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インクルーシブ教育が変えるもの

【心が動いたので、急きょ投稿します】

今朝、facebookで
ある小学校の先生の投稿を読み
5月1日まで視聴可のTV動画を 急いで見ました。
永久保存してほしいくらい
多くの示唆を含む内容でした。

私自身は、インクルーシブ教育について
何か書けるほどの知見が足りないので
これから じっくり考えたいと思います。

今回は
教育に関心のある方に
この動画を見ていただきたいと思い
急いで記録として書き留めておこうと思いました。


以下、引用です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

特支学校/特支学級在籍者の増加の背景にあるものは何だろう。
日本語担当していた時代に考えてた。障害児学級のと日本語教室の違いってここを出る日があるかないかなのかなって。いつかメインストリームに行くことが日本語教室の目標だと思ってた。
10年目研修で、特支学校の先生たちとグループになって1年間お互いの授業を見合ったりしながら学んだときにもけっこう考えた。「分ける」ってどういうことなんだろうか?普通と特別ってどこで線を引くべきものなんだろうか。「この子たち普通学校行けないんでしょうか」と講師(特支学校管理職)に質問してみたら、「その質問はタブー」とたしなめられた。それ以上の発言を押さえられたことで、この疑問は10年以上燻り続けている。
また2019年に行ったブラジル視察の際、「Special education」より「Inclucive education」という言葉が使われていたことに驚いた。実際の現場を見て、そのシステムのあり方や日本のシステムとの比較みたいなことからも色々考えた。
ふだんは無自覚になってるけど、「普通」って何だろうね。
「分ける」ことのメリットがあるから、分けてるんだろうけど、それに伴うデメリットもあるはず。インクルーシブ万歳って思ってるわけじゃないけど、社会として「見えないもの」にしちゃうには弊害ありすぎかもと思うことがある。
「TBS報道特集 インクルーシブ教育が変えるもの」
知的障害と自閉症をもつカズキさんが普通学校・普通学級に通ったことが紹介されています。5/1まで視聴可。
Tverより
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障害がある子もない子も、ともに学ぶ「インクルーシブ教育」。特別支援学校に通う子が増えるなか、障害の有無によって環境を分けることなく同じ場で学ぶ現場を取材した。
https://tver.jp/episodes/ep9xofj698...

facebook 2022.4.28. 藤川純子さんの記事より


↓youtubeで映像が見られるようになりましたので共有します。


心に残ったフレーズを 書き留めておきます。


◇東京大学大学大学院教育学研究科
 小国喜弘教授のお話から


・教室の中、学校の中に、排他的な空気が非常に強くなってきている。
・30人のきちんと座っていられる子が「いい子」で、
 騒いでしまう子どもが「普通と違っている子」と言われてしまう。


◇知的障害と自閉症をもつカズキさんのお母さんのお話から

(もともとは)
・息子にとっては、きちんと訓練をして
なるべく普通の子に近づけることが息子のためだと思っていたし
特別支援学校に入れるのが当たり前だと思っていました。

(転機となった、地域の幼稚園体験入園)
・まわりの子どもたちが
誰も カズキを 邪魔者にしたりせず
普通に 関わってくれていることに おどろいた。
➡カズキさんが 初めて自分の意志を絵カードで伝えてきた
障害児幼稚園を拒否
地域の幼稚園に行きたい!
➡幼稚園は、地域の子供たちと通えた

しかし、小学校では みんなから反対された
・(カズキ君が)かわいそう、と先生方に言われた
・「カズキ君のことを本気で考えましょう」と
       療育センターや病院などでも言われた。
話し合いは平行線
➡結果、小学校6年間特別支援学級在籍

・多様な学びの提供
というのが 一見 丁寧に聞こえるが
障害を持った親にとっては 同調圧力を生む。
「あなたの子供のために ああいう学校があるのに
どうして あっちに行かないの?」
という圧力が強烈

通常学級に通うことは、想像を超える高い壁があった。

➡中学校で通常学級に通えるようになったのは・・・

校長先生の言葉:
「やってみようか。
何かあったら、その都度 話し合っていきましょう。」

お母さん:
「やってみよう」という言葉を ずっと待っていた。


◇カズキさんの中学の担任の先生のお話から

・・・当初カズキさんの行動に戸惑い
対応に悩んだとき、ある生徒に聞いてみたら

先生:「カズ どうおもう?」
生徒:「カズは おもしろいです」

行動を見守り寄り添うようになってから
変化が起きた。
カズをむりやりこちらに合わせるのではなく
周りが合わせていく
カズが納得いくまで待つ。
周りが理解するようになったら
カズの行動も落ち着くようになった。
笑顔が増えた。

◇カズキさんのお姉さん

・・・当初、通常学級に行くことを反対していた。
「迷惑かけるでしょ」
でも、カズキさんのクラスの友達が家に来たとき
友達と一緒にいる様子を見て、驚いた。
その後、認識が変わった。

➡その後、カズキさんは高校受験に挑戦
(定員割れしていても、障害者は不合格となるケースが多い)
同級生が一緒に面接練習
➡合格し、夜間の普通科に通っている
その後も中学時代の同級生の交流は続いている

◇カズキさんの同級生の言葉

Q:カズキくんはどんな存在ですか?
A:友達の一人

当時を振り返って・・・
・他のクラスより あたたかいクラスだった
・カズがいた方が楽しい
・(カズのことを)怖いと思われたら嫌、
 そういう先入観、バイアスをなくしたい
 その人がいるのが当たり前になる世界になってほしい。


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【インクルーシブ教育】
障害の有無などによって分けられることなく
子どもたちがともに学ぶこと。
SDGsにも掲げられている。
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◇元アメリカ国務省 障害者人権特別顧問
ジュディ・ヒューマンさんのお話から


・インクルーシブ教育は障害のある子だけではなく
 障害のない子にも有益です。

・障害のある子どもも適切な支援や配慮のもと
 通常学級に通うというのが原則であるべきです。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡


🍀みんなに優しい世界にするためには
私たち一人一人の意識改革が必要ですね。


それが あなたのため だとか
こうあるべき だとか
そういう「べき」論の思いこみが
大きな壁になり

ありのまま生きようとする
自由の翼を折ってしまう
可能性がある



私たち多くの日本人は、子供のころから
「人に迷惑をかけるな」と言われて、育ってきました。

でも、迷惑かけちゃダメなんでしょうか?
この世に、迷惑かけないで生きている人、いますか?

(それでも、迷惑かけたくない、という強い思いがなくせません)(´・ω・`)


足りないことを助け合う
「お互い様」の精神が
日本には 昔から あったはず

違うことが あたりまえだ と思えば
「迷惑」ではないですね、きっと。


・・・まだ頭がぐるぐるして まとまりません。(*_*;
いろいろ考えさせられました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡



🍀ちなみに、
投稿を引用させていただいた藤川純子さんは
JICA日系社会青年ボランティアとして
ブラジルに派遣されていたことがある
私の先輩です。
今でも小学校の先生として
愛情いっぱいの大きな心で
子どもたちの教育に ご尽力されていらっしゃいます。



💓LOVE & PEACE🌈


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