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【韓国語】音読のススメ📚私が発音を直すために実践したこと!

今日は私が韓国語の「発音」や「イントネーション」をネイティブに近づけるために実践してみて効果を感じた勉強法についてお話ししたいと思います☺︎

まず、大学院に入学した頃の私の韓国語の発音はかなりぼろぼろでした。大学院の授業では韓国語の原稿を自分で用意してネイティブの前で読み上げるというシーンが頻繁にあったのですが、私の発音が悪かったせいでクラスメートが正確にメモ取りができなかったり、誤訳してしまうということも何度かありました。その度にすごく申し訳なくて早くネイティブみたいに綺麗に発音したい!ともどかしい気持ちを感じていました。

①苦手な発音を把握する

発音を直すための第一歩は、うまくできない発音が何なのかを把握することだと思います。

私の場合、ありがたいことに授業中や授業終わりに教授やクラスメートが発音について指摘してくれたので自然と自分の苦手な発音群を把握することができました。毎回できてないと言われてたのがㅃ、ㄲ、ㅆ、のような쌍자음(双子音)。
その他にも
ㅇ、ㅁ、ㄴ
오と어 
ㅈ ㅊ ㅉ
ㅂ ㅍ ㅃの区別がうまくできてないとよく指摘されていました。

②音読の進め方

そこで始めたのが「音読」です。シャドーイングは普段からよくしていましたが、テキストを見ながら最初から最後までしっかり音読してみるということはあまりしていませんでした。

発音やイントネーションを伸ばすにはネイティブの音声をたくさん聞いて真似するのが一番手っ取り早いです!

私はこんな順序でやってました!

⑴YouTubeで2、3分のニュース映像を探す

SBS、YTN、MBCなど何でもいいです!
私はよくSBS NEWSを使っています。

例えばこの動画は長さが2:10です。発音とイントネーションに重きを置いているので反復練習もしやすいように長い動画より短めの動画がオススメです✨

概要欄を開くと「원문 기사 더보기」というのがあるので、URLをクリックします。

すると、ニュースサイトのページに飛べるのでそこで動画を再生します。

もちろん最初からSBSなどのニュースサイトで動画を探してもいいのですが、私はYouTubeで探して後からサイトに飛んだ方が楽だと思ったのでこういうやり方をしています!

(2)まず一度シャドーイングしてみる

動画が再生されたらまずはぶっつけ本番でシャドーイングしてみます。耳からの情報だけで脳内でテキスト化して声に出す練習は同時通訳の練習にもなります。

(3)音声を聴きながらテキストを目で追う

動画の音声を聴きながら、テキストを目で追います。この時アナウンサーの抑揚の付け方どこで区切って話しているのかなどに意識を向けながら聴くのがポイントです。

(4)テキストを見ながらシャドーイングする

次は音声ありでテキストを目で追いながら実際に声に出してみます。スピードが早くてもとりあえず食らいついて発話します。何回も繰り返すと少しずつ慣れてきます。突っかからずにスラスラ言えるようになるまで何回も反復練習します。私はこの工程に一番時間をかけます。

(5)音声なしでテキストを音読する

音声なしでテキストだけを見て音読します。音読の途中で発音やイントネーションが曖昧な箇所があったらチェックしておいて、また(4)の工程に戻ってネイティブの音声でセルフチェックします。

余力があったらこの原稿でSTや同時通訳の練習までできたら尚良いと思います!

③普段から目に入った韓国語は声に出してみる

他にも日常的に実践していたことは、とにかく声に出して韓国語を読んでみることです。
スタディや授業で使う原稿を選ぶ時にはいくつか候補を決めて最終的にどの原稿を使うか決めるのですが、その際ネイバーニュースやGoogle検索などを使って様々なニュースサイトを梯子することになります。気になった記事をクリックしてみてこれは原稿の候補になりそうだと思ったら、とりあえず冒頭から声に出して音読してみます。あまりにも読みづらい記事(情報の羅列が多すぎたり専門用語が多すぎたり)だったら途中で音読をやめて候補から外しどんどん次の記事を探していきます。こんな具合に、いい感じだなと思った記事は目で追って読むだけじゃなくて最初から声に出して読むようにしています。これを習慣化すると長期的に見るとチリツモで、結構な量の音読量になります。オススメです!

