コーヒーのある暮らし
なんでこんなにコーヒーが好きなんだろう。
一度立ち止まって考えてみた。
それは、母親の影響なのかもしれない。
母が飲んでいたブラックコーヒーに憧れ、
それが飲めるようになった私。
普通のコーヒーだったのに、それが原点ではないかと思う。
母はインスタントコーヒーが定番の飲み物だった。
家には必ず、ブレンディコーヒーやネスカフェが常備されていた。
あの味が私の青春時代の味。
そこにミルクを注ぎ、ミルクコーヒーとして飲んでいたが、思春期を過ぎタバコを覚えると缶コーヒーをコンビニで買うようになった。
振り返ると、コーヒー、タバコ、車の3ワードが連鎖していた。
日本にいた頃、出勤まえのコンビニ立ち寄りは日常化していて、朝食のパンと缶コーヒーが定番だった。
帰宅前にも眠さがひどいとき、小腹がすいた時には、よくコンビニを利用していた。
ヨーロッパに来てからは、その連鎖も無くなり、コーヒーのみを楽しんでいる自分がいる。
自宅でハリオのコーヒ器具を利用し、コーヒー豆を挽き、抽出を楽しんでいる。
なんて優雅にコーヒーを楽しんでいるのだろうと、過去の自分を思い出すと思うことがある。
豆の香りで癒やされ、コーヒーを抽出したときの香り、口にしたときの香り。
嫌なときも嬉しいときも、美味しいコーヒーを飲めば気分が晴れる。
人を幸せにしてくれるコーヒー、今後どんなふうに私人生を共にしていくのだろう。
気楽に自宅で美味しいコーヒーが飲めるようになった時代に生きる私。
それだけで幸せなことなんだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?