【日記】ジャパン ホーム&ビルディング ショーに行ってきました
こんばんは。
自立に向けてとにかく手を動かしたいとっとです。
今日は会社を休み、ジャパン ホーム&ビルディング ショーなる展示会に行ってきましたので、シェアさせていただきます。
きっかけ
わたしは宇宙開発の業界で会社員をしています。
昨年、40才を手前にして、自分の人生をまじめに考えるようになりました。
そんななか、ログハウスビルドの事業承継にチャレンジしようと、この夏に帰省した折、現オーナーさんと話をしてきました。
9月になると仲介屋さんからメールがあり、前向きな方向で考えているというご連絡をいただいていました。
ところがその後は特に連絡もなく、変わらない日々を過ごしていたのですが、10月の初めにオーナーさんからメールがあり、
3年ぶりに開催されるジャパン ホーム&ビルディング ショーを見に上京するから、一緒に見てみないか?とお誘いがあったのです。
平日の開催でしたが、もちろん興味があったので、わたしも今日展示会に行ってみることにしました。
ジャパン ホーム&ビルディング ショー
この展示会は、建築に関する最新の情報・技術・製品に出会える専門展示会ということで、コロナ過に入るまえは毎年開催されていました。
今年は3年ぶりの開催ということで、わたしも車で行ってきました。
この展示会には、建築に関わるさまざま企業の製品が出展され、今日10/26から10/28まで3日間開催されています。入場無料です。
オーナーさんは、ログハウスに直接的に関係なくとも、建材、設備、インテリアなど、さまざまな企業の製品カタログをこの展示会で入手し、施主さんからなにか要望があったときに応えるための引き出しとしてもっておけるよう、毎年欠かさず名刺交換に来られているそうです。
まずは一人で潜入
場所は東京国際展示場(ビッグサイト)で、東棟の臨時駐車場に車をとめて、会場に向かいました。
オーナーさんとは、当日に会場で合流することになっています。
九州から朝一の飛行機で来られるということで、ショートメッセージでやりとりをしていたところ、空港からのバスが少し時間があったため、わたしは先に会場内を見て回ることにしました。
このような大規模な展示会なんて何年振りでしょうか。
すこし緊張しながら、受付を済ませて中に入ります。
会場は広く、ところ狭しとブースが並んでいるので、とにかく歩いて気になったブースで声をかけてみることに。
継ぎ手サンプル
継ぎ手と言われる、木材と木材を接合するための加工部分のサンプルがおいていました。
ノミをつかって大工さんが手加工するのですが、いまはプレカットというマシン加工が主流のようです。
シロアリブース
ログハウスにとってシロアリ対策はかなり切実な問題では?と素人ながらにおもっていたので、このブースで20分ほど担当のオジサンを質問攻めにしました。
日本に住む主なシロアリは、イエシロアリとヤマトシロアリの2種類で、生息分布や攻撃性など、いくつか相違点があります。
ブースには、実際にそれぞれのシロアリが入った瓶と、シロアリに食われた角材が展示されていました。
シロアリに食われた角材は中が空洞になっていて、小さなハンマーで叩いたときの音を聴き比べると、食われていない角材とは全然ちがった、ボーンボーンという響いた音が聞こえるのでした。
握りごこち
こちらは握りごこちというブース。
壁にさまざまな形の取っ手が固定されています。
あまりに謎だったので、近くにいた担当の女性の方に色々聞いてしまいました。
どうやらこの展示会のために、全国の工務店に所属する大工さんたちによる、取っ手を制作するというコンテストがあり、その展示ブースのようです。
昔の大工さんはデザインの検討はしないものだったそうですが、今は大工さんもデザインから考えてみようというコンセプトで、本当にさまざまな形の取っ手が展示されていました。
ぜひ触ってください、と言われたので、ひたすら取っ手を触りました。
ブラインドパネル
こちらは室内用の間仕切りになるパネルです。
和の模様をあしらった、とてもきれいな木工パネルでした。
プレゼン兼用3Dモデルソフト
こちらは2Dの作図から3Dのイメージを作り上げるソフトウェアのブースです。
多様な設備メーカーの部品モデルが登録されており、それをドラッグ&ドロップで間取り図の任意の場所に置いていくと、室内のイメージがすぐにわかるというものです。
担当のお姉さんに操作してもらいながら、こちらも質問攻めしてきました。
厳密な構造計算まではできないようですが、施主さんとの初期検討やプレゼンなどで活躍できそうです。
工程管理支援
こちらもソフトウェアのブースです。
各業者さんとのコミュニケーションツールも兼ねた工程管理システムで、こちらも優しいお姉さんに色々説明していただきました。
業界では30万件を超える膨大な企業に導入されていると自負されていました。
