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生きがい 変わるものと変わらないもの

「やりたいこと」がない子を考える(13)

「生きがい」は常に人生の中で変わっていきます。
僕は中学生の頃、サッカー選手を目指していました。
その頃の僕にとってはサッカーが「生きがい」だったのです。
しかし、今は教育が「生きがい」になっています。
そう、「生きがい」は人生の中で変化します。
現状、最も自分の心を昂らせてくれるものが「生きがい」と呼ばれているに過ぎず、「生きがい」は更新されていくものです。
しかし、生きがいを感じる心、「生きがい感」は変わることはありません。
中学生の僕がサッカーに感じた心の昂りも、今の僕が教育に感じている心の昂りも、本質的には何も変わりません。
「生きがいがない」と悩む人は、「この世界のどこかに自分を熱くしてくれる何かがある」と思いがちです。
確かに、それは部分的に正しいです。
しかし、昂りのない自分の内側を見つめることも同じくらい重要です。
自分の心に「昂りを妨げる何か」が存在することが多くあり、そうなるといくら自分の外を探しても「生きがい」は見つからず、苦しむことになるからです。

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