奥州ロマン

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最近の記事

僕のお父さんは織田信長

プロローグ 僕のお父さんは織田信長と言います。僕はよく知りませんが、スゴイ人だと周りの大人達は言っています。 でも僕はすごいと思いません。お父さんはあまり僕と話してくれません。お母さんはいつも仕事で忙しいのよと言っています。友達のお父さんは仕事もしているのに、よく一緒に出かけています。他のお父さんの方がよっぽどすごい人だと思います。 僕は将来父のような普通の人ではなく、一緒に良く出かけてくれるお父さんのような人になりたいです。 僕のお父さんが死にました。お母さんは何も話し

    • セルフレジから始める世代交代

      まずはこのCMを見てほしい。 (違法アップロードしかなくてすみません) このCMが制作された要因としてお年寄りが会計に時間がかかっていること以外に、昨今のセルフレジが大量導入された背景があると思う。 Twitterにはセルフレジで店員を呼ぶお年寄りに対して辛辣なツイートをしばしば目にする。 「それくらいわかるだろ」「老人お断りって書いとけ」という具合で、間接的に迷惑という意見を並べている。 果たして、使えない側が必ずしも悪いのだろうか、本当に使おうという努力が足りない

      • 内定駅発快速急行地獄行き

        この時期、就活生は大詰めを迎えているだろう。 大体の会社は10月に内定式を終えるため、それまでが一旦のタイムリミットとも言える。 かくいう私も就活生のこの時期は求人票と睨めっこしながら会社を探していた。学校のOBや教員から会社の選び方や気をつけた方が良いこと、先人の知恵を必死にかき集めてもいた。 だが、どうも内定がもらえない。4月から始めた就活は気づけば8月になっていた。 「この会社に入って何がしたいですか」「入社して10年後どうなっていたいですか」その質問に答えられず

        • リアル人生鬼ごっこ

          人生は壮大な鬼ごっこだと思う。 自分が立ち向かってはいけない鬼と出くわすことがあって、生き残るには逃げるという選択肢しかない。 もちろん、捕まるとゲームオーバー。 最近は芸能人の自殺者が多く報道されている気がする。 多分それでさらに自殺が神格化されて後追いする人も少なからずいるだろう。 「逃げても良いんだよ」 よくこの言葉を聞く。無責任ヒーローの登場だ。 社会人が逃げた先には、これで良かったのかの自問自答と将来への漠然とした不安が待っている。 では、全てやめてしまおう。

        僕のお父さんは織田信長

          面白い文章の正体

          私は面白い文章の正体に気がついてしまった。 数多の小説やエッセイ、バズるようなツイートをジャンクフードのように読んできたが、総評として面白いと思わせるものの法則を見つけてしまった。 その正体とは「粋(いき)」である。 粋な言い回しこそが、文章の面白さの正体だ。 代表的なものは比喩である。 事実だけを連ねている文章は会社の報告文書同様、実につまらないものである。 そこに比喩というバニラエッセンスが加わることで なんとも言えんない面白さが漂ってくるのである。 最近、バズって

          面白い文章の正体

          みんな、インターネットで日記を書こう

          働いている時、ふと自分の生活に退屈に感じる時がありました。凄く人生が長く感じて、すぐにでも線路に飛び込んで人生を終了することも選択肢として考えていました。 でも自分が人生で感じた全てが無になってしまうのはどこか悲しくて、勿体無いと感じました。 どこかの誰かに無知だと言われても良いから どこかの誰かに馬鹿だと言われても良いから 匿名の誰かに自分の話をしてみたくなったのです。 誰かに何かが残れば良い。どんなものでも。 そうしたら自分の人生勝ちだなと思ったのです。 明日か

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          ニートでは精神年齢に天井が出来てしまうという話

          まえがき 筆者は23歳会社員で、現在仕事を休職中である。今夏から激務に追われ精神を病んでしまったからである。休職期間中、仕事のあり方を考えるうちに、ふと「仕事って人生に必要?」とか考えることがあった。 筆者自身の中でなぜ、人生に仕事が必要なのかわかった気がしたのでここに書いておこうと思う。 人生に仕事が必要なのは精神年齢を成長させるため 仕事が人生に必要なのは精神年齢を成長させるためである。人生に精神年齢の成長が必要か、ということに関しては例えれば「ピーマンが食べれるよ

          ニートでは精神年齢に天井が出来てしまうという話