朝からナムナム。
妻のお爺ちゃんの命日が近づいてきたので今日は早朝から出かけた。
二十四時間営業のスーパーで仏花とお供え物にビールを買って車を走らせること一時間半。
空はどんよりと曇り空で今にも雨が降ってきそうだったので傘を持っていったが幸い降られずに済んだ。
お爺ちゃんのお墓は山の上の切り立ったところのある。
車は一台がギリギリ通れる幅しかなく対向車が来たら万事休すである。
なのでなるべく人と出会わないように朝早く出かけた次第。
日ごろの行いが良かったのかお墓まで誰にも出会わず行くことが出来た。
さっそくお爺ちゃんのお墓に行くと雑草が生え放題でちょっと荒れた状態だった。
すぐに妻と一緒に草を引いてお墓を拭いた。
五分くらいで綺麗になったので線香をあげてお供え物を置いてしゃがんでムニャムニャと会話を交わした。
また来ますと言って立ち上がると妻が熱心にまだ拝んでいた。
しばらく待って、終わったみたいなのでもういいの?と聞くとうんと答えた。
時計を見ると八時前だったので帰り道に朝ご飯を食べようと言う話になった。
飲食店はファーストフードくらいしか空いていないのでコンビニでパンとコーヒーを買って近所の公園で食べた。
公園は犬の散歩をしている人や太極拳のような舞踊をしている人がいて結構賑やかだった。
簡単に朝食を済ませてから次の目的地に。
次は妻のお父さんのお墓に参る。
お爺ちゃんのお墓から戻ること一時間くらいの所にある。
こちらもご無沙汰でいつか行かなくてはと思っていた。
何度も通っている道なのでスムーズに到着。
お墓は誰かが参ったばかりなのか綺麗でお花も活けてあった。
お母さんが来たのかな?と話しながら線香をあげてお酒好きだったお父さんのお気に入りのウイスキーを供えた。
手を合わせてから、ではまたと挨拶をしてお墓参りのハシゴは終了。
午前中に済ますことが出来たのでよかった。
妻が連れて行ってくれてありがとうねと感謝してくれたのでじんわりと嬉しかった。
お墓参りは定期的に行った方がいいなと思った土曜の朝だった。
そんな事を思いながら昨日の晩御飯を思い出す。
昨日は実家から冷凍の竹の子を貰ったので炊き込みご飯にすることにした。
竹の子を解凍して細かく切って白だしと醤油、砂糖、塩、日本酒で油抜きをした油揚げと一緒に煮込んでいく。
しっかり味が染みたら火を止めて冷ましておく。
お米を三合研いで浸水させる。
煮含めた竹の子を炊飯器に入れて炊く。
炊けるまでの間におかずを作る。
鶏モモ肉を一口サイズに切る。
軽く塩コショウをして片栗粉をまぶす。
フライパンに油を敷いて鶏肉を焼いていく。
この時盛大に油が跳ねるが後で掃除をすればいいので我慢我慢。
両面がこんがりするまで焼いたら火を弱めてそこに黒酢をドブリと入れて煮詰めていく。
全体にとろみがついたら鶏の黒酢炒めの完成である。
次は副菜をもう一品。
キャベツを千切りにして塩で揉む。
サッと洗ってから油を切ったツナと合わせる。
味付けはレモンと砂糖とマヨネーズ。
よく混ぜて少し置いておくとかさが減ってしんなりとする。
これでツナとキャベツのコールスローの出来上がり。
汁物はキャベツの芯のみそ汁。
ご飯が炊けたらよく混ぜて少し蒸らしておく。
よし、こんなもんかなと思って妻を呼ぶ。
今日は竹の子ご飯だよと言うとわぁ好きと嬉しそうだった。
お酒はたまには自家製の梅酒を炭酸割で飲む。
長期熟成の一品なので普段はもったいなくて飲めない。
昨日は気分が良かったので封を開けた。
乾杯してキュイッと飲むとトロリとした甘さと梅の芳醇な風味がしてかなり美味い。
下手なお店の梅酒よりもよっぽどいいなぁと思いつつおかずを食べる。
まずはコールスローから、ツナとキャベツの組み合わせは安泰である。
砂糖を少し入れるのが味に深みを出すコツだと言うのはグルメマンガで学んだ。
梅酒で喉を湿らしつつ鶏の黒酢炒めを食べる。
本場物の黒酢を使っているので風味がとても良い。
味付けは塩コショウと黒酢だけだが十分に美味しい。
モリモリ食べながらみそ汁で口の中をリセット。
では竹の子ご飯を頂く。
冷凍ものの竹の子だがしっかりと歯ごたえがあって楽しい味である。
油揚げもいい仕事をしておりこっくりとした深みを出している。
少し季節外れの炊き込みご飯だったが十分満足のいく仕上がりで納得の味だった。
当然お代わりをして二杯食べた。
おかずもボリュームがあったのでお腹いっぱいでご馳走様。
お酒は梅酒の炭酸割を三杯とまずまずの酒量。
片づけを簡単にして食後のデザートにアイスを食べてしまった。
週末は気持ちが緩むのでつい食べ過ぎてしまう。
太鼓腹を叩くと妻が鬼の形相でみてくるのでおっかない。
目指せ、真っ平な腹筋!
どうやらスクワットが効くらしいですぞ。
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