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彗星

いつかこの惑星には、彗星が落ちるらしい。
ここでは、ひとつひとつに命があって、それぞれの意思をもって生活を遂行している。
無機物の冷たい触感と、有機物のあたたかさの対比。それが、宇宙を広げているのかもしれないね。
光があれば影は生まれるけれど、影のある裏側に光があるとは限らないのかな、そんなことを考えていたら外はすっかり暗くなっていて。
この暗闇が永遠に晴れなかったらどうしよう。
黒い虫が地面を這っている。

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