暗部ちゃん/TVコラムニスト

放送コラムニストとしてNHK健全化に向けた提言を発信中。有料メンバーシップではオールド…

暗部ちゃん/TVコラムニスト

放送コラムニストとしてNHK健全化に向けた提言を発信中。有料メンバーシップではオールドメディア関係者向けのマニアックなお役立ち情報を毎週配信。 *取材依頼・情報提供は https://twitter.com/Darkside_of_NHK 宛にお願いします

メンバーシップに加入する

■どんなメンバーシップか 主にNHK職員(番組制作)などオールドメディアに勤める転職希望者向けの支援情報を共有する事を目的としています。 単に転職支援だけでなく、若手の方に向けては、TV局だからこそ培えるキャリアのアドバイスや番組制作・取材に関する実用的なノウハウもお伝えします。 ■活動方針や頻度 毎週最低1本は実用情報コンテンツを掲載します。また、質問に対しては即日返答を基本とします。 ■どんな人に来てほしいか NHK職員(業務職)・民放TV局員・新聞社・雑誌社などいわゆるオールドメディアに勤めていて、先行きに漠然と不案を感じている方。 TV業界への就職志望者も勿論OKです。 ■どのように参加してほしいか 具体的なノウハウの共有を目的としますので、「これが知りたい」という問題意識をお持ちの方を特に歓迎致します。

  • スタンダードサポートプラン

    ¥500 / 月

マガジン

  • 週刊・NHKニュースクリップ

    毎週日曜更新。NHK関連のニュースをコンパクトにチェックできるまとめ記事。一般の方はもちろん、ポータルやTeamsを見るのが面倒なNHK職員向けにオススメです。

  • 【note内使用ok】写真集

    私自身が撮影し、私に著作権が帰属する写真集です。「みんなのフォトギャラリー」に登録済みですのでnote内ではご自由に利用頂けます。その他の商用利用・メディアへの転載はTwitter宛に一報下さい。無償またはPixta未満の料金で対応します。 https://mobile.twitter.com/tarotan52594453

  • NHKの実例に見るTV制作の裏話

    NHKの経験をベースに、NHKそしてTV番組全般の裏側についてご紹介するエンタメ系の記事です。

  • NHKのあり方 受信料制度・存在意義についての批判的考察

    NHKの存在意義とは何か?NHKは本当に知る権利に応えているのか?根源的な問いに関する考察と提言です。

  • NHK番組試写室

    NHKの番組に試写のつもりで試聴に臨み、批判と提言を行う記事です。

記事一覧

NHKニュースクリップ(2024年6/9号)

NHKでは、またもニュースを中心に、信じられない誤りと不誠実なサイレント修正が繰り返し行われました。情報の「参照点」なる意味不明な概念を標榜している一方、実態がい…

+6

2024年6月・NHK放送センター(NHK関連のコンテンツには申請無く自由に使用可)

共犯関係からの脱却が急務「セクシー田中さん」調査報告書と過去事例から考えるメディアの今後

日本テレビに続いて、小学館からも一連の事案に関しての報告書が公表されました。 恐らく調査と報告書公開のために「原作者の死因究明を避けた」日テレに対し、小学館は若…

日テレ「セクシー田中さん」調査報告書に感じたNHKとの相似性

※このコラムは、小学館サイドの報告が出る前の限定的な情報に基づいて書いたものです。改めて2024年6月上旬に内容をアップデート版を投稿する予定です。 先日日本テレビ…

NHKニュースクリップ(2024年6/2号)

2024年5月末、衝撃的な「理事会議事録」が公表されました。職員のみならず、ぜひ一般の皆さんにも内容を確認して頂きたいので、まずはこの件からお伝えします。 理事会議…

【試写】レギュラー番組への道「コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命」

私がNHKに就職した頃に話題となった「サラリーマンNEO」へのオマージュ的な番組が放送された。題して「笑う会社革命」。レギュラー化の道を探る、いわば実験枠。確か「サラ…

