暗部ちゃん/TVコラムニスト
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NHKニュースクリップ(2024年6/9号)
NHKでは、またもニュースを中心に、信じられない誤りと不誠実なサイレント修正が繰り返し行われました。情報の「参照点」なる意味不明な概念を標榜している一方、実態がいかにそぐわないかが明瞭になっています。
有識者の奇妙な擁護はNHKの世論工作の成果か?このnoteでも「新報道サイト」についてはこれからお伝えしていきますが、放送現場とは別の部署の人間(通称・ラスプーチン)が主導しているためなのか、かな
【試写】レギュラー番組への道「コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命」
私がNHKに就職した頃に話題となった「サラリーマンNEO」へのオマージュ的な番組が放送された。題して「笑う会社革命」。レギュラー化の道を探る、いわば実験枠。確か「サラリーマンNEO」も、似たような経緯で始まった。
今回の番組のテーマは、直近放送された「クローズアップ現代」とも近い。
NHK職員や外部プロダクションの中にも、不正の隠蔽はダメだという意識があるのかもしれない。
不正と隠蔽の連鎖が
NHKニュースクリップ(2024年5/26号)
NHKを巡る最近のトピックといえば、ネットサービスの必須業務化と、今後のスマホ受信料の徴収範囲の行方でしょう。
NHKネットサービスを巡る“誤解”まずはネットサービスの必須業務化についてですが、稲葉会長は次のように述べています。
ネットサービスが、放送と同じ情報内容や同じ価値を提供しなければならない=ネットサービスではなくて、「放送がより重要」ということです。つまり、相対的にはネットサービスの
【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」
私はクローズアップ現代が嫌いだ。当事者はNHK内では偉そうに振る舞っているが、実のところはご都合主義のストーリー作りが横行している番組だからだ。西館6Fにある暗がりのクロ現部屋を覗くと、上層部含めて何十人も試写に群がっては理屈をこねまわす姿がいつも目に入ってきたが、見る度に嫌な気分になったものだ。
「出家詐欺」などNHKの存立を揺るがせるような不正の震源地になったことは誰しも知るところだが、実は
NHKニュースクリップ(2024年5/19号)
今週もNHKの放送では誤りが相次いでいます。基礎的な確認が出来ていないということは、取材そのものにも根本的な誤りが含まれたまま情報発信されている懸念を抱かせます。
現場で何が起きているのかはわかりませんが、特に管理職層のチェック能力が著しく低下しているのだけは確実です。
ニュースウオッチ9の捏造報道事件から1年が経つにも関わらず、全くNHKの体質は改善されていません。
フェイク情報対策、と謳
【やまと証券】なぜNHKニュースで”誤読”が相次ぐのか?アナウンサーへの緊急提言【深刻】
最近、NHKニュースでの誤読が相次いでいます。「おはよう日本」(特に5時台)は言うに及ばず、18時代の各局地域ニュースもノーミスで放送される方が稀です。
特に酷かったのは、2024年5月13日のNHKニュース7でした(初掲載時、5/14と誤記していました)。
このニュースにおいて、アナウンサーが大和証券を「やまとしょうけん」と読んで訂正される一幕がありました。NHKプラスでは、24分45秒ごろ
NHKニュースクリップ(2024年5/12号)
ついにNHKのネット配信を「必須業務」とする放送法改正案が衆議院を通過しました。これによって、スマホのみの視聴も受信契約の対象となることがほぼ確定しました。
ただ、この件、NHKの収益への影響はほとんど無いと私は思います。どこにNHKが見たくてNHKプラスのアプリをインストールして受信契約を結ぶ人がいるのでしょうか?
根本的な問題は、NHKに契約しないと見られないコンテンツが実質ゼロなことです
NHKニュースクリップ(2024年5/5号)
新年度が始まって1ヶ月が経過するも、NHKの放送(特に報道)は誤りが多すぎてうんざりしています。
普通に放送を出すこともできない NHKニュースの崩壊「アナが何件読み違えるか毎日賭けをしている」という職員の声を以前お届けしましたが、ローカルではミスの度合いがますます酷くなっています。例えばこちら、山形と仙台を間違えたという前代未聞の訂正が入っています。
これが何を意味するか?出演者はもちろん、
【試写】NHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」
私の”協会人生”の中で、決して長い期間ではなかったが思い出深いのがNHKスペシャル(以下、Nスペ)だ。私が大型企画開発センターに在籍していた当時、センター長は事あるごとに「Nスペの要件は、スクープ・感動・チャレンジだ!」と檄を飛ばしていた。
私自身のNスペが十分に要件を満たしたとは今も思えないが(ただし数字は良かった)、部外者となった今もNスペを見る上での私の基準は「スクープ・感動・チャレンジ」
NHKニュースクリップ(2024年4/28号)
今週はNHKから経営関連の情報が示されました。特に、「四半期業務報告」は今後のNHKを見通す上で必須の資料なので、ぜひ新人の皆さんも熟読しておいてください。
一般企業ではありえない低水準の「四半期業務報告」読んでみればわかるんですが、「四半期業務報告」は公共放送としての役割を十分に果たしているとは到底言い難い内容です。
全体を通して、自らを客観的に評価する視座が欠如しており、自画自賛に終始して