正しいことを正すことは悪いこと? 夢の話 その10
スマホを携帯してトイレをしていると、
突然、電話がかかってきた。
マナーモードにせず,着信音が鳴り響いた。
電話をして用を足し終えて個室トイレから出ると、
そこに1人の男の子が立っていた。
「お兄さん、貸して」と私のスマホを欲しがる様子の男の子。
子どもとはいっても見ず知らずの人に
スマホを貸す寛大さというより恐怖心の方が強かった。
「お兄さん、貸して」と何度も言い続ける男の子。
「ごめんよ。これはぼくのものだから、君には貸せないんだ。」
そういうと、男の子は涙目で手洗い場に合ったポスターを指差した。
そのポスターの数あるルールの中で、トイレの使い方が書かれていた。
・トイレを使っている人に迷惑にならないようにしよう
というものがあった。
その子からすると、
自分がトイレをしている時に電話をされることが迷惑で、
私に注意として「スマホを貸して」と言ってきたのだろう。
その子の対応は正しいことであることに間違いはないが・・・
マナー違反である私に注意をしてくれたのだろう。
とそんなことを思った私は
「ごめんなさい。君の迷惑だったね。今度から、お兄さんも気をつけて
トイレでは電話しないから、今日は許して。」と謝った。
男の子は首を縦に振り、その場を立ち去った。
私も心の中では(悪いこと、したなぁ~)と深く反省しながら、
手を洗いトイレから出た。
すると、トイレの近くにあるベンチで
タバコを吸っている女性がいた。
キレイな女性の目の前に、あの男の子が立っていた。
「お姉さん。それ、ちょうだい。」
ルールやマナーは守ることは当然のこと。
誰もが守るべきもの。
だが、
どうして大人になると、これらを守りづらくなるのだろう?
「やってはいけない」ことを
「やってしまう」大人たち。
犯罪という社会から逸脱した行為とも取ることができる、
周りから注意されて自分に言い聞かせることもできる人。
大人には自制心 自省心が備わっているものだと思っていた。
しかし、ニュースの多くは青少年の犯罪も少なからずあるが、
社会人 大人の不祥事が多く取り上げられている。
大人の世界 社会は白黒はっきりする世の中ではなく、
白と黒の間 グレーな世界
だとこの夢を見てそう感じた。
正しいことを正すこと 正論を言う
正義を突きつけることは、返って相手を傷つける
という世間の矛盾をどう理解に落とし込んでいけばいいのか?
モヤモヤしながら頭で考えていると、ふと目が覚めた夜中の2時。
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