④嫌でも自分の韓国語に向き合う

(1)自分の声を録音して再生する

発音練習は、間間で自分の現状を把握して修正していくことが大切だと思います。私の場合は授業やスタディで使う同時通訳の音声ファイルを準備するために、嫌でも週に2回は韓国語の原稿を読んで録音するという作業をしていました。コロナ禍では同時通訳の練習もオンラインで行っていたので音声ファイルが必須だったからです。1年生の時には新聞記事を音読して提出する課題もあったのですが、自分の韓国語を聴くって本当にいい気持ちはしません。自分の出来なさを真っ正面から突きつけられてる感じがして、なんかムズムズします。でも続けていくと、自分でも「今の発音ちょっと変だったな」っていうのがわかってくるようになります。

(2)韓国人に音読を聞いてもらってご指摘を受ける

たまに、仲のいい韓国人の友達に時間を作ってもらって電話しながら発音チェックもしてもらっていました。
これは、対面授業で同時通訳の原稿を読まなきゃいけなかったり、逐次通訳で専門用語の多い原稿を読み上げなきゃいけない時などどう頑張っても自分一人ではどうにもならないって時だけお願いしていました。原稿を読みながら、発音が変だったら間髪入れずにすぐ指摘してもらうっていうのを繰り返しました。完璧にできるまで付き合ってくれたお友達には感謝してもしきれません。相手も根気がいることだと思うので、本当にありがたかったです。

⑤文章を区切るためにスラッシュを引く

文章の抑揚をうまくつけるためには、音声をたくさん聞いてネイティブの息継ぎの位置や話し方などを自分の耳で聞いて真似するのがオススメです。

例えばこのように、軽く息継ぎしてる部分には小さめのスラッシュ、思いっきり切れてる部分は大きめのスラッシュを引いてみました。他にも切って読んでしまいがちな部分には「^」のマーク、読んでみて発音しづらいと思った単語には黄色のマーカーを引いてみました。꼭の部分はしっかり読む、強調するという意味を込めて「」をつけておきました。こんな風に原稿にスラッシュを入れることで実際に授業で読み上げる時にものぺっとならずに抑揚をつけて読むことができます。音声がなくても自分で考えながらスラッシュを入れて、授業の本番でうまくできるように事前に備えました。

⑥あやふやな発音は動画で調べる


あやふやな発音はYouglish for Koreanというサイトを使って調べます。

このサイトはめちゃくちゃ画期的で、例えば「점유율」の発音が難しい!と思ったら検索欄に単語を入力してクリック。

すると、점유율という言葉を発している文章をピンポイントで再生してくれます👏🏻

次へ進むボタンを押すと、別の動画が再生さるので1人のスピーカーだけではなくいろんな人の発音を聴いてみるのがいいです。複数の動画をみることで前後にどんな単語が来るかや一緒に使われがちな表現も学べるのでオススメです!

⑦音読を続けて変化を感じたこと

2年生の1学期頃から少しずつ、発音が良くなってきたのを実感し始めました。それまでは発音がおかしくても指摘されるまでそれが間違いだと気づくことすら難しかったのですがコツコツと音読を続けていくうちに、読みながら「あ、今の発音ちょっと変だったな」という違和感に気づけるようになりました。あとは言葉では説明が難しいのですが、舌の位置や口の形が頭に浮かぶようになったというか、例えば장という文字を見たらパッチムがㅇだから口の中で舌はこの位置にくるっていうのが頭を使わなくても習慣として自然とできるようになったと思います。

⑧最後に

2年生の時にある教授が「隙さえあらばとにかく音読をしなさい」とおっしゃったことがありました。教授も同時通訳の現場に行く前の日には日本語の文章をとにかくたくさん音読するそうです。最前線で通訳の現場に立つ教授がおっしゃるくらいだから信じてやってみようと思って続けたのが音読でした。在学中は韓国語だけでなく日本語の音読もたくさんしました。日本人でも音読やシャドーイングを疎かにしたままブースに入ってしまうと噛み噛みになったり、韓国語につられて変な日本語を発してしまうことがあるので(😂)母国語の音読にも力を入れました。私が在学中これだけは誰にも負けなかったと自信を持って言えるのが音読量です。劇的に効果を実感できるものではないので根気がいるかもしれませんが、続けると必ず「あ、伸びた」と感じる瞬間が必ず来ます。ですので、発音がうまくできない悶々とした状況から抜け出せずにいる方がいらっしゃたら、1日数分からでもいいのでぜひ韓国語の音読を始めてみてください!

音読の力はすごいです!私が保証します!
それでは、共々に頑張っていきましょう(๑╹ω╹๑ )


ずみ。






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