見出し画像

【回想録】ついに夢のフィレンツェでの工房をオープン

自営業の滞在許可証が無事に取得できて、次はいよいよ工房探し。
ちなみにZouganistaという名前はこの申請の時に屋号として付けました。

Zougan(象嵌) + 〜ista(イタリア語で専門職の意)

日本とイタリアの文化や感覚、デザイン、技術などが入り混じった古いけれど新しいモノづくりをしていければという気持ちを込めた名前です。

工房探しはとにかく大変で物件を回ること20〜30件。
一番のネックは予算の部分ですがそれ以外にもフィレンツェの古い町ならではの湿気の問題や独特の間取りなど、、、予算内に収まるような物件はそれなりに問題があります。
フィレンツェの立地としてDuomoやウフィッツィ美術館など有名観光スポットのあるCentroと言われるアルノ川の北側はとにかく物件が高い。
観光客の来客は見込めるものの元々が観光向けのものでもなくどちらかといえば集中して作業のできる環境が望ましい。
アルノ川の南側・Oltrarno/オルトラルノと言われる下町エリアは様々な職人の工房がまだ多く残るエリアで師匠の工房もそのエリアにあります。
自分としてもこの職人工房エリアが良いなと考えていましたがCentroに比べると来客はごくわずか。
そんな悩みを抱えつつ工房探しを続けていると知人の職人さんの大家が職人に貸したい物件があるということで紹介をしてもらうことに。
予算的にも良くて立地はSanFrediano/サンフレディアーノ地区という職人エリアで駅からのアクセスも徒歩で15分ほど。

画像1


広さ的にも一人で仕事をするには十分の大きさということでついに決定!

画像2

オープン記念の時には様々な方に来ていただき最高の瞬間でした。

画像3

2014年3月17日、Zouganista Firenzeがいよいよスタート!
ここから様々な出会いが生まれていきます!!

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?