マガジンのカバー画像

ポエム

26
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

都市開発

都市開発

都市開発

街は移ろう。
移ろいの中に、50年前の営みはポツンと異色を残している。
そして飲み込まれていく。
そこにあった団塊の営み。

公園。はしゃぐ子供達。犬を連れた人々。
大丈夫。今にもちゃんと残っているよ。

無くならないよ。そこに人がいる限り。
営みは消えない。バブルが弾けても。絶望と停滞をテレビが報じても。
そこに気づける私でありたいと私は思うの。

小さな幸せ。

もっとみる
梅雨葵

梅雨葵

梅雨葵

つゆあおいと読むらしい。インスタのフォロワーさんの投稿で知った。
咲き始める時に梅雨を迎え、空高く昇る頃には梅雨が明けるという。

期待。
そう感じた。
まだまだだよ、咲き始めたんだよ。
いつか空高く伸びておくれ。梅雨の恵みの雨から覗く晴れ間を待っているんだよ。

でも、無理はしないで。君には君の伸び方がある。
そして、梅雨も悪くはないからね。

梅雨葵、つゆあ

もっとみる
壊れぬハートが欲しいのだ

壊れぬハートが欲しいのだ

壊れぬハート。
どんなハートだろう。どんな心。どんな脳みそ。

ダイヤモンドのように強靭なのだろうか。
稲穂のように柔らかくしなやかだろうか。

最早、その両方だろう。

鞭のようだと思った。
強い力で振り回せばそれが同じくらいの強い力の痛みになって返ってくる。

飴のようだとも思った。
噛まずに優しく味わえば、最後まで甘い香りを残してくれる。

(壊れぬハートが欲しい
壊れぬハートが欲しいのに)

もっとみる
海



夏の空に輝く海。

きらきら、ぴかぴか

太陽燦々。
太陽の熱気を吹き払うかのようにウッドデッキに風がそよそよと吹いている。

私の心も晴れわたってくるかのよう。

母なる太陽と海と風が雑念を洗い流してくれる。
まるで自分を丁寧に水洗いして天日干ししてくれているかのよう。

お弁当を持って行った。1人遊びは得意だけど、友達と電話しているとこの空気を共有したくなる。
お裾分

もっとみる