ファンデッキとガチデッキの狭間
遊戯王マスターデュエルがリリースされた。
これが至極面白い。
最後に触れた小学生の頃から早20年。
遊戯王OCGは格段に進化していた。
かつての知識では全くついていけない。
知らないカード、ルールがたくさんある。
画面に広がる知っているようで知らない世界。
懐古と驚きの連続に虜となってしまった。
しばらくお世話になることだろう。
さて、遊戯王の世界に飛び込む為には自分のカードデッキを組む必要がある。
醍醐味の一つであるが故にこれが非常に悩ましい。
その一つとしてあるのが「ごっこ遊び」をするか、「勝ちにいくか」
どちらの要素を優先するかという問題だ。
「勝ちにいく」のであればネットで検索すれば出てくるデッキレシピを真似するのが確実だ。
スポーツや格闘ゲームと違ってカードゲームはプレイヤーの練度が出にくい。このため、自分のように日が浅くても真似てしまえば、ある程度は戦える。
一方「ごっこ遊び」は思い入れのあるカード、要素を活躍させようという方向に力をいれる。
自分が思い描いた展開にすることができれば、それほど嬉しいものはないだろう。
ただ、問題はそれぞれ「勝ちにいく」のはどこか味気なく、
「ごっこ遊び」は中々勝てないということだ。
ネット上にはガチの人間がゴロゴロいる。
彼らのデッキは現環境における優位(と思われるもの)を詰め込んだ内容になりがちなのだが、
そこに、ほんわかしたデッキで挑むのは死ににいくようなものである。
とはいえ、人が考えてくれたもので勝ってもどこか味気ない。
でもせっかくならばボチボチ勝ちたい。
自分みたいに浅いレベルのプレイヤーの一部はそこで悩むことになる。
そんな人間の理想としてはファンデッキとガチデッキの狭間を攻めることになるのだろうが、そんな器用なことはある程度知識がないとできない。
やはり何事も勉強なのである。
真のデュエリストへの道はまだ遠いのだ。
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