お客様は貨物の精神
LCCが台頭してから、遠方への移動はほぼJet Starになった。
とにかく圧倒的に安い。
その金額半額以下。
金がない人、こだわりが無い人は即決だろうという内容だ。
その金額が反映されているように、サービス内容はお世辞にも良いとは言えない。
地上係員、乗務員はどこか素っ気ないし、シートも狭い。
その雰囲気が荷物制限や時間にも厳しそうな印象が高めている。
まさにお客様は運ぶ対象≒貨物と言わんばかりの対応だ。
正直、私はこの対応が気に入っている。
他所の半額くらいしか払っていないのだ。
そのような対応してくれた方が安心する。
先日、別の客が地上係員に対し不満を漏らしていた。
どうやら、荷物制限に引っかかったよう。
文句を言いたくなる気持ちはわからんでもない。
ただ、そこは客がこらえるべきだと私は思う。
繰り返しになるが、他所の半額以下しか払ってないのだ。
そもそも、申込時に(多少わかりにくいが)ちゃんと書いてあるし、
何よりちゃんと対応をしてほしかったら、しっかり金を払うべきだ。
ベタな話だが、「お客様」が強すぎる。
サービス内容は支払った対価により変動すべきだ。
他所の半額以下しか払ってない自分は「客」であると同時に「貨物」なのだ。
という意識を利用者サイドも意識しないと取引が成り立たない。
顧客側の主張が激しくなり、この値段でサービス内容も充実させることがスタンダードになったら…。
クレームを言う前に、自身の支払額と相場観を確認させる義務を消費者は負うべきではないかとすら思う毎日である。
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