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【メルボルン奮闘記】アラサーでも楽しめたメルボルンのクラブでの夜

言語って常に変わりつつあるもので、「クラブ」とタイトルで書いたにも関わらず違和感を感じている。最近の人は「クラブ」というのか。ディスコではないのはわかるが、クラブという言葉もどこか古臭く感じる

きっと私がしばらくクラブに足を向けていなかったからであろう。

そんな訳で1年以上ぶりぐらいにクラブに足を踏み入れた。メルボルンでの夜遊びは経験済みだが、クラブに行ったのは初めて。メルボルン民の友達に連れられて行ってきた。

ハタチやそこらの時は香港にいたので、毎週末のようにランカイフォンに足を運んでいた。あの坂を16センチハイヒールでツカツカ歩けたのは体重が今より10キロ以上軽かっただからであろう。あの頃の自分が羨ましい。今ではそんな高さのハイヒールすら持っていない。

夜遊びコーデも歳と共に変わった

遊びにきていた友達や、メルボルン民の友達が他数名にも声をかけてテーブル席をゲットすることに成功。アラサーの夜遊びは座る席がないとやっていけないのだ。買い物に連れて行った弟が店内にある椅子にすぐ腰をかけていた気持ちが今ならわかる。ありがたや

当日、出かける準備をしている私にうちのかみなり君(彼)が

「クラブでの音楽ってどんな感じなの?」

と、まるで音楽通みたいなことを聞いてきた。知らんがな。

正直な話、私はEDMやクラブのゥンツッゥンツッみたいな感じの音楽よりもクラシック音楽の方がまだわかる。ここで勘違いしないでほしいのが、クラシック音楽がわかるという私の知識はのだめカンタービレに出てくる音楽だけである。

家でかみなり君が流す音楽は私には理解できないものが多い。一度トイレからアフリカ民族の音楽みたいなものが流れてきたことがある。かみなり君がトイレに入っていたので、声をかけようか迷ったが、ちょっと不気味だったので「大丈夫?!何聞いてるの?!」と聞いたら、彼がハヤリの音楽を聞いているだけだった。

そんな音楽通(?)のかみなり君とは対照的に、私は知っているメジャーな音楽で軽く踊れてお酒が飲めればいいタイプだ。自慢できることではないが、こだわりはない。クーラーがあって、座れる席があればいい。こだわりはないが、注文は多い

テーブル席を予約をしていたので、長時間並ぶことなくすぐにクラブの中に入ることができた。本当はもっと並んだりするのかもしれない。

しかも、入場料金が現金オンリーだった。こっちでは普通なのだろうか。犯罪ドラマが大好きな私は、裏でヤクザ(海外だからマフィア?)が手回しをしているから現金なのではないかなどと失礼な妄想に取り憑かれた。

入って早々、私が10年前に聞いていたような音楽が流れてくる。みんな同級生/アラサーなので盛り上がる。15歳から23歳ぐらいまでに聞いていた音楽ってなんでこんなに盛り上がるのだろうか。青春効果か。

ちなみにそのクラブには特別に「R&Bルーム」というR&Bばかりを流す小さいエリアがあった。音楽通ではないがR&Bは好きなので、小一時間後、そこに行ってみた。激混みだ。

こっちの人ってなんでこんなに背が高いのだろうか。前が全く見えない。なぜクラブに16センチのハイヒールをで行っていたか思い出した。履いていないと埋もれるからだ。

私がゲンナリしそうなのを見越して、親友がテキーラショットを注文する。阿吽の呼吸みたいに私の様子を見て、すぐオーダーしてた。エスパーか 笑

またもや注文の多い私がすぐさま「レモンじゃなくてオレンジに変えて〜」と、お願いする。これはテキーラ慣れしてない人におすすめしたい。レモンのスライス/ウェッジよりもオレンジの方がテキーラショットは飲みやすい!(私は)

R&Bルームでは、2000年代に流行った音楽を流していたが、人が増えるに連れ最近の音楽が流れる。果たしてずっとR&Bだったかは覚えていないが、楽しかったので花丸。テーブル席でちょっと休んでは、移動するというのを繰り返したせいかお酒もそこまで回らずいい感じ。この立つ、座るを繰り返すと酔わないのは私だけであろうか。

そんな私も2時半になると「そろそろ帰るわ〜」と撤収した。クラブでのピークは2時ぐらいだと思っているので、それを過ぎたら帰りたいアラサー。

そうやって終わったメルボルンでのクラブデビュー。数日後、友達と口を揃えて「あのクラブ良かったね。音楽も。」とまるでみんな音楽通のような口ぶり。

「っていうか、うちらの年代の音楽多かったよね。」と親友が言うと、

メルボルン民の同級生がのほほんと一言;

「あのクラブ多分アラサー向けなんだと思う〜、昔、大学生の時に行って、なんでちょっと年齢層高いんだろうって思ってたけど、今の私達にあってるんだと思う〜!

だそうです。

そっか☆って、開き直って笑ったアラサー三人組。久々のクラブで過ごした夜は、楽しかったけど歳を感じた

次クラブに行くのは1年後でいいかなと思ってた1週間後にまた行くんだけど、その話はまた今度。



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