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【IB DP】教科選択について

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
IB生のはくまいです。
今回は私のIB DPにおける教科選択についてお話しようと思います。

わたしの取っている教科は以下の通りです。
Group 1(言語と文学) Japanese A Literature Self-Taught SL
Group 2 (言語習得) English B SL
Group 3 (社会科学) Business Management SL
Group 4 (理科) Chemistry HL
Group 5 (数学) Math AA HL
Group 6 (美術、1-5から再選択) Biology HL

1. 選択方法

科目選択をするに当たって、私は先生と相談することが数学以外ありませんでした。
基本的に、MYP5(高校1年生)の成績でHLを取ることが問題ないと判断されると自分の学校はどうやら希望しない限り面談に呼ばれることがない様でした。
友達の中には、理科HLを取るために成績が足りないため、何度も進路担当の先生と理科の先生と面談を重ねている人もいました。

私はMYP5 (DP1の前年)から日本の大学に行きたいと思っていたため、地元のIB入試を行っている国立大学が指定している必修科目に基づいて科目選択をしました。
その頃の私は、医者になるのも良いかな、と漠然に考えていたため、医学部の国際バカロレア入試の必修科目に基づいて、理科HLを2つ、数学HLを選択しました。
結果的に、医学部志望では無くなったものの、変わらず生物化学関連の分野に進みたいと考えているためこの選択には満足しています。
進みたい大学や国、細かい分野が決まっていなくても、UCASなどでだいたいの必修科目を確認することをおすすめします。
(例: 理系なら理科HL×2と数学HLなら基本どこでも行ける、等)
また、日本の国立大は東北大がかなり細かく点数や必修科目を指定してくれているため、東北大の募集要項は大学のレベルと比較しながら考えるのになかなか役立ちます。

2. HLを取るために

上記にあるように、私の学校にはHLを撮るためのルールが存在しています。
そのルールとは、
「高校1年の成績でその取りたい科目で6以上を取らない限りHLを取れない」
ことです。
ですが、なんだかんだ7段階中4などギリギリな成績で無ければ皆最終的にはHLで取らせてもらっていました。
6を取ることも簡単では無いですから、最終的には皆落ち着くべきところに落ち着く、と言った感じでした。3つHL取らないとディプロマも貰えませんし、、

ただ、ひとつ違ったのが数学HLです。
自分の代は数学HLを取ろうとした人が少なく、AAHLしか開講されませんでした。おそらくAIHL志望の人は3人いたのですが、人数の関係で開講されず、AAHLを受けれるレベルではないと判断されたため皆SLを取った模様です。
数学は、AAとAIどちらがいいのかという面談をしました。HLを取ることは自分の中で確定事項だったので、AAとAIどちらが自分の進路にあっているのか、という話をしました。
結局、数学HLはAAしか開講されなかったのであまり意味はありませんでしたが笑
でも、数学HLがAAしか開講されない事実が生徒には6月まで伝わっておらず、最初はAIHLで出していた教科選択が勝手にAAHLに変えられていたのはかなり恐怖でした...みなさんはきちんと学校に念を入れて確認しましょう。
結果的にAAHLでpure mathematicsを学ぶ決断はAIHLを取るより格段に良かった、と胸を張って言えるのでなんだかんだ満足です。それと、シラバスを確認するとおそらくAAHLの方が日本の数学と被っている分野が多く、帰国子女受験を目指している自分にとってAAHLはアドバンテージになり得るなと感じています。

数学HLはほかのHL教科と違って忍耐力がかなり問われる科目だという風に私は考えています。正直言って、数学が好きでない人はHLをとることをよほどの理由がない限りおすすめしません。文系の方は確実に数学HLは回避した方が良いのではないかと思います。

AA、AI、SL、HLの違いについては次回の記事でお話しようと思います。

3. SLの決め方

私は高校1年生の時点でEnglish Acquisitionのクラスにいました。これはDPの科目で言うEnglish Bのクラスに相当します。このクラスに高校1年生時点で在籍していると、English Bの受講を勧めるのが私の学校のルールでした 。それに加えて、英語に圧倒的な苦手意識を抱いていた私は迷わずEnglish Bを選択しました。
学校にはHLを勧められましたが、4つめのHLを取る気が起きなかったこと、また日本志望ならば取っている英語のレベルに関わらず必ずTOEFLもしくはIELTSを受けなければいけないため(帰国子女だから)HLを取るメリットが感じられませんでした。また、日本のために取ったTOEFL/IELTSのスコアはイギリスやオランダなどの出願でも活用出来るため、わざわざEnglish B HLを取る理由がありませんでした。

私の学校で受講できるGroup1教科は英語Aと現地言語Aのみでした。
ですので、English B を取る私はSchool Supported Self-Taughtのシステムを使い日本語Aを受講することにしました。こちらのSelf-Taughtの仕組みに関しても、後のnoteでお話出来ればと思います。
私は人生の半分以上を海外で過ごしてきましたが、今のところ全く問題なく日本語Aの授業を楽しんでいます。
また、Self-Taughtの場合SLでしか履修できないため、自動的にSLになりました。日本語A、本当に楽しいのでHLが取れたなら取りたかったなーと思います(笑)
Group 3ですが、自分の学校ではBusiness ManagementかHistoryしか開講されておらず、経済をやりたかった自分は泣く泣くビジネスを選択しました。本当はオンラインでEconomicsを受講する手もあったのですが、私の選択しているHLがIBの中でもより難しい教科として有名なこと、お金が追加でかかる上にオンラインサービスの評判が良くないことから諦めました。
また、Historyはたくさんの英語の本や文献を読む必要があったため、英語力に自信のない私は歴史を迷わず回避しました。そんなこんなで選んだビジネスですが、なかなか面白く、内容も歴史や生物などと比べればかなり薄いため、点数を稼ぐにはいいチョイスだったと言えるでしょう。

ということで、今回は私のIBDPの科目選択についてお話ししました。DPの科目選択は人生を左右するかもしれない大切な選択です。これから決める予定の方は、きちんと大学の募集要項を確認したうえで自分の納得できる選択をできるように、少しでもヒントになったらうれしいです!

質問のある方は

Twitter: @maihaku8

マシュマロ: https://t.co/i5u4ACc4we

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