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Life is a game, play it.

「人生とは〇〇である、▢▢しなさい。」という文章の穴埋め問題が出されたとしたらどんな言葉を当てはめますか?

急に聞かれても困るかもしれませんが、いろいろな回答が考えられるし、特に正解があるわけでもありません。

タイトルはひとつの例ですが、大げさに言えば、その人の価値観や人生観、仕事観の一端が表れるかもしれません。

「ゲーム」という言葉から想像することは人それぞれでしょう。

ここでは経済から「zero sum game(ゼロサムゲーム)」を取り上げます。

これは「game theory(ゲーム理論)」と呼ばれる経済理論の用語です。

ここでは解説しませんが、ゲーム理論のひとつ「prisoner’s dilemma(囚人のジレンマ)」はとても有名です。

ゲーム理論の基本は、ある主体が「decision‐making(意思決定)」をするとき、他の主体の対応を予想した上で、自分が有利となる行動を選択することです。

意思決定の主体が選択できる手のことが「strategy(戦略)」で、それぞれが得られる利益が「payoff(ペイオフ)」です。

将棋やマージャンなどをイメージすると感じがつかめるのではないでしょうか?自分の手だけを考えて勝負をすることはそもそもないはずです。

コロナ禍もあって、今後ますます不安定な時代に突入しましが、どんなゲームをプレイするかがポイントになってきます。

プレイヤーの得点(利益)と失点(損失)の総和(サム)がゼロなら「ゼロサムゲームマイナスなら「マイナスサムゲーム」、プラスなら「プラスサムゲーム」です。

具体例は下記の通りです。
◆ゼロサムゲーム:外国為替証拠金取引(FX)、仮想通貨
集まったお金の総和は同じでも、負けた人の分が勝った人に回ります。
投資というよりも投機と捉えている人もいますが、「ハイリスク・ハイリターン」のゲームです。

◆マイナスサムゲーム:宝くじ、競馬、パチンコ
胴元が多く取ってしまう分があり、100%以下の還元率には「法定還元率」と「実効還元率」があります。
競馬・競輪・ボートレース・オートレースなどのギャンブルは当然ながら「実効還元率」の方がかなり低い率になっています。

宝くじは「当選金」以外には、公共事業のウェイトが高く、その他必要経費・手数料に使われています。

実際には難しいですが、ギャンブルは勝つことばかりではなく「引き際」も考えて「負けない」ことを意識することが重要なゲームです。

ある知り合いは1千万単位のお金の損失を出して、家庭が大変なことになってしまいました。本人は自覚していませんが、「依存症」です。

◆プラスサムゲーム:懸賞や買い物のポイント、株式や投資信託の長期運用
各種のポイントはうまく活用している人が多いと思います。
企業の成長の果実が株主に還元されればウィンウィンの関係になることが
できます。こちらは長期の資産形成で一般的に推奨されている投資と言えます。

それこそ個人の価値観や人生観によって違うでしょうが、どのゲームが好みでしょうか?













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