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438杯目:【子育て】お金を払って働くが理解できる人になってほしい

お金を払って働く…

なにそれ?って感じでしょうか。
働くというのは必ずお金という利益が発生するものだと思いますか?
もちろん上手くいかなくて、働いても一銭にもならなかった。という事もありますが、それどころか働いているのにお金を払うって…。

働くというのを調べてみると『職業・業務として…』とありますが、『肉体・知能などを使って…』ともあります。
だから、働くというのは利益が発生するかしないかだけではないのです。
と言っても、働いた上にお金を払うというのは???かもしれません。

ちょっと表現としてはキャッチーかもしれませんね。
キングコングの西野亮廣さんファンならお馴染みのフレーズではあるのですが、それは特殊なことなのでしょうか?
日常生活、団体生活を冷静に見てみると、意外とお金を払って働くということはあるのです。

例えば、保護者として言えばPTAとかオヤジの会とかの学校のボランティア。
うちの子供が通っていた小学校のオヤジの会は運動会や小学校のお祭りで模擬店を出店して子供たちの楽しみの一つを提供していました。
そして、それで売り上げた利益を学校の備品購入のお役に立てていただこうと学校に寄付をしています。
ここまででは、まだお金を払って働いているというのはわかりませんよね?
オヤジ一丸となって、準備から材料買い出しから調理・販売までやり終えると、満足感や反省点など出てきて、その日の夜に参加できる人は打ち上げ反省会をやろうという事になります。
もちろん!?オヤジたちが集まるので呑み会です。
この飲み会の参加費、当然自腹です。
この時点で、前日の準備から働いて、自分の子供とのお昼時間も削り、そんな事までしているのに、5,000円なりの飲み代を出して参加するのです。
みる人から見れば、理不尽!?ブラック!?ですよね。
しかし、そこに集まってくるオヤジたちは、誰1人それに文句を言う人はいません。
それどころか、逆に楽しそうで、終わってしまうのが惜しいようで、最後には、またボランティアやったら飲みやろうね!と言う話で終わります。
働いたのに、また自腹で反省会をやろうと喜んで言っています。
これがお金を払って働くという事です。
オヤジたちは、お金を払って働いても、その働いた事によって得たものが大きいので、またお金を払って働くという事に何の異論もないのです。

子供には、これを理解できる人になってほしいのです。
こういう事が出来る大人になってほしいのです。

これを理解できない大人はたくさんいます。
これを理解できない大人は必ず言います。
『どうせ、この模擬店で買っても、その売上はこのオヤジたちの飲み会の飲み代になるだけ。』
『自分たちの飲み代稼ぎの活動。』
本当、寂しくなるけど、そう言う人が多くいます。
それはオヤジの会に限らず、PTAにしても地域の活動にしても、それを見て、そう言う人多いですよね。

そうなると、逆にいうとお金が発生しないのなら無駄だから働かない。
子供には、そのような物事の考えが浅い寂しい人にはなって欲しくないです。
ボランティアしていて、相手からの『ありがとう!』という言葉や笑顔や触れ合いで、お金に変えられない素晴らしい思いが出来るという事を知ってもらいたいです。

現在、子供たちは、毎週のように週末は様々なボランティアに自ら参加したりしているので、その辺の親としての気持ちは伝わっているようです。
きっと人に優しい温かい人間になると思います。

#コラム #エッセイ #子育て #ボランティア #働くという事 #西野亮廣 #親父の会 #PTA


貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。