わたしがイメージしているログハウスビルド事業では、まずは個人でやられている専門の下請け業者さんたちに声をかけていくことになります。
そのため、最初にして最大のネックは、このシステムを関係各所に導入するところですね、って話をするも、あまり伝わっていないようでした。
オーナーさんと合流
そうこうしているうちに、ログハウスビルドのオーナーさんから
会場に到着したよ
と連絡があり、合流して一緒に見て回りました。
ここからは、基本的にオーナーさんについてまわります。
オーナーさんの見る観点はとても勉強になります。
それは、すこしでも施主さんの希望にこたえるための引き出しになるような技術・製品がないか、という観点なのです。
なにかあれば、すかさず名刺を交換して回ります。
ストーブ
こちらは40~60万円ほどするお高いストーブ。
燃料は木材チップで、少しずつチップを火にくべながら、温風をファンで室内に循環させる機能がついたストーブです。
天板では鍋が煮えていました。
床暖房
こちらは床暖房のブースです。
床板の下に貼られた青いヒータが見えています。
九州は温かいとおもわれがちですが、山間部は雪も降りますし、底冷えします。
床暖房の需要はあるんですね。
バレルサウナやテント
こんなものも。
外にも置けるタイプの独立型サウナです。
雪の降るような寒い冬の日、庭に置かれたこのサウナに入ると気持ちよさそうです。
こちらは足のあるテント。
4人ほどゆったり中に入っていました。
こういうテントが庭にあると面白そうです。
インテリア
インテリアも見ていきます。
ステンドグラスで飾られた姿見がきれいでした。
こちらは壁掛けの装飾品
海外のペンダントライトもきれいです。
こちらは移動できるバスタブ。
素材はFRPでは無いとのことでしたが、片方の端を片手で軽々持ち上げられるほど軽かったです。
ログ材
最後に、フィンランドのログ材加工メーカーさんです。
こちらは、オーナーさんが20年来の付き合いがある企業で、通訳の方を介して昔話に花が咲いていました。
実際にはこのあとも、水を流さなくて良い便器や、クリスタルのようにきれいな吸音材など、おもしろい物をたくさん見て回りました。
カフェで雑談
一通り回ったあとは、オーナーさんとカフェで2~3時間ほどお話させていただきました。
今回ご縁があって、今年の初夏ごろからでしょうか、以下のように事業承継の話は進んできています。
8月、九州にあるオーナーさんの事務所でお話した際には、今年の秋ぐらいにはなんらかの方向性を示す、と言われていましたが、まだいろいろと悩まれているようでした。
つい先日も、九州の企業からM&Aのオファーがあったとのこと。
今日、カフェでコーヒーを飲みながらいろいろとお話を伺うと、オーナーさんの心中をすこし共有させていただくことができました。
つまり、オーナーさんとしてはわたしに譲りたい気持ちがもう大半を占めているのですが、わたしの立場に立って色々とご心配いただいていることが改めてわかりました。
ひとつひとつ、上記のような点についてはわたしなりの考えをお伝えしました。
不安・心配ごとはあれど、カミさんの理解は得られていますし、何事も、どうなるか結果を見てから行動することはできません。
今踏み出すかどうかという悩みではなく、やりたいならまずはやり始めて、それから金銭的に苦しむなりといった次の悩みに置き換えていきたいと考えています。
心配される気持ちもわかりますが、最悪わたしが首を吊っても責任を感じる必要はないですよ、後味は悪いかもしれませんが!
とまでお伝えしました。(笑)
どれだけ追い込まれても首はつりませんが!
オーナーさんとしても待たせてしまっている、という想いが伝わってきましたので、こちらから答えを急ぐようなやりとりはしませんでした。
今年中には進む方向を決め、来年3月ぐらいには契約を含めた具体的な話ができるようにしたい、とおっしゃってくれましたので、わたしは改めてそれまでオーナーさんの判断にゆだねることにしました。
まとめ
今日はすごく濃い一日でした。
こうやって他の企業の方と話す機会に触れると、あらためて早く自分もログハウスビルダーとして自分の居場所を確立して名乗りたい!と強く思うのでした。
自営されている方は本当にすごいなと思います。
また、今日オーナーさんとお話させていただき、わたしとしてはオーナーさんの気持ちが固まるのを見守ろうと思いました。
先日、ヤフオクで建築関係の古本セットを送料込み4,000円で購入しており、結果どうなるかわかりませんが、来年3月までは現職をメインにしながらも、余裕をもって建築業界のさわりだけでも勉強していければなと、改めて近々の行動指針を自分のなかで明確にして、帰路についたのでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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