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“書く私”を育てるクリエイティブ・ライティングスクール

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2018.03〜小野美由紀さん運営の“書く私”を育てるクリエイティブ・ライティングスクール 課題用マガジンです。
運営しているクリエイター

#エッセイ

一富士・二お茶・三まる子。

一富士・二お茶・三まる子。

さくらももこさんが亡くなった。
月並みな言葉だけど、ショックだ。
人はいずれ死ぬなんてわかっちゃいるけど、ショックだ。53歳で亡くなったなんて、死因乳がんなんて、これまたショックだ。



私の母親は現在59歳。2004年位に乳がんが見つかり1度手術した。その2年後にまさかと思ったが再発し、左の乳房を全摘した。抗がん剤治療もやり、髪の毛が抜けた。カツラも被ってた。今も年に1度か2度千葉大の病院に

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【感想文】6/3 身体を使って書くクリエイティブライティング講座とエトセトラ

【感想文】6/3 身体を使って書くクリエイティブライティング講座とエトセトラ

6月3日、渋谷区参宮橋。夏日の空は蒸し暑さをもたらし、でもどこかふわりとした風も窓からふわりと入ってくる。午後0時。朝10時から2時間、せいけんさんの身体を使ったワークで緊張が抜けてきた自分の身体を縁側に横たえる。和室は良い。縁側にたっぷり入る日差しと、全開にした大きな窓から見える向こう側の緑が心地いい。私は初めて会う人たちの目を全く気にせず、大きな窓から足をだらんと垂らし、上半身をべったりと床に

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『救われない』ってわかってるからこそ、『救い』を切望する私たちについて。

『救われない』ってわかってるからこそ、『救い』を切望する私たちについて。

「やあ、最近元気?」2014年3月末日、総武各駅停車が徐行運転をするほど風が吹き荒れる日曜日の18時。JR御茶ノ水駅前のHUBの、スピーカー直下のテーブル席にて。 私は3か月と8日ぶりに会う青年に向かって声を放つ。そして、日用品がたっぷり入るほど大きいヴィヴィアンウエストウッドのトートバッグの中に手を突っ込み、アメリカンスピリット1㎎のオレンジの箱と蛍光緑のライターを探りだす。

「元気じゃない

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切実に自分を突き放し、そしてまた、文字と対峙し言葉を紡ぐ。(2018/3第1回目課題リライト)

切実に自分を突き放し、そしてまた、文字と対峙し言葉を紡ぐ。(2018/3第1回目課題リライト)

1.書くことが好きでもない私が、また金払って「書く場所」に存在している件やっぱり私は書くのが遅い。
正確には、書くのが遅いというか書き始めるまでが遅い。
「焦らなくていいですよ」なんて言われた日にはもう、じゃぁいっか降りてこないもんは降りてこないし♪と、後回しにしてしまう癖が最もよくない。

「私のかたち」という課題が提示されてから約10日間、脳内に浮かんだことを幾つかメモ帳に書き起こした。ずっと

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