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漫画の振り見て我が振り直せ。

「人の振り見て我が振り直せ」は、「他人のふるまいを見て感じることがあったら、わが身を振り返り、改めるべきところを改めよ。他人の行いを批判する前に、まず自分のことを省みよ」(出典 ことわざを知る辞典)という意味のことわざだ。

ここでいう「人(他人)」は、リアルな場に限らず、漫画の登場人物であっても通用するものがある。

マキノマキさんの『ブラックガールズトーク』は、仲良し女子3人組が、周りにいる「個性」というには無理がある、迷惑な人たちについてガールズトークをする話。人のもの欲しがり女、無自覚モラハラ男、距離の近すぎる知り合い、ナチュラル失言おじさん(単行本のあらすじから一部抜粋)……「ムカつくんだよ~~~!」で終わらずに、最後はスカッとする展開で終了する、オムニバス形式のストーリー。

連載タイトルは『ブラックガールズトークリターンズ』ですが、単行本は『ブラックガールズトーク』

第1話で登場する「迷惑な人」は、自称サバサバ系女(自サバ)で、職場で堂々と不倫をしているというとんでもない設定だ。こんな人、リアルでいるのかな……? (わたしは目撃したことはない)と思いつつ、この話でだいぶ心を掴まれた。

毎話教訓のようなものも受け取りながら読んでいる。登場人物ほど振り切ってはいないけど、自分もこれに近いことをしてしまったことはないか……? うっかり近いことを言ってしまったことはないか……? など、自分の中の物差しの修正を行ったりすることも。

読むとスカッとできる、『ブラックガールズトーク』。気分転換にもおすすめです。

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