見出し画像

強みがいつしか逆効果になるとき

◆そんなに悪くない今の選択

今投資ファンドの傘下企業で経営改善をハンズオンで行い、IPOを目指す仕事をしている。

悪くないはずである。悪くない選択をしたはずだ。

年収もいい、将来の可能性も広がる。


◆どことない違和感。自分は何の役に立っている?

昨年はコロナ禍の環境で、どの会社も先行きの見通しや資金繰りに四苦八苦したのではないか?私も忙しかった。

ただ、忙しいの質に違和感があった。その大半が内部的な報告なのだ。ファンド、取締役会、個別の問い合わせ、、、

何度見ても実は経営は大丈夫なのに、何度も求められる構造的な説明


あー、相手は何度も聞いて、安心したいんだ。正直そう思った。そして、それを私に求めてくるのは、シンプルにわかりやすく伝えられるスキルがあるからだと理解した。

でも、その繰り返す説明は、最前線の現場で苦労するメンバーに対しては、直接的にはなんら貢献していない。パワーポイントをきれいにまとめて何になる?この乖離に嫌気がさした。


私はわかりやすく相手に伝える、というスキルがある。それが強みだと思って、相手と相手の間に入り、つないできた。それが評価されてきた

でも、その強みがその環境下では逆効果となっていた。


強みだけを強調しすぎると、逆効果に。真ん中の自分てどんな自分

そこから迷走が始まった。一体自分は何をしてきたんだろう?

劣等感の上に積み上げてきた「強み」だと思い込んでいたものが崩れだした。果たして自分はいったい何がしたいのか?そんなことを紋々と考え出した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?