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今の野党には政権交代できたとしても『ジェノサイド的に』自民党の過去の疑惑を粘り強く追及できる気概はあるのか?

自民党の裏金問題は、事実上安倍派と二階派の一部を袋叩きにするような処分で一応の決着を見る可能性が見えてきた。国民のほとんどは、この処分でもまだ甘いと思う意見が大勢のようだが…

そんな意見がくずぶったところで、今の野党には『次の選挙で政権交代しても過去の自民・公明の連立政権下での疑惑の追及を緩めない!逆に徹底的に首を絞めにいって自民・公明を壊滅させる!』という気概が何一つ感じられない。

過去の政権交代の折は、
『政権を獲ってしまったら過去の自民党の疑惑は放置』
のようなスタンスに思えた。
実は、政権交代が簡単に起きないのはこの野党の
『党利党略さえ叶えばあとは野となれ山となれ』
って精神が自民党に下野という形での『禊』の口実を与えてしまっているのではないかと思う。

では、これが、
『我々は自公から政権を奪っても自民党の過去長年の疑惑・金権・腐敗にメスを徹底的に入れて完膚なきまでに自民党をぶっ壊す!』
なんてスタンスを実行したらどうなるのか?
そうなったら、政権交代の効果が覿面に出て、
『もう野党に政権を任せても安心できる』
という国民にとっての安心世論につながるのではないのか?

このようなことを書くと、
『自民・公明に極東軍事裁判級の裁きを与え鉄槌を下す』
ようなイメージを想像する方が多いと思うが、政権交代が実現したからにはこのような政治弾圧というのも実現してほしい国民は多いはず。ある意味、『政権交代による逆ジェノサイド』
のようなことが、今の日本の与野党の緊張感には必要なのではないかと思う。これで国際社会がジェノサイド条約違反とか指摘されても、政権側が脱退手続きをとればかわせると思う。

そういう意味では、このシナリオの前提である立憲民主党に
『自民・公明両党を政治的ジェノサイドで壊滅する気概はあるのか?』
というのが、政権交代への本気度として試されているとみてもいい。


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