2回目のワクチン接種【体験】
8月半ば、市の集団接種会場へ2回目のワクチン接種に行きました。
1回目は腕が上がりにくかった程度で、ほぼ副反応はなく、
「今回もそんな感じだろうな」
と、気軽な気持ちで接種を受けました。
集団接種では15分間の会場での待機が義務付けられており、私も接種後、指定された待機場所で坐っていたのですが、ほどなく体のあちらこちらから
「!」「!」「!」「なにこれ?」「なにこれ?」
なぜかそんな声が上がっているような気分に。
(子供みたいな表現で申し訳ないのですが、本当にそんな感じだったのです)
そのうち軽い車酔いのように、お腹が気持ち悪くなってきました。
でも、それ以上の不調はなく、夫と一緒に車で家に帰り、晩ごはんには卵と山芋のおうどんを美味しくいただきました。
ところが翌朝。頭がガンガン痛み、全身がだるい感じ。熱を計ってみると37.2度。お決まりの症状そのままの副反応です。生あくびがたくさん出て、ひたすら眠いばかり。
それでも、動けないほどひどいことはないので、いつも通りの朝ごはんを食べ、夫のお弁当(作り置きと冷凍食品を駆使)も作ることができました。
その後、熱は37.9度に。午後二時には38.1度まで上がり、背中がゾクゾクして寒く、窓を閉め切り、お布団を被って寝ているのみ。
お昼ごはんは作り置きの豚と卵の野菜炒めをしっかり食べたものの、熱が高いためか、横になっても眠ることができません。そして、ずっとやむことなく頭が痛みます。
夕方になっても、熱は37.8度。寝室の掃き出し窓を開けて風を入れると、遠く近く切れ切れに、ひぐらしの声が響いています。金属的な音がさざなみのように耳へ滑りこんできて、
「難なく遮断できるのは視覚だけなんだな」
と、当たり前のことを思いつつ、頭痛とだるさを持て余すばかり。
結局、夜になっても37.2度までしか熱は下がらず、すっきりしないまま丸一日を終えました。
ところが、翌朝はすっきり平熱に戻り、頭痛もまったくなくなってしまいました。
「昨日の不調は一体、なんだったんだろう……」
ちょっと不思議に思うくらい、だるさも残らず、いつも通りの体調が復活です。
一緒に接種を受けた夫も、東京で職域接種を済ませた長男も、ほぼ副反応は無し。実家の母や義父、義母、友人知人も皆、大きな副反応はなかったため、こんなに高い熱が丸1日続くとは思ってもみませんでした。
熱と頭痛以外たいした症状は出ないし、ごはんもちゃんと食べられたので、大層に心配する必要はありませんが、2回目のワクチン接種の後には、大切な仕事や約束を入れない方が無難かと思います。
ところで、2回目の接種を終えて帰って来た時、自宅のカーポートで野生のタヌキを目撃!少し離れた用水路沿いの道を、あわてる様子もなくテクテクと呑気に歩いていました。鼻の尖った「Theタヌキ」という風貌を遠目に眺めつつ、夫と一緒にしばしほのぼの。
時が過ぎて、
「コロナの時はたいへんだったよねえ」
という話ができるようになったなら、副反応のことと一緒に、このタヌキもきっと家族での話題に上ると思います。
本当に、早くそんな日が来てほしいな、と切に願うばかりです。
今日は和歌山にも大雨警報と洪水警報が出ています。断続的に激しい雨が降り、夕方、様子を見に行ったご近所の用水路は、あと少しであふれそうでした。
大きすぎる自然の力は時に恐ろしいものとなりますが、どうか大難が小難に、小難が無難となりますように……。
すでに被害を受けておられる地域の方々にも、いつも通りの日常生活が一日も早く戻りますことをお祈りさせていただきます。
神社仏閣をとりまく鎮守の森を守りたいと思っています。 いただいたサポートはその保護への願いをお伝えし、参拝の際、奉納させていただきます。