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【持論】大学生はハロウィンとクリスマスを器用に棲み分けている

 全く時期外れ(投稿時1月)な内容で申し訳ないが、大学生はハロウィンとクリスマスという夏休み以後の2大イベントを器用に棲み分けしている気がする。

 なんでこんなことを突如思うに至ったかと言うと、去年の12月終わりごろ、都内某所で趣味のフットサルに参加した際、30代ぐらいの人から、

「よく大学生ってハロウィンやらクリスマスやら集まるよね。若いっていいねぇ」

とややあきれ気味に言われたから。その後の雑談の流れから推測するに、だんだんと仕事等で忙しくなり、似たようなメンツでイベント毎に集まるような気力もなくなってくる、ということらしい。

 何気ない話だったが、ここで「似たようなメンツ」という言葉に、ふと脳みそが反応する。よくよく考えてみると、本当に、似たようなメンツ、すなわち、ハロウィンとクリスマスのメンツは同じなのであろうか、と。

 私は一年次の新歓期に体験希望のDMを大量に送った名残りで、未だ多数のサークルのグループラインに入ったままになっている。そして、ハロウィンの時期が近くなると、ラインのノート上に「ハロパのお知らせ」なるものが投稿され、後日仮装した集合写真が送られてくる。

 一方で、クリスマス前には一応「クリパのお知らせ」が送られてくるのだが、内容は普段の※アフターと大差ないようなもので、後日の写真もない。

※アフター:サークルの活動後、そのメンバーで居酒屋等に行き、飲食すること

 また、ノートを見てみると、「ハロパ」の参加希望者は30人以上いるものの、「クリパ」の参加希望者は2桁にすら至らず、多くの者は他に用事があるように映る。

 このことから、ハロウィンは大学のサークルや友達と集まる場である一方、クリスマスは恋人や本当に親しい仲の人たちだけで集まっているのではないか、すなわち、ハロウィンとクリスマスのメンツは一緒ではない、と考察する。

 このことは、「ハロパ」の日時がハロウィン当日に設定されている一方で、「クリパ」の日程はクリスマス及びイブを外していることからも明らかであろう。(皆、クリスマス及びイブは本当に親しい仲の人で集いたいゆえ、クリパ開催は24,25両日を外すことが絶対条件なのだろう)

 俗に言う「渋ハロ」当日のスクランブル交差点を中心とする混乱及び翌日のゴミの散乱がニュースで取り上げられるようになって、ハロウィンに対して否定的印象を持つ人は増えており、一部では、少し我慢すればクリスマスが来るんだからハロウィンというイベントは無くてもよいのではないか、という声も上がっている。

 しかしながら、一部の大学生からするとそうではなく、ハロウィン=友達、クリスマス=恋人という棲み分けがなされた別イベントだと言える。そうだとすれば、独自の存在意義を有する、大学生の「ハロパ」文化は一時の流行りでは終わることはないだろう。

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