NHKニュースクリップ(2024年5/26号)

NHKを巡る最近のトピックといえば、ネットサービスの必須業務化と、今後のスマホ受信料の徴収範囲の行方でしょう。 NHKネットサービスを巡る“誤解”まずはネットサービス…

【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

テレビ番組の事前チェックのことをNHKでは「試写」と呼ぶ。一方、ラジオは「試聴」である。今回は、かなり懸念のあるラジオ番組がNHKで放送されているという情報を聞き、1…

【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」

私はクローズアップ現代が嫌いだ。当事者はNHK内では偉そうに振る舞っているが、実のところはご都合主義のストーリー作りが横行している番組だからだ。西館6Fにある暗がり…

NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

今週もNHKの放送では誤りが相次いでいます。基礎的な確認が出来ていないということは、取材そのものにも根本的な誤りが含まれたまま情報発信されている懸念を抱かせます。 …

【試写】新プロジェクトX「友とつないだ自動車革命 ~世界初!5人乗り量産EV~」

今回の新プロジェクトXのテーマは、日産リーフ。私は正直、予告を見てガッカリした。かつてゴーン氏は「2030年までに日産がEVで覇権を取る」と各所で宣言していたと聞くが…

【やまと証券】なぜNHKニュースで”誤読”が相次ぐのか?アナウンサーへの緊急提言【深刻】

最近、NHKニュースでの誤読が相次いでいます。「おはよう日本」(特に5時台)は言うに及ばず、18時代の各局地域ニュースもノーミスで放送される方が稀です。 特に酷かっ…

NHKニュースクリップ(2024年5/12号)

ついにNHKのネット配信を「必須業務」とする放送法改正案が衆議院を通過しました。これによって、スマホのみの視聴も受信契約の対象となることがほぼ確定しました。 ただ…

NHKニュースクリップ(2024年5/5号)

新年度が始まって1ヶ月が経過するも、NHKの放送(特に報道)は誤りが多すぎてうんざりしています。 普通に放送を出すこともできない NHKニュースの崩壊「アナが何件読み違…

【試写】NHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」

私の”協会人生”の中で、決して長い期間ではなかったが思い出深いのがNHKスペシャル(以下、Nスペ)だ。私が大型企画開発センターに在籍していた当時、センター長は事ある…

NHKニュースクリップ(2024年4/28号)

今週はNHKから経営関連の情報が示されました。特に、「四半期業務報告」は今後のNHKを見通す上で必須の資料なので、ぜひ新人の皆さんも熟読しておいてください。 一般企業…

NHKニュースクリップ(2024年6/9号)

NHKニュースクリップ(2024年6/9号)

NHKでは、またもニュースを中心に、信じられない誤りと不誠実なサイレント修正が繰り返し行われました。情報の「参照点」なる意味不明な概念を標榜している一方、実態がいかにそぐわないかが明瞭になっています。

有識者の奇妙な擁護はNHKの世論工作の成果か?このnoteでも「新報道サイト」についてはこれからお伝えしていきますが、放送現場とは別の部署の人間(通称・ラスプーチン)が主導しているためなのか、かな

もっとみる
共犯関係からの脱却が急務「セクシー田中さん」調査報告書と過去事例から考えるメディアの今後

共犯関係からの脱却が急務「セクシー田中さん」調査報告書と過去事例から考えるメディアの今後

日本テレビに続いて、小学館からも一連の事案に関しての報告書が公表されました。

恐らく調査と報告書公開のために「原作者の死因究明を避けた」日テレに対し、小学館は若干原作者を守る方向で踏み込んだ提言も盛り込んでいました。

とりわけ、小学館サイドの報告書にある「何をどうしてもコミュニケーションが成立しないTV制作者との交渉は今後の課題」という趣旨の一節には、日テレだけでなくNHKも含めたTVメディア

