雑記②

　2021年5月26日、今日あったエピソードをエッセイ仕立てに三本立て。

｢仮面ライダーのOP｣

　朝の駅の雑踏の中で、仮面ライダーのOP曲を聴いてみる。すると、なんだか自分が大きな使命を背負って生きているような感覚に陥る。私はもしかして、天の道を行き、総てを司るために生まれてきたのではないか？そんな気がしてくる。

　一見すると私は普通の人間。しかしその実は、変身ベルトひとつで悪の怪人と闘うライダーへと変身する選ばれし人間、スマートなブレインを持った選ばれし人間。通勤ラッシュでごった返すこの雑踏の中に---- 人間に化けた怪人がいるかもしれない。

　ターミナル駅のエントランスで人間と縦横無尽にすれ違う中で、そんなたわいも無いことを考えてしまうわけだ。｢人間はみな心に悪を秘めた怪物｣、いやそんなことを言いたいのではない。もっと少年時代のような無邪気な心を取り戻せ。いつも心に仮面ライダーを。

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｢セブンティーンアイス｣

　セブンティーンアイスを侮るなかれ。セブンティーンアイスはもはやオトナの食べ物である。

　まだ小学生だったころ、私はスイミングスクールに通っていたのだが、その帰り道によくセブンティーンアイスを食べていた。市販のアイスより少し小さいのが気に食わず、スイミングスクールをやめてからはめっきり食べなくなった。

　今日、久しぶりにセブンティーンアイスを買った。高速道路の小さいサービスエリアにて。覚えてないけれど、約10年ぶり以上に食べたと思う。

　相変わらず市販のアイスより小さいうえに、昔より値上がりしていてとてもコストパフォーマンスに見合わない。でも美味しかった。アイスが溶け始める前に食べきれるようになったのは、小さな進歩だと思う。

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｢月｣

　今日はスーパームーンらしい。簡単に言うと、月がめっちゃデカく見える日。先日サブスク解禁をしたB`zの「今宵月の見える丘に」を聴きながら、近所のスーパーへと行った。肝心の月は、雲隠れして見えない。

めぐり逢ひて　見しやそれとも　わかぬ間に　雲がくれにし　夜半の月かな

　　今宵、月はどこを照らすのだろう。