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結論はいつも5千兆円

何にでもすぐ影響を受けます。

お前にポリシーや矜持はないのか?
と自問したくなるくらい感化されやすいです。
これいいな、あれ欲しいな、これしたいな、ああなりたいな、を繰り返して結局私は本当は何にも興味がないんだな、と思い知ります。

何にでも興味を持てるのはいいことかもしれないと思っていた時期もありますが、やっぱり興味に持久力がないのは致命的です。
 あ!これやってみたい(欲しい)!
 でもすぐ飽きるんだろうな…
 やめとこう
までが様式化してます。
熱しやすく冷めやすい、に近い。
いや、むしろ熱した瞬間に冷める準備をしているような感じです。

一つの道を極めている人や、ずっと継続している何かを持っている人が羨ましいです。
自分は何の努力も出来ない人間なのではないかと思えてくるからです。
もはやコンプレックスの領域です。

 あんたすぐ飽きるじゃない

友達と遊びに行った市民体育館の端っこでやっていた新体操教室を見て、私も習ってみたいと母にねだったときに言われた言葉が今もずっと忘れられません。
そして、習いたいと言った記憶はないピアノをどれだけ泣いて頼んでも辞めさせてもらえなかった思い出が一緒に蘇ってきます。
ピアノは今でも触れません。
耳元で先生に怒鳴られながら弾くピアノのどこが情操教育なんだろうか。


ふと、もしも子どもたちが私みたいなことを言ったら?と思いました。
 これやってみたいなぁ
 でも多分すぐ飽きると思うんだよね。
と、もしも息子や娘が言ったら?私は何て言う?

やろうよ!
全然いいじゃん!飽きてもいいじゃん!
やってみたけど向いてなかった、でいいじゃん!
やったことがあるって経験だけでも話のネタになるよ!
とりあえず目標3ヶ月にしてあとは1ヶ月更新制にしよ!
まず3ヶ月だけ頑張ってみようよ!


あぁ…。言われたかったなぁ。


せっかく揃えた道具代や月謝代分は頑張ってほしい、すぐ辞めて努力できない子にはしたくない、という親の気持ちもわかります。

でも私は、辞めてもいいから出来るところまで頑張ってごらんと言われたかった。
あんたほんとに続けられるのー?笑
と気持ちをへし折るような煽りはいらなかった。
何かを始めたらもう絶対辞めさせてもらえない、ピアノみたいに泣いても喚いても教室に連れて行かれる、だったら何もやらないって学習はしたくなかった。

いわゆるイニシャルコストが無駄になっても構わない。
教育費ってそういうことかもしれない。

私自身もそうだ。
何歳からでも遅くない。
やってみたいなと思ったらやってみよう。
子どもにそうして欲しいように。
やっていいよ、って言ってあげられるように仕事しよう。


うん、やっぱり5千兆円欲しいな!




ちなみにピアノに関する積年の恨みは成人後思う存分母にぶちまけ、謝罪されました。
仕方ない。あの当時女の子のピアノのお稽古は、普通で当たり前だったので。


何歳になっても興味のあるものに手を出せる人になりたいです。


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