もっとみる
日テレ「セクシー田中さん」調査報告書に感じたNHKとの相似性

日テレ「セクシー田中さん」調査報告書に感じたNHKとの相似性

※このコラムは、小学館サイドの報告が出る前の限定的な情報に基づいて書いたものです。改めて2024年6月上旬に内容をアップデート版を投稿する予定です。

先日日本テレビが公開した「セクシー田中さん」を巡る一連の事案についての報告書が、業界内外で波紋を呼んでいる。

私も早速読んだクチだが、著作者人格権が蹂躙され原作者が追い込まれていく様子と、日テレ・小学館の極めて他人事で、何なら「制作の障壁」程度に

もっとみる
NHKニュースクリップ(2024年6/2号)

NHKニュースクリップ(2024年6/2号)

2024年5月末、衝撃的な「理事会議事録」が公表されました。職員のみならず、ぜひ一般の皆さんにも内容を確認して頂きたいので、まずはこの件からお伝えします。

理事会議事録で発覚 NHK内のシステム更新失敗に対して呆れた責任回避ここ数年、NHKでは局内のERP(情報を一元管理するシステム)の更新を行っていますが、ほぼ全てで遅延・計画変更などが発生し、事実上は失敗しています。

これは、維持管理費の削

もっとみる
【試写】レギュラー番組への道「コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命」

【試写】レギュラー番組への道「コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命」

私がNHKに就職した頃に話題となった「サラリーマンNEO」へのオマージュ的な番組が放送された。題して「笑う会社革命」。レギュラー化の道を探る、いわば実験枠。確か「サラリーマンNEO」も、似たような経緯で始まった。

今回の番組のテーマは、直近放送された「クローズアップ現代」とも近い。

NHK職員や外部プロダクションの中にも、不正の隠蔽はダメだという意識があるのかもしれない。

不正と隠蔽の連鎖が

もっとみる
NHKニュースクリップ(2024年5/26号)

NHKニュースクリップ(2024年5/26号)

NHKを巡る最近のトピックといえば、ネットサービスの必須業務化と、今後のスマホ受信料の徴収範囲の行方でしょう。

NHKネットサービスを巡る“誤解”まずはネットサービスの必須業務化についてですが、稲葉会長は次のように述べています。

ネットサービスが、放送と同じ情報内容や同じ価値を提供しなければならない=ネットサービスではなくて、「放送がより重要」ということです。つまり、相対的にはネットサービスの

もっとみる
【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

テレビ番組の事前チェックのことをNHKでは「試写」と呼ぶ。一方、ラジオは「試聴」である。今回は、かなり懸念のあるラジオ番組がNHKで放送されているという情報を聞き、1日遅れで試聴することにした。

懸念あるラジオ番組とは、「Nらじ」の中のコーナー「みんなでファクトチェック」である。

NHKのような捏造報道の常習者であり、局内でも何かあると脊髄反射で捏造と隠蔽に走る組織が「ファクトチェック」の時点

もっとみる
【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」

【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」

私はクローズアップ現代が嫌いだ。当事者はNHK内では偉そうに振る舞っているが、実のところはご都合主義のストーリー作りが横行している番組だからだ。西館6Fにある暗がりのクロ現部屋を覗くと、上層部含めて何十人も試写に群がっては理屈をこねまわす姿がいつも目に入ってきたが、見る度に嫌な気分になったものだ。

「出家詐欺」などNHKの存立を揺るがせるような不正の震源地になったことは誰しも知るところだが、実は

もっとみる
NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

今週もNHKの放送では誤りが相次いでいます。基礎的な確認が出来ていないということは、取材そのものにも根本的な誤りが含まれたまま情報発信されている懸念を抱かせます。

