Leaning

今日のタイトルは「ラーニング」です。
「習得すること」「身につけること」です。

同じ「学ぶ」意味でも「study」と「learn」の違いのポイントを確認して
おきましょう。
study ＝ 知識を情報を得るために学習する「過程」に焦点がある
learn ＝ 学習や経験を通して知識や技術を身に付けた「結果」に焦点がある

「学ぶって何ですか？　人はなぜ学ぶのですか？　なぜ学ばないといけないのですか？」

誰かにこう質問されたら、あるいは、自分で疑問に思うようになったらどう答えますか？

もちろん学ぶ対象によって、答えも違ってくるとは思いますが、一般的な
疑問として誰もが感じたことがあるのではないでしょうか？

「Education is a progressive discovery of our own ignorance.」
（勉強とは自分の無知を徐々に発見していくことである。）
　　ウィル・デュラント（米国の歴史学者、作家、哲学者 / 1885～1981）

人生は、よく「旅」に例えられます。
「学び」も「旅」ならば、「自分の知らない世界へ行き、人と出会い、自分が変わっていき、生きる希望を見い出すプロセス」だと定義されます。

また、「旅」はその土地のおいしい食べ物があったり、絶景が見られたり、
新たな出会いがあったりと楽しみがいろいろあります。

「学び」にも楽しいと感じられるところがないと、続けるのはキツイです。

「私の前には、これから出会い、学びゆく広大な世界が広がっているのだ。
そう気づいた時、私は歓喜に震えた。未来は私のものだ。」
　　モンゴメリ「赤毛のアン」（新潮社）

勉強自体はそれほど楽しくないかもしれませんが、学ぶことで、何か発見があったり、知る喜びを感じられることがあればいいのです。

「人間は善悪両方を持っています。それを、自分の勉強や修行によって、善悪の判断をし、悪の誘惑に負けずに善行を積んでいくことが人間の道なのです。」
　　瀬戸内寂聴（日本の女性小説家、天台宗の尼僧 / 1922～）

学ぶことによって、生きるために必要な力を身につけることができます。
逆に、学ばないと善悪の判断すら出来ずに、悪行を続けてしまう場合もあります。

「すべての善行は、ついには実を結ばざるをえない、とわたしは固く信じている。」
　　マハトマ・ガンジー　　　　　　　　　　　　　　　

学ぶことによって、健全な自己肯定感を高めながら、良くない点を修正
していくことができます。

「もし自分が間違っていたと素直に認める勇気があるなら、災いを転じて
福となすことができる。過ちを認めれば、周囲のものがこちらを見直すだけでなく、自分自身を見直すようになるからだ。」
　　デール・カーネギー

学ぶことによって、人生を台無しにしかねない不安や恐怖を克服することが
できます。

「人生を恐れてはいけない。人生に必要な物は勇気と想像力と少々のお金だ」
　　チャールズ・チャップリン　映画「ライムライト」より

連日、報道されている「新型コロナウィルス」について、正しい科学的知識
に基づく対処法を身につければ、必要以上に不安を感じることもないはずです。

学ぶことによって、人生をデザインできるようになり、充実した人生を送ることにつながります。

「教えていただきたいのですが、ここからどの道を行けばいいのですか？」
「それは、君がどこへ行きたいかに大いによるな」
　　ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」(新潮社）

これまで、先人が学んできたことが生かされて、今の便利で快適な生活を
実現してきたわけです。今も、これからも人類の「学び」は続きます。

「常識や固定観念にとらわれず、楽しみのある充実した人生を築くために学ぶ必要がある」というのが、今日の結論です。