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2021個展を振り返って

フィレンツェに戻ってきて10日が過ぎました。
日本滞在の一ヶ月間、嵐のように時が過ぎてまだ自分が本当に日本に帰国していたのか、、、ぼんやりと夢の中のような気分です。

少しずつ頭の整理をするためにまずは今回の帰国のメインであった個展を振り返ってみます。

今の状況でどこまで会場に足を運んでいただけるか不安でしたがトータルで200名近い方にお越しいただき会期の四日間はひたすら喋り続けました。

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展示を考える上で作品を見てもらい易くするというのは大前提ですが自分が意識するのは空間・空気づくり。
誰もいない状態で写真を撮るのがベスト、
ではなく来ていただいた方がいてその方達と話す自分がいて、、、そこで展示会としてはベストのコンディションになるようにセッティングをするように意識しています。

もともと木象嵌という表現方法はそういった側面が強く、そういった部分に自分は惹かれていることもあるので写真で見ていたイメージと会場で見る雰囲気がまた違って面白いと言っていただくことが結構多いです。

そしてもう一つ個展を行うときに意識していることが「場」を作るということ。

イタリアを感じる場
自分のお気に入りの服を着て出かけたくなる場
作り手同士やそれを探している方たちが出会える場
少しだけ、非日常を味わえる場
創作意欲が自然と湧いてくる場

来ていただいた方達で知らない人同士でも話が盛り上がるという光景は自分の個展ではよくある話でそういったことが起こるように展示方法にも少し仕掛けをしています。

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久々にお会いする方、SNSで見ていただいて初めてお会いする方などいろいろなお話が伺えて本当に充実した展示会にすることが出来ました。
この楽しさを一度味わってしまうとやっぱり展示会はやめられないですね!

また楽しんでいただけるようにいいモノづくり・場づくりをしていきたいと思いますので今後ともよろしくお願い致します!!

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大学からの友人で今回のギャラリーのオーナーでも笹嶋氏に改めて感謝

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