現場で何が起きているのかはわかりませんが、特に管理職層のチェック能力が著しく低下しているのだけは確実です。

ニュースウオッチ9の捏造報道事件から1年が経つにも関わらず、全くNHKの体質は改善されていません。

フェイク情報対策、と謳

もっとみる
【試写】新プロジェクトX「友とつないだ自動車革命 ~世界初!5人乗り量産EV~」

【試写】新プロジェクトX「友とつないだ自動車革命 ~世界初!5人乗り量産EV~」

今回の新プロジェクトXのテーマは、日産リーフ。私は正直、予告を見てガッカリした。かつてゴーン氏は「2030年までに日産がEVで覇権を取る」と各所で宣言していたと聞くが、承知の通り、その野望は潰えたからだ。「夢のあと」を今更見させられるのかと。

私が「R35 GT-Rの開発を改めて見たい」とコラムに記述したのは、結局、日本が世界に誇るブランドはGT-Rしか無いからでもある。

番組前に相次いだ「世

もっとみる
【やまと証券】なぜNHKニュースで”誤読”が相次ぐのか?アナウンサーへの緊急提言【深刻】

【やまと証券】なぜNHKニュースで”誤読”が相次ぐのか?アナウンサーへの緊急提言【深刻】

最近、NHKニュースでの誤読が相次いでいます。「おはよう日本」(特に5時台)は言うに及ばず、18時代の各局地域ニュースもノーミスで放送される方が稀です。

特に酷かったのは、2024年5月13日のNHKニュース7でした(初掲載時、5/14と誤記していました)。

このニュースにおいて、アナウンサーが大和証券を「やまとしょうけん」と読んで訂正される一幕がありました。NHKプラスでは、24分45秒ごろ

もっとみる
NHKニュースクリップ(2024年5/12号)

NHKニュースクリップ(2024年5/12号)

ついにNHKのネット配信を「必須業務」とする放送法改正案が衆議院を通過しました。これによって、スマホのみの視聴も受信契約の対象となることがほぼ確定しました。

ただ、この件、NHKの収益への影響はほとんど無いと私は思います。どこにNHKが見たくてNHKプラスのアプリをインストールして受信契約を結ぶ人がいるのでしょうか?

根本的な問題は、NHKに契約しないと見られないコンテンツが実質ゼロなことです

もっとみる
NHKニュースクリップ(2024年5/5号)

NHKニュースクリップ(2024年5/5号)

新年度が始まって1ヶ月が経過するも、NHKの放送(特に報道)は誤りが多すぎてうんざりしています。

普通に放送を出すこともできない NHKニュースの崩壊「アナが何件読み違えるか毎日賭けをしている」という職員の声を以前お届けしましたが、ローカルではミスの度合いがますます酷くなっています。例えばこちら、山形と仙台を間違えたという前代未聞の訂正が入っています。

これが何を意味するか?出演者はもちろん、

もっとみる
【試写】NHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」

【試写】NHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」

私の”協会人生”の中で、決して長い期間ではなかったが思い出深いのがNHKスペシャル(以下、Nスペ)だ。私が大型企画開発センターに在籍していた当時、センター長は事あるごとに「Nスペの要件は、スクープ・感動・チャレンジだ!」と檄を飛ばしていた。

私自身のNスペが十分に要件を満たしたとは今も思えないが(ただし数字は良かった)、部外者となった今もNスペを見る上での私の基準は「スクープ・感動・チャレンジ」

もっとみる
NHKニュースクリップ(2024年4/28号)

NHKニュースクリップ(2024年4/28号)

今週はNHKから経営関連の情報が示されました。特に、「四半期業務報告」は今後のNHKを見通す上で必須の資料なので、ぜひ新人の皆さんも熟読しておいてください。

一般企業ではありえない低水準の「四半期業務報告」読んでみればわかるんですが、「四半期業務報告」は公共放送としての役割を十分に果たしているとは到底言い難い内容です。

全体を通して、自らを客観的に評価する視座が欠如しており、自画自賛に終始して

もっとみる