価値観

Values

今日のタイトルは「価値観」です。

広辞苑で「価値観」を調べると
個人もしくは集団が世界の中の事象に対して下す価値判断の総体
となっていますが、抽象的でイマイチよくわかりません。

手持ちの英英辞典で「values」を調べると
「beliefs about what is right and wrong and what is important in life」
「to think that something is important to you」
「to consider someone or something to be important

キーワードは「important」だとわかります。

ざっくり言えば「何を大事に(優先順位を高く)考えているか」でしょう!

欲求群としての価値観」と「価値判断基準としての価値観」に大きく
分けて考えると整理しやすいかもしれません。

「価値観」という言葉は日常生活でも、ビジネスでもよく使います。

「価値観の違い(difference in value)」
「共通の価値観(shared values)」

「利他的価値観(altruistic values)」
「利己的価値観(selfish values)」

「価値観に基づいたリーダーシップ(value-based leadership)」

人生は、重要な局面のレベルから、ちょっとして日常の場面に
至るまで、意思決定選択の連続です。

ここで、ベースになるのが「価値観」です。
「何を大切にしてきたか」「どんな人生を送りたいか」「どんな自分に
なりたいか」「志や夢は何なのか」「誰に喜んでもらいたいか」などなど。

いわゆる「WHY(目的や理由)」にあたる部分です。

この土台部分が不明確だと、他の条件が揃っていても、迷って決められません。

身近な「ランチの選択」を例にして、考えてみます。

①Values(価値観・文化):めん類全般が好きなので、平日のランチはその日の気分で、「ラーメン」「うどん」「蕎麦」「焼きそば」「パスタ」のどれかを選んでいる。

②Evidence(根拠・情報):近所に新しい「ラーメン屋」がオープンして、口コミではうまいらしい。さらに、オープン記念で割引もあると聞いた。

Resources(資源):ランチの予算は上限1日1,000円と決めているが、
出来れば安く済ませたい。

このように、食べ物の好みなら明確ですが、「バリュー」をベースにして「エビデンス」と「リソース」の3つのバランスが取れれば、今日のランチは「ラーメン」に決まりという選択もうまくいきます。

「進学」「就職」「転職」「起業」「結婚」「離婚」「再婚」など人生で
比較的おおきなことから、例えば、「企業内の新規事業の立ち上げ」など
ビジネスのことまで、意思決定や決断のレベルは違っても、上記の①~③
の3つを十分に検討すれば合理的な判断ができます。

価値観」そのものを考える一例として「Wealth(豊かさ・富)」について
ならイメージしやすいかもしれません。

こんな認識のひとがいます。

「Wealth is not his that has it、but his that enjoys it.」
(富とは、それを持つ人のものではなく、それを楽しむ人のものである)
                  〔ベンジャミン・フランクリン〕

人生における「富とは?」と聞かれたらどう答えますか?
また、具体的に思いつく限りリストアップして、その中から優先順位
1位~5位までを答えてくださいと言われたら、何を選びますか?

正解はないので、楽しみながらいろいろ想像して、ぜひ自分自身で考えて
みてください。あなたの「価値観」がみえてきます。









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