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江戸時代の日本の原風景

こんにちは。

「#暮らしたい未来のまち」というnoteの企画があったので、それについて書いてみたいと思います。

僕が想像する「暮らしたい未来のまち」は「笑いが絶えないまち」です。

そしてそれは、江戸時代の日本に原風景があります。


江戸時代に日本に来た外国人の記録を集めた
「逝きし世の面影」渡辺京二 著 によると、江戸時代の日本人の働きぶりや町の様子が次のように書かれている。

・この民族は笑い上戸で心の底まで陽気である

・日本人ほど愉快になり易い人種はほとんどあるまい。良いにせよ、悪いにせよ、どんな冗談でも笑いこける。そして子供のように、笑い始めたとなると、理由もなく笑い続ける。

・道ゆく子供も大人もみんな幸せそうに笑って、幸福感に満ち溢れて暮らしていた

・大人は仕事は早めに切り上げて、夕方には子供と一緒におもちゃで遊んでいた

・大人の仕事ぶりは、怠け者かと思うほど、時間はかかるし、時間の価値など念頭になく、時間どおりに契約を実行させるのが難しかった。自分のペースを崩さないが、仕事の仕上がりはレベルが高かった

・利益を大きくするために、仕事を増やそうとせず疲れ果てるまで仕事はせず、早く仕事を終えても、次の仕事に取り掛かろうとはしなかった。

・日本人の悠長さと言ったら呆れるくらいだった

・一人の労働者に何かの仕事を命じてみたまえ。
彼は常に必要以上の時間を要求するだろう。
注文を取り消すと言ってみたまえ。彼は自分が受けてよいと思う以上の疲労に身をさらすよりも、その仕事を放棄するだろう。どこかの仕事場に入ってみたまえ。ひとは煙草をふかし、笑い、しゃべっている。

・日本人は仕事を休むために常に口実が用意されている。暑さ、寒さ、雨、それから祭である。

・けれど、日本人が怠け放題に怠けているときにこそ、日本人の独特なやさしさと親切さは輝き出たのである。   

・この国の主な仕事は遊びだったといってよい。

これを読んで思わず、大笑いしてしまいました。
こんな部下がいたら、現代の働き方だとたぶん発狂してしまうだろう。

時間に遅れず、勤勉で、テキパキこなす現代の日本とはまるで真逆だ。
のんびり、自分のペースで働いていたことが見て取れる。

それによって、みんな気持ちにゆとりがあり、笑いが絶えなかったのだろうと思います。

このような社会だと必然的に今の社会の殺伐とした色んな問題も無くなっていくように思います。

問題にフォーカスして諸悪の根源を見つけて戦いモードで解決策を進めるより、暮らしたい明るい社会を作り、それが実現した結果、諸問題もいつのまにか解決していたというあり方がいい。

やはり、AIが仕事をしだすと、これからは遊びなどを中心とした働き方と生き方に沿った街になっていくと思いますし、そのように生き方がしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

合掌
弥栄

#暮らしたい未来のまち

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