zzrjade

どっぷり資本主義社会につかり、それが正しいと思い生きてきた30年間 あれ?何か違うぞ?…

zzrjade

どっぷり資本主義社会につかり、それが正しいと思い生きてきた30年間 あれ?何か違うぞ?と思い出した10年間 ビジネスマンとして価値観変容のプロセスやジレンマをつらつらと書いてみます

最近の記事

古代木造建築に学ぶ組織マネジメント

法隆寺の棟梁である西岡常一氏は印象的な言葉を多く残している。 私なりに要約すると ・飛鳥時代、法隆寺の創建時に使われたヒノキは、木が育ってきた環境が配慮され配置された。つまり南側で育った木は法隆寺の南側に、一方、北側で育った木は法隆寺の北側に配置されていた ・鎌倉時代前後の法隆寺改修時に、その木の特性を無視した配置、改修工事が行われた。その弊害は昭和の改修工事で現れ、木の反りが合わなかったり、一部痛みが進行するなどの状況が散見された ・鎌倉時代前後の改修では、建物の維持

    • 経営者のアンバランスを生かすNo2のありかた

      経営者とは、抜群のアイディアマンであり、組織を掌握する人間性を備えた卓越したビジネスマンのイメージをもっていた。しかし、経営者の近くで働く機会が多くなると、そういったイメージは全く当てはまらないという感覚を持つようになった。 私は、経営者に直接なぜ経営者になったのか?と問いかけてみることが多くなった。 特に、前職の友人は独立起業していくメンバーが多かった。結果的に、多くの人が社長である。 社長なった動機の大半は、「どうしても捨てきれない劣等感を解消したい。その方法がビジネ

      • 『アイディアが浮かばない』という劣等感を手放す

        私はリクルートという会社で企画部長をしていた。中途入社ということもあり、新卒入社では感じない、どことない違和感を抱きながらこの組織で過ごした。今となってはそれが1つの大きな財産となっている。 中期計画を立てているときこんなことがあった。 商品企画/マーケティング部門の若手から、 『部長(私)に新しいアイディアがないのか?戦略性に斬新さがない。』 と会議中に指摘された。その瞬間はとても焦り、恥ずかしさを覚えた。 しかし、、浮かばないものは浮かばない。社会に対する「負」を強烈

        • 変革期におけるリーダーシップとは

          ◆今求められるリーダーシップ今の世の中に足りないもの。そして、多くに人が求めているもの。 政治に対しても、企業においても、社内のプロジェクトにおいても、強力なリーダーシップを発揮し、成果を生み出すことを求められる。 そんなリーダーに対して、大半の人尻込みして役割を担うことをしない。しかし、そんな中、そのリーダーに名乗りを上げる猛者もいることも事実だ。 そして、そんな猛者たちは、強いリーダーシップを発揮した著名人を思い浮かべる。スティーブジョブス、孫正義、柳井正、、彼らの

        古代木造建築に学ぶ組織マネジメント

          なぜ人は成長する必要があるのか?

          ◆人は成長していくものである。  ・幼児期は身体が大きくなり、たくましくなる。   ・少年期は様々なスポーツや勉強に取り組み、知的にも成長する   ・社会人では、社会との接点の中で人間関係やビジネススキルを学ぶ 成長をしていく、それはごく当たり前のことだし、そうあるべき、という信念が僕の頭の中にしみこんでいる。 ◆成長すべしと思う僕が、周りに求めていることそういった成長のベクトルに乗ることで、少なからず良いことがあった。   ・給料は上がった。正直これからも上がるだ

          なぜ人は成長する必要があるのか?

          私の信じる正義が人を傷つける

          小学生の息子と絶縁状態になったことがある。経緯はこうだ ◆原因はコロナ禍におけるリモート授業彼は今塾に通っている。成績は当時最下位レベル。コロナ禍でリモート授業となった塾の授業で、ひたすら彼はZOOM画面からどうやって隠れるかを楽しんでいた。そう、全く授業を聞いてないのだ。 そして、成績悪化の底なしの負のスパイラルに落ちていった。 ◆私から見た息子今、学校にいけない子供たちを何人か支援している。 大好きな家族の生活を楽にしたくて、○○になりたい。そんなピュアな学びへの

          私の信じる正義が人を傷つける

          強みがいつしか逆効果になるとき

          ◆そんなに悪くない今の選択今投資ファンドの傘下企業で経営改善をハンズオンで行い、IPOを目指す仕事をしている。 悪くないはずである。悪くない選択をしたはずだ。 年収もいい、将来の可能性も広がる。 ◆どことない違和感。自分は何の役に立っている?昨年はコロナ禍の環境で、どの会社も先行きの見通しや資金繰りに四苦八苦したのではないか?私も忙しかった。 ただ、忙しいの質に違和感があった。その大半が内部的な報告なのだ。ファンド、取締役会、個別の問い合わせ、、、 何度見ても実は経

          強みがいつしか逆効果になるとき

          人は過去のシナリオを塗り替え、その延長線上に生きている

          僕は「正しく」、「貴重で希少な」経験も積み、「世の中が見え」ている だって何よりそれなりの結果も出してきた。 ◆私の経歴私は慶応大学を卒業後、  -コンサルティングファームを経て  -リクルートに転職した。3年で企画部長になり、1,000人近い事業の運営を支え、利益を2.5倍まで押し上げた。  -今はIPOを目指す会社の管理本部長だ 凄いでしょw ◆でも、私の心の中身は劣等感で満ち溢れている  -中学受験は志望校に不合格   -大学は浪人したが1つしか受からず

          人は過去のシナリオを塗り替え、その延長線上に生きている