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徳島を深く知る

藍染めの産地、徳島を訪れました。

画家の玄(GEN)です。
先日、10/16〜18日に社会活動家の竹中俊、写真家のAtsushi Kishimotoと共に、藍染めプロデューサーの永原レキさんにご招待いただき、徳島県を訪問しました。

藍染めをレクチャーする永原レキ氏(撮影:Atsushi Kishimoto)

レキさんとは6月の阪急うめだ本店でのイベント『GOOD VIBE FROM SEA〜海から広がるクリエーション〜』でご一緒させていただき、藍染めキャンバスを用いたライブペイントにて作品を作り上げました。
その際に制作した作品は先日開催された『第一回 日本国際芸術祭』にも出展され、世界遺産 京都醍醐寺にて展示されました。


藍染め初体験

徳島県は藍染の原料となる「すくも」の生産量が全国で1位であり、藍染めが盛んな地域の一つです。
レキさんが運営するスタジオ「in Between Blues」では単に藍染めを体験するだけでなく、化学染料が普及するまで多くの人の暮らしを支えてきた藍染めを守り続けていくためにとても重要な、歴史や文化についてわかりやすく講義をしていただけます。

スタジオ名「in Between Blues」とは弘法大師・空海にちなんで名付けられました。

さて、実際に藍染めをしてみたのですが、染料の入った窯の中に手を入れてみるととろみのある不思議な感触でした。

(撮影:Atsushi Kishimoto)

今回、ハンカチをグラデーションになるように染めてみたのですが、そこまで難しい作業はなく、染料に漬ける時間を変えて徐々に沈めていくように染めていきました。

この作業を数回繰り返すことでハンカチに色がついていきます。
そしてその後、十分な水ですすぎ洗いをしていきます。
この時にハンカチは緑がかったダークグレーなのですが、水で洗うことで青以外の色素が落ちて、綺麗な色に仕上がります。

(撮影:Atsushi Kishimoto)

レキさんのスタジオは目の前に海が広がっているので、体験をしたみんなと一緒に海に洗いに行きました。

左から、永原レキ、竹中俊、玄(GEN)、マネージャー梅本、アシスタントあきら
(撮影:Atsushi Kishimoto)


四国最古の禅寺・城満寺と平和の祈り

阪急百貨店でのイベントの際、折り方を教えていただきながら藍染和紙で制作した「野老折鶴(ところおりづる)」が飾られているということで、城満寺を訪問しました。

野老折鶴とは、東京オリンピックで有名なデザイナー・野老朝雄さんが考案し、平和のためにスタートしたプロジェクトです。そのプロジェクトにより各地で作られた折鶴が城満寺の本堂にて展示されていました。

(撮影:Atsushi Kishimoto)

地域の方やご縁のある方々にとても大切にされている素敵な空間で、お参りした後に座禅をさせていただきました。

轟神社

レキさんが総代を務めるのが、400年以上の歴史を持つ水の神を祀った轟神社です。時代が進み、第一次産業が衰退していくと共にここで行われる祭りなども盛り下がっていきます。そのため、総代として全国に広める活動を行っています。

轟神社は大越家四世吉祥院興栄という修験者がこの地に籠もり、本瀧に祈願して数々の霊験を得、天正19年(1591)11月13日に創建されました。
阿波国藩主をはじめ古くより遠近からの崇敬を受け現在に至ります。水の神を祀っていることから、水に深く関わりのある生業の人々からは特に厚く信仰されてきました。
家内安全、無病息災、交通安全、学業、農林、漁業、商工業をはじめ諸願の霊験あらたかな神様として崇敬されています。
神秘的な本滝を始め轟九十九滝を含む広大な境内は「日本百景」、「日本の滝百選」に選定され、心願成就のパワースポットとしても知られています。
秋季例大祭(11月13日)で行われる荒神輿の大滝壺入りは豪快な奇祭として全国的に有名です。

轟神社HPより

こちらにも野老朝雄さんがデザインした神門が奉納されています。

(撮影:Atsushi Kishimoto)


空海ゆかりの地

四国といえば八十八ケ所巡礼でお馴染みの弘法大師・空海が有名です。
今回の旅では空海が悟りを開いたとされる場所にご案内していただきました。
室戸岬から程近いこの御厨人窟から見た海と空に感銘を受けたことが名前由来となったと言われています。

その後、空海修行の地として不動岩に行くなど、3日間でたくさんのことを学ばせていただきました。

是非、僕たちの今後の活動にもご注目ください。

徳島旅の動画をYouTubeにアップしています。
ご興味のある方は↓↓↓↓から!

https://youtu.be/km0B52kuycA




ご紹介

永原レキ
海部藍プロジェクトの主任として主に染色や広報を担当。
2016年 徳島の伝統文化とサーフカルチャーを繋ぐプロダクト開発を目的に、in Between Bluesを設立。
空海藍を軸に行政やメディア、福祉、医療、アパレル、音楽など異業種との交流を重ね、ThinkGlobal,ActLocalの理念のもと伝統と革新を織り交ぜ、故郷や日本が誇る自然や歴史・文化の魅力を世界に向けて発信している。

Switch for Socialより
竹中俊
1996年大阪生まれ。社会活動家。インフルエンサー。
ネパールで35人の孤児が生活を送る児童養護施設の運営。世界中を旅しながら慈善活動を行う。活動の一部をネパールのこどもたちの支援に繋げている。

Atsushi Kishimoto
ビデオグラファー、スポーツフォトグラファーとして活動する。FIFAW杯やBREAKING DOWNの映像も手掛ける。

玄(GEN)
''アートで世界を変える''を信念に活動する画家。貧困問題の改善に向けた「アート街プロジェクト」など、様々な社会問題に対して''ワクワク''を持って取り組む。

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【 イベント情報 】
◆11月17,18,19日, 渋谷◆
セブ島の子どもたちの絵を用いた展示、社会活動化・竹中俊とのコラボイベントなど。
詳細は後日。

◆11月14〜26日, 大阪府◆
ザ ロイヤルパークホテルアイコニック大阪御堂筋
作品の展示。
在廊日11/25.26
11/25(土)は限定ランチイベントがございます。

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