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アブストラクトゲーム総合誌『Abstract Games』について書いてみる

珍ぬは、ボードゲームのなかでも特に「Abstract Game(アブストラクトゲーム)」に関した記事をよく書いています。
なので、「アブストラクトゲーム博物館」(ここしばらくは更新はほとんどない)は、情報を知るうえで大変お世話になっているサイトです。

『Abstract Games Magazine』とは

サイトの項目の1つに、アブストラクトゲームとその周辺に関わるたくさんの参考文献を紹介しています。
なかでも、読みたいが無理かも……となかばあきらめている、アブストラクトゲームのみの総合誌『Abstract Games』があります。

レビューを引用します。

アブストラクトゲームの専門誌。現在休刊中。 ゲームの紹介、プレーした棋譜や研究など。同人誌的学会誌的な内容で、アブストラクトゲームの専門という大変ユニークな雑誌です。古典ゲーム、というだけでなく、古典でかつニッチであまり知られていないようなゲームを、意識して重点的に特集しているようです。誤植などが多いのが玉に瑕

2000年から2003年の4年間の季刊誌できっちり16号発行しました。16号を最後に休刊との事です。

博物館の紹介記事にあるリンクをたどってみると、もう閉鎖したようです。
……ああ、一体どんな内容なのでしょうか。




博物館の更新はここ2、3年滞っています。
なので、最新の情報はどうなっているのか。






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2019年に17号が発行してるやーん。

『Abstract Games Magazine』を読む

まさかまさかの16年後の再始動。半年以上経過して、たまたま知りました。

サイトのアドレスも変わっていました。
2020年5月時点での最新号は19号で、17~19号はブラウザ上で読むことができます。

さらに、書籍形態(オンデマンド)での購入もできるようです。ただし19号は7月になります。

さらにさらに、PDF形式のファイルのアーカイブ(Archives)も用意しています。

ああ、これで以前発行していた1~16号も読めたらなあ……と、思います。

はい、こちらも書籍(Print back issues)・PDF(Archives)どちらもあります。
ついでに言うと、

PDFは無料でダウンロードできます。

アーカイブのページには、Donate(寄付)のリンクもあるので、感謝の気持ちも送れます。

アブストラクトゲーム好き感涙

英語で書かれているので読むのは難儀ですが、図解も多いのでそれなりに楽しめると思います。

紹介されているゲームもバラエティに富んでいます。

チェスや将棋のバリアント(3Dチェスや禽将棋とか)も数号連載するほど、ボリュームもあります。

『HEX』の戦略についての連載記事は、Cameron Browneさんが書いています。

Nestorgamesで製造販売しているゲームも、あります(『Arkon』『Chase』などなど)。

インタビュー記事(16号は、Reiner Kniziaさん)もあります。


特にアブストラクトゲーム好きな方、英語が苦手でも読む価値、非常にあると思います。

アブストラクトゲーム総合誌『Abstract Games』。末永く続くことを切に願います。



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