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582杯目:人の倫理に任されるシステムに戸惑う自分(苦笑)

唐突ですが、自分は餃子が好きです。
餃子の好きな理由は、餃子一つで多くの栄養が自然に取れる。
主食にもなるし、おかずにもなるし、ツマミにもなるし、オールラウンドプレイヤー。
餃子作りをすると家族のコミュニケーションの機会にもなる。

そして、お店に行って餃子を食べることもあるし、お持ち帰りで餃子を買うこともあります。
このご時世なので、テイクアウトができる餃子は本当ありがたい。

そしてここからが本題。
住んでいるところの隣町にテイクアウト専門の餃子店が1週間ほど前にオープンしました。
半径30キロ圏内なら(笑)、色々な餃子を食べてみたくて買いに行くくらいなので、もちろん今度オープンした餃子店も自分の購入圏内。

何かテレビでも話題になったようだし、隣町にオープンしたのは1週間前だけど、ネットで調べてみると、全部で66店舗あるようで、ただ単に自分が近くになかったから知らなかっただけのようです。

そして、満を辞して!?お店に行ってみると、そこは無人直売所。
ここまで聞くと分かる人は分かるかもしれませんが、無人直売のチェーン餃子店というのは餃子の雪松
群馬県の創業昭和15年の餃子の名店が展開しているチェーンのようです。

まっ、よくあるといやよくある展開の仕方ではありますが、自分が驚いたのは販売体系。
それは無人販売という体系。
それはきっと餃子の自動販売機?

いや、その上を超える驚きの販売システムだったのです。
無人直売という形は、観光地や田舎の農村地に行くと、道端に小屋を建てて棚に農作物を並べて、そこから取った分の金額を箱に入れてってね!という販売システムを見かけます。
まさにそれなのです。

お店に入ると、冷凍庫にはたくさんの冷凍餃子が。
36個税込1,000円、これが購入単位。
その冷凍庫を開けて、購入する分の餃子を取り出して、その分のお金をこの箱に入れて行ってね!という買い方。

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野菜などの農作物なら分かるけど、冷凍餃子でこのシステム?と商品によって差をつけて考えるのは間違いですが、そうは言ってもやっぱり度肝を抜かれる販売方法。

平和な日本だからできる販売方法などと言う人もいますが、そうは言っても最近の日本は物騒といや物騒f^_^;
先日、同じシステムの無人路面販売で、1袋200円のミカンを20円しか箱に入れないで3袋も持って行ったお年寄りが捕まったニュースを見たばかり。

あまりに規制や管理される事に慣れてしまった自分にとっては、一つ一つの購入するための動作にトラップがあるのではないかと考える自分が、ある意味嫌になってしまいました。

店内に入り、まず餃子の入っている冷凍庫を開ける。

何の抵抗もなく開けることができ、そこから餃子を取ったら取った分の数をセンサーか何かで管理されているのかと思えば、それはなさそう。
そしてお金を入れる料金箱には、ちゃんと箱に入れた金額をチェックする機能があるのかと思えば、全くそれもなさそう。
お金を入れる隙間から、お金を落とすだけ。
そしてお店を出る時も、もし不正をしたら、ドアがロックされて出られないとかの機能もなさそう。
盗難防止策としてあるのは防犯カメラだけ。

今の時代、こんなアナログで、人の倫理観のみに任された販売方法があることに驚くとともに、その一つ一つに、そんなはずはない!きっと規制や管理などのトラップがある筈だと考えてしまう自分は現代に毒されているなとまで思ったほど。

こんなに簡単に冷凍庫が開けられるわけがない。
冷凍庫からとった餃子の数を管理されてないわけがない。
お金を入れる箱に、入れた金額をチェックする機能がないなんて考えられない。
それらのトラップがない状態なのに、スンナリとドアを開けて出られるわけがない。

と、次々と思う自分に自己嫌悪f^_^;

一つだけ、盗難防止策ではないけど、悪いことができないような気持ちにさせる部分を見つけました。
それは、お金を入れる料金箱のエリアが…
お賽銭箱が置いてある神社を思わせるようなイメージ。
これによって、悪いことをしようと考える抑止力になっているのではないかと思いました。
ここはちょっと勉強になる。

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そして、この販売方法が、これからも成り立つ日本でいてもらいたいですね。
それが日本人としての美学でもあると思うので。
最近の違法じゃないから良いとか、ダメって書いてないから良い!っていう思考からの脱却で。

今回はテイクアウト餃子を買いに行った5分間くらいの体験でしたが、色々なことを考え学んだ時間になりました。

#餃子の雪松 #無人販売 #餃子 #倫理 #冷凍餃子 #テイクアウト #コラム #エッセイ

貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。