なんて便利なの笑
これで福岡でお仕事しながら、東京へ行かずに転職活動もできたし、転居場所を選ぶなど遠隔でもネットがあれば全てできることがわかりました。
●そして東京へ
そしていよいよ退職日。
半年後に退職することが決まってから自分のお客様へこれまでのお礼のお手紙を書きました。
そうしたら当日、そのお客様たちがお花を持ってきてくださったんです!
今までありがとうね、新天地でも頑張って!という言葉やプレゼントと共に。
もうね、これは泣きました…
だってこちらが長い間私を信頼してくれてありがとうございました、なのですから、、涙涙
そしてアルバイトから長い間私を育てて家族のように接してくださった前職の社長(頭の回転も早く先見の明があって今も大尊敬しています)はじめスタッフのみんなに心から感謝しています(もらった寄せ書きは大切な宝物)
抱えきれないほどいただいたお花を持って帰る時同期の戦友スタッフちゃんからは「なんか宝塚で退団する人みたいやね〜」と言われ2人で泣きながら爆笑したのも今は良い思い出です。
退職日の次の日からは東京へ向かう準備を始め、各種手続きもスムーズに進み半年後東京へ転居、無事転職先も決まりました。
●新しい場所でのスタート
東京へ来て新しい職場、新しい場所で新しい人生のスタート。
あんなに不安しかなかったのに今、毎日やりがいを持って新しい場所で新たなお客様と出会い楽しくお仕事できているし、ちゃんと生活もできています。
なんとかなるものですね笑
今現在この記事を書いているのもなんだか不思議なご縁があって書いています。
ここまで長くなってしまいましたが今回お伝えしたい大事なこと。
東京へ来てから私がどんな行動をして今があるのかのお話。これまた長くなりますので次回に書かせていただきますね。
●体験したからこそ伝えたい大切なこと
これまでで私が体験してお伝えしたいことは、
「人生一度しかないんだからやりたいことはやってみよう」
「まず一歩踏み出してみよう」ということ。
その一歩は私にとってはとてもとてもとっっても大きな一歩でしたが、踏み出して良かった、東京へ来て良かったと今心から思っています。その一歩を踏み出すことでまた新しい自分に出会えたから。
もし今一歩を踏み出そうとしているけど不安だったり考えすぎてしまって踏み出せないあなたへ。私からこれだけは言えます。何かを始めるのに年齢は関係ないし、やりたいことがあるのならまず始めてみて欲しい。心配や不安な気持ちもあるかもしれないけれど。
あなたならきっと大丈夫。
何も知らなかった世間知らず箱入りだった私がなんとかできてるから。 これ聞いたら安心しますよね?だからあなたもきっと大丈夫。なにかを感じて一歩を踏み出そうとするあなたを私は応援します!
つい熱くなって2000文字以上も書いてしまった笑
ここまで読んでくださった方がいたらあなたはそれだけですごい人だと思います!あなたはエライ!!
それではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?