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似たような言葉 ルールとマナー、モラル(時々思うこと No.18)

おはようございます! カズピロコウです。
わたしの住む地域では雨降ったり、晴れたり、もう梅雨入りしたのかな?と思わせる天気模様。

こういう天気の中で、マスクをしていると、
口のあたりがビニルハウスか‼と思うほど、湿気が高くジメジメした空気を身近に感じるようになりました。

今回取り上げるテーマは

似ている言葉だけど、微妙な意味が違う?

ルール、マナー、モラルの違い

最近、気になったこと、考えることとして、「ルール、マナー、モラル。この3つの違いって何だろう?」ということ。日本語では似た意味を使われる一方で、微妙な違いがあるんじゃないかとHSPの感性が働いた。


3つに共通するところは、他人優先、それぞれの価値基準が存在すること。
ルールを守らないと、相手や自分の周りの関係が公平に保てない。
マナーを守らないと、相手に失礼。
モラルがないと、相手からかわいそう、軽蔑されると思われる。
相手の目線に立つ、相手軸で考えることが大切になってくる。

今回はこれらの3つの言葉の本来の意味を比較しながら、違いは何なのか、今を生きる私たちが気を付けておいた方がいいことを見つけていきたい。

ルールとは

まず、はじめに英語の意味を見ていく。

(Cambridge Dictionary) noun
an official statement about what you must or must not do
(Oxford learner’s dictionary)
a statement of what may, must or must not be done in a particular situation or when playing a game

2種類の辞書によると、助動詞muststatementが使われている。
助動詞は主語の気持ちを伝えるもの。mustには義務という意味がある。
そして、statementを調べてみると、

(ロングマン現代英英辞典)
statement
something you say or write, especially publicly or officially, to let people know your intentions or opinions, or to record facts
対象は大勢の人へ、公式的に、公に書いている、言っているものこと。

つまり、ルールとは
誰:自分や相手が、
場所:大勢の人が利用するところ、公の場で、
何:義務付けられている記述となる。

マナーとは

manners
ways of behaving with other people
(Oxford learner’s dictionary)
behaviour that is considered to be polite in a particular society or culture

共通している言葉は、behaviour (アメリカ英語 : behavior)、behave。
他人、特定の社会や文化で礼儀正しいという立ち振る舞い。
言い換えると、相手から見る、客観的な所作のこと。

そのため、

マナーとは相手に迷惑をかける、
失礼になるような事はしてはいけない所作や振る舞い。


ルールと比べると、ルールブックという言葉からも分かるように、ルールは目で見えるもの、具体的なものである。マナーは、例えば、面接でいうところのお礼は45°、ノックは3回など相手にとって不快な印象を与えないような行動のこと。少し違いが見えてきた。

モラルとは

(Cambridge Dictionary) adjective
relating to beliefs about what behavior is good and what behavior is bad
morals noun
beliefs that you should behave well and treat other people well
(Oxford learner’s dictionary)
based on your own sense of what is right and fair, not on legal rights or duties


共通している言葉として、behavior、good (right) 、belief (sense)
さらに、マナーより抽象度が増した。

モラルは良し悪しの感覚や信念が、その人個人による判断や価値基準。

そのため、日本語訳では主に「道徳」という意味には納得がいく。

余談
学校現場で働く私は現在、道徳が教科化されて教科書が準備される一方で、自分の考え、真意を伝えることは経験の浅い子ども、思春期ど真ん中の中学生には難しいと考える。

「こんなこと(ネガティブなこと、場違いなこと)を考えているのは私だけではないだろうか?自分の思いを言って友達の輪から外されないだろうか?先生が思っている“正解"を当てよう!」

一つのことに十思い、考える私からすると、このようなことを思いつく一方で、正解がない、〇×が存在しない道徳は哲学的な要素があり、興味深いところもある。そのために、発言しやすい環境づくりが理想的である。

私の意見として、
若者が道徳を身に付けるためには、異年齢の人、周りの人とのアルバイト、ボランティアのような社会的なかかわりが必要だと考える。
また、物事の良し悪しの感覚を人生の先輩である大人が教えることも大切。

モラルハラスメント (モラハラ)とは?


道徳や倫理に反した嫌がらせの全般を意味する。

モラハラは、パートナー、職場の人に対して言葉や態度、身振りなどによって人を不安に陥らせたり、巧妙に支配したり、人格や尊厳を傷つけるなどの精神的な暴力や虐待の総称。

つまり、相手の受け取り方の問題なのかな?と感じる。
多くのハラスメントがこれに該当する。そこで、自分が受けたと思われるハラスメントは、第三者が見てハラスメントかどうかを判断する必要がある。

個性も大切だけど、常識を持つことの大切さ


最近、「個性を尊重する、大切にする」という言葉をよく耳にする。
そのために、身近な大人が教えること、アルバイトのような社会勉強を通じて経験を積んでいってほしい。この過程の中で、必ずといっていいほど

「失敗をする」「間違える」ことがあるだろう。
しかし、恐れないでほしい。

私もプライドが邪魔しているのか、これはどうしたらいいんだろうと考えすぎて、行動へ移すのに時間がかかる。

こういう時こそ、

「考えても変わらない。やってみてから、その後はなるようになる。」

と心の中でつぶやいてから、行動する。

今は調べたら、すぐに答えと思われる、されるものが出てくる。
人間がやることだから、間違いはある。このエラーからどう修正していくかが問題。
完璧を追い求めて、自分に課すハードルを高すぎないように「ちょい難」のレベルを設定し、達成していくことが大切になってくる
この「ちょい難」は10段階でいうところのレベル5、6。
その価値判断は自己判断でいい。

最後に
本日もお読みになっていただき、ありがとうございます。

何気ない日常の中に問いはあります。
「当たり前」のように使われている言葉、ものに注目し、突き詰めていくと違いが見つかるということもあるかもしれません。

こういった疑問を持つ、好奇心を働かせる人が少しでも増えてほしいという思いで、時々、思うことのマガジンを作ったかもしれません。

読者の皆さんの中で、
「似ているようでちょっと違うもの」はありますか?
専門的な話題から身近なものまで。
宜しければ、コメント欄に書いてみてください。

以上

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