悩みは尽きないのが普通

悩みは尽きないのが普通だと思う。
56年間生きてきて、本当にそう思う。
若い時には若い時の、歳を経れば歳をとったなりの悩みがあるものだと思う。
確かにその中身は十人十色で、深刻さなんかも人それぞれ。
でも、誰しも毎日スッキリ楽しく、健やかに元気いっぱいに暮らすなんて無理な話、、、というのがこの歳になった人間の実感。
昔、人生のハウツー本みたいなものにハマったこともあるが、残念ながら頭と心は全く別物だから、頭で理解しても心は勝手に毎日の様々な出来事に反応して動くし、、、
自分はおろか、他人はもっと変えられないし、、、
様々な人間関係も含め、生きていく環境は選べる範囲が広いようで狭いし、、、
何事も煩わしいから独りがいいと思っても、なんだかんだと独りじゃ成り立たないことも多く、、、
そうすると、仕方なくなんとか周りと折り合いをつけながら生きるしかない。
でも、、、ふと思う。
実は、折り合いをつけるのは周囲ではなく、自分だと、、、最も折り合いをつけるのが難しいのは自分だと、、、
欠点だらけで大した能力も自覚できず、適当だけど慎重で、激しいけど臆病で、大勢の中にいても独りが心地よくて、やりたいことがあるようで満たされない感じ、、、そんな自分と折り合いをつけていくのが「成長」。
そりゃあ、悩みは尽きないのが普通、、、


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